No,2 先行研究を読み、大海原でおぼれかける
おはようございます。
社会人大学院生1年目のほりきりです。
このnoteは、社会人大学院で学んだことや論文作成中に思ったことを書いていこうと思っています。
前回6/17には、社会人大学院生になり、先行研究のレビューをやる必要が出てきたので、先行研究のレビューのやり方について調べてみました。
https://note.com/horihorikiri/n/nb8ed904c5ba4
今回は、先行研究レビューを初めてすぐに溺れかけたっていう話をしたいと思います。
それでは今日もよろしくお願いします。
まずは気になる論文をポチっていった
社会人大学院生になり、論文を書かなくちゃいけない環境になりました。
もう論文を書くしかない。
そういう決意は入学するときからあったので、入学後、すぐにpubmedで自分の研究テーマに近い論文を探すことから始めました。
調べて見たら、山のように出てきます。調べれば調べるほど面白そうな論文が出てきます。
そういう面白そうな論文を片っ端から「paperpile」にぶち込んで行きました。
ちなみに、paperpileは、pubmedの検索ページでワンクリックダウンロードが出来る超便利ツールです。
参考:https://nothing-without-poison.com/hack5/
そんな感じで先行研究レビューをする前から、私の「paperpile」には50本ほどの論文が入っていました。
先行研究レビューを始めて迷子になった
そんな前段階があった状態で、前回先行研究レビューのやり方を勉強してみました。
論文は溜まっていたので、早速レビュー用のgoogle spreadsheetを作成して、論文を読み始めてみました。
一つ読んでメモを残して、また一つ読んでメモを残して、、、
メモを残すことで、ただ論文を読んでいるときよりも充実感があります。
なんか勉強している気になれます。
こりゃいいや!と思いながら、何個か論文を読み終わったあと、こんなことを思うようになりました。
「論文読むのはいいけど、僕はなんのために論文を読んでいるの?
これからどこに向かおうとしているの?」
自分の論文を書くために先行研究で「わかっていること」「まだわかっていないこと」を整理していこうとして、論文の情報を仕入れていたら、情報の海に飲み込まれてしまい、完全に迷子になりました。
これはやばいと思い、大学院に入って一番最初に書いた、研究計画書(簡略版)とその概要図を印刷して研究ノートの一番最初のページに貼り付けました。
これらは、簡単に書いたものですが、迷子になっていた私には救世主のように感じました。
ふー、危なかった。
自分を見失わないために地図がいる
今回、先行研究レビューを初めてみました。そして、論文で得られる大量の情報で自分の目的を見失い、情報の海で迷子になってしまいました。
迷子状態を改善できたのは、自分で作った研究計画書でした。これが地図になってくれました。
論文を読み始めたときは、自分の目的はこれ!とわかっているつもりでした。自分に役にたつ情報がのってないかな?そんな視点で読んでいるつもりでした。しかし、量をこなし、新しい情報を知っていくことで、段々と自分の目的を忘れてしまい、知らない情報を集めてしまうようになっていました。完全に迷子になっていました。
なんのためにやっているのか?という目的を考えながらやる重要性を思い知った出来事でした。
夢中になると忘れてしまいますね。
今後も気をつけていこうと思っています。
ということで、今日もお読みいただきありがとうございました。
このnoteは、自分の大学院生活の振り返りも兼ね、週一回土曜日に更新しようと思っています。
今後ともよろしくお願いいたします。