模擬授業58「中1の授業開き」
模擬授業
2006年3月29日(水)。はなみずき例会での模擬授業。井上好文氏の追試。
東京書籍『新しい数学1』
指示1 このように教科書を見せます。
「すごい。全員持っている」
「もし、忘れたら授業が始まるまでに先生に言いにきます」
指示2 教科書の裏、名前が書いてある人は起立
「いま名前を書いた人も起立」
指示3 表紙の左上からみんなで読みます。中学数学科用、文部省科学省、
指示4 表紙を開きます。写真は、何県ですか。わかった人は座ります。
「なぜ、わかったのですか」「教科書に書いてあるからです」
「教科書に書いてあることがわかる人は賢いです]
「何県ですか。みんなで言います」「高知県です」
「何という建物ですか。」「坂本龍馬記念館です」
検討
1.「高知県」と答えさせてから、「なぜわかったのですか」と聞いたほうがいい。
2.「教科書が賢いです」といっていた。
分析
1.何のために教科書を見せるのか、何のために起立させるのか、という意図を考えさせられた。
2.教科書を見せることはだれにでもできる、だれにでもできてほめられることから授業を始めること、教科書に書いてあることがわかること、教科書を音読すること、追試したからこそ実感できることがあった。
3.普段の授業でも、何のための授業行為か、必然・必要をもっと考えて、授業を組み立てる必要があると感じた。