「本気の目標達成の為に必要な思考」の「夢の先の現実を知っておく」
43歳からホルンを始めて、たった1年2ヶ月でヨーロッパのナショナルオペラハウスのホルン奏者に就任できた僕の
「リアルに夢を叶える為の思考学」の第13回目です。
さて、今回は「夢の先の現実を知っておく」について書いておきたいと思います
「理想・想像」と「現実」には、違いがある。
「思ったのと違った」
という思いは、「新しいお菓子買ってみた」から始まって「大好きな人と付き合ってみた」や「オーケストラ奏者になってみた」にいたるまで、どんな事でも多少はあると思うのですが、勿論みなさんが思い描く「夢や目標」で辿り着いた世界も、きっと同じことが言えると思いますので、
出来るだけ早い段階で、
その「目標」が本気なら更の事、その到達先に待っている「現実」を見ておく・知っておくというのは、とても大切です
そして、見えた「到達先の現実」は「やはり素敵だ理想だ!!」と思えるかもしれませんし、逆に「えっ?こんな生活?」と思うような「現実」がまっているのが判るかもしれません。
ですが、その場合でも「それでも、やっぱりやりたい」と思えたら目指せばいいでしょうし、その見えた「現実」で問題点自体も(主に金銭面などの待遇からともなう生活レベルなど)、要は「条件」の部類なので、
前もって知っていれば、自分のやり方次第で「変えられる現実・状況」かもしれません。
ですから、事前に知った「夢や目標の到達先の現実」が「思ったのと違ってた」場合でも、自分の「未来・将来」を見据えて「ならどうする?思考」で、事前に自分が見た「待ち受ける現実」と違った形に自分の到達点に設定したり、その為に「備えて準備」も平行して進んでゆくことをお勧めいたします。
「理想と現実をすり合わせてゆく」
念を押しますが、われわれ人間は「事前に考え行動する」という事ができますので「夢や目標の先に待ち受ける現実」は見て知っておく事は大切です。
そして、この「辿り着く先の現実」を見て知っておく場合に大切なのは、
自分の「目標・夢」で到達できそうなレベルをある程度見極められるなら「自分と同じようなレベル」の人を対象に現実を見る事も大切ですし、
それがまだわからない場合などは「最高の場合の理想の到達点の生活状況」と、「自分の目標(目的)の最低レベルを超えている方の生活や状況」を把握することも大切ですし、
何よりやはり「大多数の人のが到達した生活」を見て知っておくのは特に大切でしょう。
「大多数」というのは言い換えれば、「自分も辿り着く可能性が最も高い」という意味もあるのですから。
「こんな生活が待っている」という事を、理解して「夢を目標にシフト」する事は大切です。
大金と時間をかけて、あらゆる物を切り捨ててから、後悔しない為にも。
「先例」は「絶対」ではない
生き方というのは様々なので、目標の先の到達のポイントを見極める場合のポイントは、基本的に学んだ先、努力した先の「それを、どう生かして生きていくか」の選択肢の部分ですので、専門外の見地も大切になってきます。
専門分野の人は、いい意味でも悪い意味でも無意識のうちに「思考や行動」が「その所属する世界の常識」にとらわれていることが多いので、専門的な知識や技術以外のことは、誰かに相談する事なども含めて。目標に到達後の「目標や夢」をどう生かして生きていくかの方法についてなど、特定の専門分野以外での成功者の方々に直接聴くなどしてヒントを得ることが大切だと感じています。
勿論目指す専門分野の中にだって、まず知っておくべき沢山の選択肢があるでしょう。
専門の分野の先の、選択肢を知っておく
例えば僕の専門の「音楽を生業として生きる世界」も様々で、
「演奏家としての人生」だとしても、世界を又にかけて飛び廻って演奏する「ソリスト・グループ」の方もいらっしゃれば、僕のように劇場などに「団体に所属して活動」する大人数の中の一人としての演奏家として演奏されてらっしゃる方もいれば、スタジオミュージシャンとして特定の団体に所属せず(固定給をもらわないという意味で)アーティストの方々のコンサートや録音などに携わっていらっしゃる方々もいらしゃいますし、演奏家だけでも他にも沢山の選択肢があります。
そして演奏家だけが「音楽家」の仕事ではありません。演奏がメインの生活でなく、憧れの職業が「全国大会を目指す吹奏楽の顧問」というのも、よく聞く話のように「音楽の指導者」としてや、さらには、作曲・編曲・録音技師・ホール関係者、楽器製作者・修理の専門家・楽器屋さん・アーティストを呼んでマネージメントをする方々などなど、様々な形で音楽に携わって生きていく生き方があります。
その中の「指導者」としての人生も、音楽の先生として学校などに「所属(固定給を頂く形)」されて指導される方もいらっしゃれば、個人のおうちで「教室」を開いて生徒さんを指導されて生活されている方もいらっしゃいますし、フリーランスの演奏家の方々も、演奏の合間を縫って日本全国の音楽教室や個人指導として飛び廻って指導されている方が沢山いらっしゃいます。
そんな感じで、同じジャンルの世界といえども「生き方・仕事の仕方」というのは、沢山あり、それぞれに「良し悪し」と、自分への「向き不向き」があります。
物事を始めた段階では判断は難しいでしょうが、その「向き不向き」も出来るだけ早い段階で把握して様々な「判断材料」にしておく事は大切です。
「夢や目標」を「ビジネスとして形にし生きていく」
という生き方があります。
これは、上に書いた例でいうところの「マネージメント業」もそうだと思うのですが、給料を「もらう」生き方ではなく、給料となるものを「作る」生き方で、特に「芸術やスポーツ」など「あまりお金にならない世界」を目指したい人には、忘れがちですが、大なり小なり「大切な要素」です。
ですが、これに関しては、僕は「まったくの素人」で、今まで「楽器を吹いていればお金をもらえる」という「僕の世話している鳩チャンたち」の様な「受身の生活」を何十年も続けてきたので、
現時点での「後悔」と「学習中」のところで、逆に皆様から学んでいる最中ですので、余計なコメントは控えたいと思いますが、内容ではなく一言だけ「忠言」を書いておきます
特に僕の生きる世界のような「大多数の人があまりお金にならないジャンルの世界」を目指される方へ
「専門分野をビジネスにして生きてゆく」方法も、既に沢山の良い学びの動画や書物や記事が沢山あると思われますので、専門の「夢や目標」の部類の情報収集だけでなく、早い段階でその大切な「夢や目標をビジネスとして生かす・形にして生きてゆく能力と知識」もしっかり手に入れつつ、それぞれの「夢や目標」を目指して到達してもらいたいです。
僕のように後に困らないように。
ということで、今回はとりあえず以上でした。
次回は「本気の目標達成の為に必要な思考」の第14回目といたしまして、
最初のほうの回で少し書きましたが、僕のように後に困らないように、「夢や目標、やりたいことで生きていく」方向にシフトされる方に向けての提案、特に若い方への「自由に生きてゆく下準備の提案」について書きたいと思っています。
では、
「千里の道も一歩から」小さな一歩が、結局確かな一歩!!
ということで、最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!!
皆さんの「夢や目標」がリアルに叶いますように!!
堀江努