2024年映画ベスト10
1年が早いですね〜。
今年は劇場映画151本、配信50本を鑑賞し、新作劇場映画から2024年のベスト10を決めました。
1位『ゴースト・トロピック』
本当は2019年の作品ですが、日本では初公開。
地味とも言えるこの映画がどうしても忘れられず、1位にしました。
質感や味わい深さ、主人公の声に出さない思いなど、心に染み入る良さがありました。
『Here』と共に配信を希望しているのですが、まだ叶わず。
2位『ホールドオーバーズ 書いてけぼりのホリディ』
Xをやっていて、皆さんの2024年度ベスト10を楽しく拝見しているのですが、とても多くの方がこの作品を挙げられています。
クリスマス時期の物語で、ちょうど最近アマプラでの配信も始まりました。そこで初めてご覧になった方も多いでしょうね。
クリスマス映画の定番になっていってほしいです!
3位『チャレンジャーズ』
これは、もう一回見たいといつも思っている作品。
夫と親友の本気の絡み…いや、試合が見たいタシの気持ちが「私には分かる!」と勝手に思っています。
スポーツ映画のようで、違うんですよね。ウフフフ…。
4位『ぼくが生きてる、ふたつの世界』
この母と息子のぎこちないけれど愛情あふれるやりとりが、本当に素敵です。
コーダ云々というより、母と子の普遍的な物語になっているところがいいのです。
5位『コット、はじまりの夏』
何と言ってもラストシーンが素晴らしく、これまでの気持ちがお互いにわっとあふれ出すところで、涙もあふれます。
架空の話ながら、コットちゃんのこの先の幸せを願わずにはいられませんでした。
6位『悪は存在しない』
ラストをどう解釈するか、公開当時かなりザワついた記憶があります。
ずっと「良さげな人」として存在していた父親が、実は深い闇を抱えていたのだ、というのが私の解釈です。
いろいろ想像できる作品は面白いですね。
7位『Chime』
45分で本当に大きなインパクトを残した作品。
吉岡睦夫さんの怪演、変化していく様子が本当に怖いです。
黒沢清監督はこの後の『Cloud』も良かったけれど、こちらの方が好きかな。
8位『ボーはおそれている』
10本の中では最もメジャーな作品かもしれません。
不条理ものが好きなのでとても面白く見ました。本当に変な映画で、アリ・アスターの中では一番好きです。
ホアキン・フェニックスが悲惨すぎていたたまれない気持ちになりますが笑。
9位『悪魔と夜ふかし』
ちょっとふざけた映画も入れたくて9位に。
質感、美術、衣装など70年代の雰囲気がたっぷりで、オカルト・ホラー仕立てが本当に楽しい作品でした。
10位『本日公休』
1位の『ゴースト・トロピック』同様、中年女性のある1日を追った(だけの)作品です。
私がもし若ければ、面白く感じなかった作品ではないかと思います。
今の年齢だから味わえるのかな、と思い、10位にしました。
おばさんしみじみ枠ですね。
まとめ
今年は去年の1.5倍くらい見られて、本当に幸せでした。
今の生活ではこの本数が限界だと思いますが、来年もできる範囲で映画館に足を運びたいと思っています。
子どもたちが独立して、父が元気でいてくれたら、もうちょっといけるかも…なんて。
家で配信作品をもう少し見たいとは思っています。家ではこまごました用事がはいってくるし気が散るので、なかなか見られないのです。
まあボチボチがんばります。
今年も一年ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いします。