「アル中日記」13 Dモード炸裂
久しぶりにエンジンに火を入れた。走行距離も300kmを超え、遂に“D”モードが使用可能になった。MITOも同じD.N.Aシステムを持っているが、“D”モードはエンジンの吹けが格段に良くなり、パワーもトルクも上昇。まさにdynamic!これが本来のアルファロメオだと感じさせてくれる。だからMITOは常に“D”モードに入れっぱなしにしている。
さて話を4Cに戻そう。第10話でも触れているが、4CはMITOと比べ140kg軽く、パワーも70馬力多い。だから“N”モードでも十分だと思っていた。しかしせっかく装備されているのだから、ものは試しで高速道路の料金所を通過するタイミングで、レバーを“D”に入れた。まず感じたのはエンジンの音。何と表現すれば良いのだろう。とにかく太く大きくなった。更に吸気音も、あのブローオフバルブからの「プッシャー」という音も大きくはっきり聞こえるようになった。変速のタイミングも変わり、より上の回転数を使えるためか加速が一段と鋭くなり、気がつくと130km/h以上出ている。なぜ気がつくのかというと、エンジンの回転数はそれほど極端には上がっていないからだ。まだ慣らし運転の真っ最中。故に3,000回転以上は出来るだけ回さない様にしている。その感覚なのにスピードメーターがどんどん上がる。
加速の感覚は古くて申し訳ないのだけれど、GC8スバル・インプレッサWRXのターボが効いてからの加速より更に鋭く、それでいて安定感も高い。だから乗っているというより、乗せられているだけの自分でも恐怖は感じない。何となくだが100km/h位で流している様な感覚だ。ハンドルを持つ両手は軽く汗ばみ、間違いなく口元が緩んでだらしない顔をしていたと思う。
さて今回の目的地も前回と同じ羽生PA(上り)。黒蜜きな粉のかき氷でクールダウン。
更に日本橋人形町の老舗「玉ひで」が監修した五鉄の「極・親子丼」。
これまた絶品。羽生PA侮り難し!
今回も最後までお付き合い頂き、誠にありがとうございます。