自己開示シリーズ 米国でのエピソード
みなさん、こんにちは。
昨今のニュースをみていると、お盆休みになって新幹線などの帰省客の少なさを、あたかもこんなに少なくなりました、と不思議そうに報道する姿勢に興ざめしている経営コンサルタントの堀口隆広です。
さて、本日は米国での事件について。
米国担当3年目あたりだったと記憶するが、日本から米国へフライトして翌日に、その事件は起きた。
その日は、午後から現地に駐在をしていた日本人(商社からの出向者)と小生の2名で会社から300キロ程度離れている客様まで車で移動をしていた。
運転手は小生。助手席にその駐在者。
高速道路はひたすらまっすぐで、見通しは抜群。車は、当時は最新のクルーズ・コントロール付で、ひたすら65マイル(約105KM/h)で走る。
少し寝てもいい?
その内、助手席の彼が言った(年齢は、小生より20歳は年上)。
いいですよ。どうぞ、どうぞ。
小生は、答えた。
しばらくそのまま走る。高速道路は片側2〜3車線でガードレールもない。
筆者は、時差ぼけで、ウトウト。必死で眠気と戦いながら、運転を続ける。
ガタ、ガタ、ガタ、ズドーン!
車は、車道を大きく外れ、高速道路から右に下った林の中にツッコミ、小木をなぎ倒し、最後は大木にぶつかって停まった。
そこで、ようやく目を覚ました筆者は、
大丈夫ですか?
と助手席の彼に聞いた。
だ、大丈夫。
彼は答えた。
壊れたドアをなんとか押し開け、車外観を確認すると、後部座席は大木が倒れており、ひどくひしゃげていた。
助かった!
小生は思った。前部座席は無事。
助手席の彼も、小生もかすり傷程度で、無事だった。
そうすると、高速道路の方から、ある人の声が聞こえた。
"Are you OK?"
高速道路に戻ると、警察官が現れた。
あとで聞いてみると、筆者車の後ろを走っていたトラックの運転手が、林に突っ込んだ車をみて、無線で警察を呼んでくれたようだ。
大丈夫、大丈夫、と応えて、次に警察が聞いた。
救急車はいるか?
え、どうゆうこと? 訳がわからない! と思ったが、とりあえず
当然、いる、
と答えた。
救急車がやってきた。救急車を降りた救命士らしき人が、聞いた。
お金は払えるか?
おお、そうか。米国では、救急車は無料ではない。お金がないと、命をすくってくれないのか・・・
このようなやりとりをして、2人して救急車内のストレッチャーでガチガチに固定され、近くの病院に搬送された。
レントゲン等の撮影して、診察。身体は全く問題なく。そのまま、会社から迎えにきた営業担当スタッフと一緒に帰社となった。
貴重な経験でした。
ちなみに、治療費等は海外旅行保険で支払。どれだけ支払ったか?
よく憶えておりません。残念ながら・・・
本内容が、皆様にとって少しでもお役に立ちましたら幸いです。
可能性は無限大
堀口隆広