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模擬授業65「必要条件と十分条件」
模擬授業
2006年6月10日(土)。
はなみずき例会での模擬授業。
東京書籍『数学A』,p22,23
22ページ。タイトル「必要条件と十分条件」
指示1 みんなで読みます。2つの条件p,qについてい、さんはい。
発問1 pはqであるための何条件であるのですか。
「十分条件です」
「qはpであるための何条件であるのですか」「必要条件です」
板書1
p⇒(ならば)q 成り立つ
十分条件 必要条件
「問5。読みます。次の条件、さんはい」
発問2 カッコ1。p⇒q、図形Fが台形ならば、図形Fは平行四辺形である。成り立つか成り立たないか。
挙手で確認。「成り立たないです」
「反例の図を書けた人は見せにきます」
発問3 q⇒p、図形Fが平行四辺形ならば、図形Fは台形である。成り立つか成り立たないか。
「成り立つ」挙手で確認。
発問4 qはpの何条件ですか。
「十分条件です」
「pはqの何条件ですか」「必要条件です」
説明1 したがって、pはqの必要条件です。
指示2 カッコ2を同じようにやります。p⇒qができた人は見せにきます。
検討
1.反例を考えるのが面白かった。
2.必要条件、十分条件が何か分からない。
分析
1.反例がすぐに出てしまった。もっと考えさせたかった。
2.必要条件、十分条件が言葉だけの扱いになっている。例となる話(江戸川区に住んでいることは東京に住んでいることを言うのに十分、東京に住んでいることは江戸川区に住んでいることを言うのに必要)などを多く調べ、わかりやすいたとえ話をひとつ入れるとよい。