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模擬授業19 整式の乗法 東京書籍『数学Ⅰ』p.16
模擬授業
2004年3月6日(土)。JHH東京例会での模擬授業。
「16頁。整式の乗法」
「プリントを、このように見せます。」「さすが、早い。」
「整式の乗法」
指示1 読みます。「多項式の」、さんはい。
「多項式の・・・用いる。」
発問1 多項式の積を計算するには、どんな法則を用いるのですか。はい。
「分配法則です。」「そうだ。」
説明1 分配法則の式が2つあります。
発問2 ひとつ目は何ですか。
「A(B+C)=AB+ACです。」
「もうひとつは。」「(A+B)C=AC+BCです。」
発問3 A(B+C)=AB+AC。この式は、どんな法則ですか。
「分配法則です。」
「(A+B)C=AC+BC。この式は、どんな法則ですか。」「分配法則です。」
指示2 例10。黒板と同じように、ノートに式を書きます。
「1行空けて、例10 7x(x^2+3xy-2y^2)」(言いながら書く。)
「書いた式を読みます。」
指示3 分配法則の矢印を書きます。
発問4 まず、何かける何ですか。
「7xかけるx^2です。」
説明2 7x・x^2と書きます。
指示4 続きを書きなさい。
「7x・x^2+7x・3xy+7x・(-2y^2)」「できた人は、赤で小さく丸をつけます。」
指示5 イコールを縦にそろえます。続きを書きなさい。
「7x^3+21x^2y-14xy^2」「できた人は丸。できなかった人は写しておきます。」
指示6 念のため、教科書の注意を読みます。7x・x^2の、さんはい。
発問5 これ(・)は、何を表しますか。
「積です。」
発問6 何と同じ意味ですか。
「×です。」
指示7 問10。まるっきり同じように解きます。(1)ができた人は身せにきなさい。
板書
例14 7x(x^2+3xy-2y^2)=7x・x^2+7x・3xy+7x・(-2y^2)
=7x^3+21x^2y-14xy^2
検討
1.「このように見せます。」「はい、ありがとう。」ありがとうはいらない。生徒にこびている。
2.発問2でジャンプしている。その前に、「指で押さえます。お隣同士確認。」が必要。
3.例10は、分配法則の式に対応していない。問10の(1)も対応していない。
4.分配法則の面積の図も扱うべきではないか。
5.先生問題を入れる。
6.( )は、「かっこ かっこ閉じる」と発音する。
7.x^2は、「xにじょう」と発音する。
8.例10で分配の矢印を書かせる。そのための「1行空けて」という指示が抜ける。
分析・自評
1.「ありがとう」を注意されたのは2度目である。確かに生徒にこびている。いう必要はない。
2.「かっこ閉じる」「にじょう」などTOSSのスタンダードな読み方を学ぶことができた。
3.分配法則と例10のジャンプを考えていなかった。
4.先生問題は、普段の授業ではやったが、5分の模擬授業では考えていなかった。
5.例10を解かせる、ことだけに執着しすぎた。