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コロナ終息後のコスプレイベントの変化について(2020,5,10)

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当社の主力事業の一つにコスプレイベントの開催があります。イベントは3月より開催が自粛に追い込まれ、全く開催で来ておりません。今後、有効なワクチンが完成するまではWITHコロナの思考の元でオペレーションを模索する必要があります。

現状の情報で(あくまでイベント再開の風潮になった場合)開催した場合の傾向と対策をまとめてみました。

【目次】
1、コスプレイベントの流れ

2、基礎的に実行するウィルス対策

3、ソーシャルディスタンス確保が困難な場面

4、追加発生する費用

5、結果変更になること

6、まとめ

1、コスプレイベントの流れ

コスプレイベントは衣装を着て写真を撮影するのが目的です。会場に到着後は下記の行為が発生します。衣裳を数着使用する場合は、②以降の行為を繰り返しになります。

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①受付

②更衣室にて着換え

③メイク

④荷物を預ける

⑤カメラマンと合流し撮影

ハロウィンの盛り上がりなどにより、2019年より大幅にライト層が増え、小規模であれば平均100名~大規模イベントでは数千人の参加者があります。

2、基礎的に実行するウィルス対策

下記の対策は規模にかかわらず実施していくことが必要になります。

●手洗いうがいの徹底を促す

●アルコール消毒剤設置

●ドアノブや椅子テーブルなどの清掃

●スタッフのマスク着用

●カメラマンのマスク着用(非コスプレの場合)

●会場の換気徹底

●次亜塩素酸での空間除菌導入

3、ソーシャルディスタンス確保が困難な場面

ソーシャルディスタンス確保が困難な場面は、更衣室とメイクルームが挙げられます。もし、参加者同士の距離を2m取るとなると、今まで用意した更衣室の広さを2倍から3倍用意しなければなりません。必然的に今まで開催していた会場でも、面積などの問題で物理的に使用できない場所も出てくると考えられます。

<対策>

◆1名2,000㎜角の枠を設け、枠よりはみ出ない様スタッフが立ち会い

◆2,000㎜枠/高さ1,800㎜程度の衝立を制作し設置する

◆私語の制限

4、追加発生する費用

当然ながら、費用が色々と追加になる可能性があります。主催者の交渉能力も必要になり、収支の合わないイベントが増加。趣味の延長として実施しているサークル活動的な団体のイベントは淘汰されると思います。

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◆更衣室などに使用する面積の増大による、会場使用料のUP(150%~200%)

◆ウィルス対策に使用する薬品などの備品費用(1回5,000円程度)

◆清掃、行列構成、巡回などスタッフ人数の追加手配(2名~10名追加手配)

◆人数制限などにより売り上げのダウン

5、結果変更になること

◆参加費用の増加による参加費用のUPは免れないと思います。現状は1,500円~3,000円くらいが多い価格帯かと思われますが、少なくても1,000円以上の値上げが平均的に行われるのではないかと思います。

◆人数制限による参加表明制が定番化となり、Eチケットなどを利用する場合も増加する可能性があります。当然ながら手数料が発生し、収支を圧迫します。

◆新型コロナウィルスは戦争と同じく未曽有の事態であり、イベント保険適用になっておりませんので、参加者と主催との「コロナに関する自己責任の要項を含んだ誓約書」の提携などが必要になり、受付での業務負担が増えると思います。行列が発生することもあるので、近隣住民に迷惑が掛からない行列の促しが必要になり、ここでもスタッフが必要になります。

6、まとめ

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やはり、今回の分析でも費用面での大きな変化が発生することが浮き彫りになりました。備品の用意や参加者の人数管理など、準備と根回しが大切になってくると思います。まだ正式に発表にはなっていませんが、コロナ禍で衰退してしまった業界の活性化を図るために、イベント参加費に政府より補助を出る計画もあるようです。このような制度は存分に利用していきたいです。

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