模擬授業56「絶対値の方程式」
模擬授業
2006年2月18日(土)。あさひ例会での模擬授業。
東京書籍『数学Ⅰ』p.47
指示1 絶対値χ=2とノートに書きます。
全体を見渡してから、|χ|=2と板書
説明1 絶対値2とは、原点Oから2離れている点χのことです。
発問1 χは値、ひとつは何ですか
「-2です」
「もうひとつは」「2です」
「同じように解きます。できた人は見せにきなさい」
丸をつけて、できた人から板書。
さらにできた生徒に、
「黒板に書いている人が間違わないようによく見ています」
指示2 48ページ、例8。黒板と同じように書きます。
|χー3|=2
発問2 χ-3=なんですか。
「-2と2です」
発問3 次に何をしますか。
「-3を移項します」
「移項すると何ですか」「+3です」
説明2 3+2と考えます。もうひとつはどのように考えますか
「3-2です」
発問4 χ=何ですか
生徒の中に入って、ノートを見る。
「ひとつは何ですか」「5です」
「もうひとつは」「1です」
「できた人は丸。まるっきり同じように問11をやります」
検討
1.流れるようであった。
2.χ=5、χ=1と書いた。
3.流れがスムーズ。
4.早くできた生徒が多い場合、丸をもらったあとの指示がよかった。
5.すっと授業に入っていた。
分析
1.絶対値の説明が長い。もっと言葉を削れた。または、生徒に教科書の定義を確認させる。
2.3+2と考えます。そのあと、続けて説明しようか、生徒に発問しようか迷った。授業がにごった。
3.生徒の中に入ってノートを見るよりも、指名で答えさせて、ノートを統一したほうが、テンポがよかった。