目標達成の為に自分を「イーブン」に知る、その2(下)
そして、今回は「時間をイーブンに知る」という事について書いていきたいと思います。
まず理解していた方がいいことは、
「時間」は「お金」と同じく「目標達成」の為の大切な条件ですが、お金と違って1日24時間という「条件」だけは、
「全人類に等しく与えられている物」
で、これこそ「使い方次第の宝物」だという事です。
既に睡眠時間が1日3時間もなく「起きている間分刻みで予定が入っている」というような方でない限り、大抵の人は「時間」は簡単に作る事ができると考えています。
ですから、まず時間の使い方に無駄がないかをチェックしていく事は大切で、その為にも「時間をイーブンに知る事」というのは大切な鍵となってくるのです。
「時間をイーブンに知る事」には2種類あります
まず一つ目が
「自分が用意できる時間」
で、次に、
あらゆる事に自分が使わないといけない「所要時間」
の2種類があり、この両方の「時間をイーブンに知る事」が出来れば、より沢山の事を効率良くこなす事が出来るようになります。
重要なのは「物事の本質を見極める事」
「本質を見極める事」で、本当の所有時間・所要時間が分かり、場合によっては「不必要な時間」が見つかり、別の事をする時間に振り分ける事が出来るようにもなります。
例えば、前回に書いてたような質問と選択を繰り返すのがいいでしょう
「この時間(作業・授業)は、何のために必要なのだ?」
「この時間(作業・授業など)は、本当に必要か?」
「この時間(作業・授業など)は、本当に絶対今必要な時間か?後でも良いものではないのか?」
など、「要はこうであればいいわかだな」と「本質」を見極められれば、それだけを補えば良いので、大抵の場合時間が短縮できます。
「時間をイーブンに知る事」が出来たなら
まず、「長時間必要な事」と「短時間でいい事」を分けて「長時間の事」の間に出来る「何かの待ち時間や、休憩前の数分」などに「短時間で出来る事」を埋めていく癖をつける事が出来ますし、
他にも、時間がない時などは「何を優先するべきか」を考えれば、いろいろな時間を削る事が出来て、その削って出来た時間に「短時間でいい事」などの用件をあてがう事が出来ます。
分かりやすい所で行くと、「食事の時間」などは、急ぎの用件がある時は、わざわざ別枠で確保しなくても「一食抜く事」も出来ますし、食べるとしても作業しながら軽食を食べるなどという事で、その「食事の別枠」の時間が確保が出来ます。
僕の場合1日1食生活(食事の時間も、学びの多く「眼を取られない」ラジオを聴いてインプットの時間と併用です)なので、時間もお金も2食分確保できています。
僕はこの1日一食生活を半年前のラマダーン(イスラムの断食月間)から1日1食にしてから、そのまま延長して続けていますが、別に我慢しているわけでもなく、二日に一度でも気にならならないくらい、お腹が空かない体へと変化しました。昔から食事の時間とお金がもったいないからドラゴンボールの「千豆」がほしいと思っていたくらい、食事は別になくていいなら、別にいらないと思っていたので、楽チンでありがたい限りです。
「常識」は他人が作った障壁である場合が多く、大抵一度は疑って「検証」した方がいいと考えます。
「小さな用件」を「隙間」に埋めていく
そうやって「出来た時間」にサイズのいいものを埋めていけば、おのずと色々な作業や物事がこなせて行けます。
例えば僕の場合、トレーニングジムなどに行く時間と労力とコストを考え、そこには時間とお金をかけずに、自宅で「腕立て伏せ」や「踏み台昇降運動的な運動」などを日課(ノルマ)にしていますが、そんな「軽い運動」や「地道な資料整理」「メールの返信」などと同じく、隙間を見つけてこつこつと埋めてこなしています。
やはり、効率良く隙間に埋めていく為には、
「ちょっとしたやらなきゃいけない事」に出会った時に、おおまかでいいから「所要時間・期限」位を考えて頭の中にリスト化しておく(実際にリスト帳を作りメモを取るなど)と良く、そうすれば
ふと空いた時間に「さっ」と何かを埋める事が出来て効率がいいです。
これが、「時間をイーブンに知り生かす」という事になります。
少し頭を使わないといけない案件や、「やらなきゃな」というような案件や、長時間ではないけどある程度少し長めな時間が必要な案件は、大きな用事の後の休憩に入る前や、食事の前などに「これを一つ片付けてから休む(食べる)」と決めて、コーヒーなどのお湯を沸かしつつ、休む(食べる)事を前提に片付けるなどもいいでしょう
24時間の中で「使ってない時間」を使う
それは「睡眠時間」です
やはり効率のいい時間の確保は「早起き」でしょう。
僕の場合、居候させて頂いている部屋の中ではネットが使えず、今の時期(夏)はエジプトは昼間40度を越える事も多い暑さで(冬は実は日中も寒いです)ネットを使う為には灼熱の中に外に出ないといけないので、、一番涼しい朝の2時~4時の間に起きて、暑くなる前の8時頃までにネット利用は終わらせています。
ちなみに、今日も朝の4時スタートでネットを使って外でこれを書き始めました。
「あえて不自由な環境に身をおく」というやり方
別件ですが、日中ネットが全く使えないというのは、僕にはとても良くて、「本当に必要な調べ物」などでしかわざわざ暑い外に出てネットを使おうと思わないので、「余計な情報にかじりく・心を奪われる・時間をとられる」などという事がなくなり頭がすっきりしています。
「ネット」や「お金」もそうですが「あるから、自由に使えるからだらだらと使ってしまう物」だと思っています。だらだら使っている事から抜け出したい方は、一度強制的なシャットダウンをしてみてはいかがでしょうか?
何かの悪条件で物事が上手く進まないときの対処法
僕もそうでしたが、恐らくほとんどの方が「同じ事が起きたら、みんな同じように感じて思う」と錯覚しているのではないでしょうか?
すべての物事は、受け取り手の考え方次第でいかように物なる物なのです。
たとえば、「外出しようと思ったら雨が降ってた」みたいな時でも、
「おいおい、何で雨なんだよ」と眉間にしわを寄せることも出来るし
「植木鉢に水やらなくていいや、ラッキー」と笑える事も出来るでしょうし
「水に滴るいい男、いきだねぇ」などとあえて好んで濡れる事も出来ます。
同じ事でも、可能ならば「文句や愚痴」を言う時間と思考より、笑って対処出来たらいいですし、仮にそうできない場合でも
すっぱり全て「自然災害の部類」だと思い「仕方がないな」と諦めて、
自然の条件としてすんなり早く受け入れて、出来るだけ早く「ならどうする思考」で対応出来れば効率がいいと思っています。
上手くいかないときは、
「ならどうする?今出来る他の事はなかったか?」
「今これが出来なくて、何が問題か?後でも大丈夫な案件か?他の方法は、ならどうする?」
あきらめるものは、すっと諦め。「ならどうする思考」で、その分早く「次の一手」を打つ。後回しにしていた事をその間片付ける「別の一手」などもいいでしょう。
出来る事を淡々とこなして、もくもくと目標に向かって進んでゆくのです。
この「自然災害だから仕方がない」と思って「ならどうする?」思考も、最初は難しいかもしれませんが、根気良く続ければ思考は確実に改善されていきます。
最初は真っ先に「愚痴・いらつき」などが出てきて、いつまでも不機嫌だったのも、後からでいいから無理やり「そうだ、自然災害だった」と思い込ませ、がんばって「他に出来る事なかったっけ?」と思考を誘導する事から始めます。
そのうち「そうだ、自然災害だった」と思いなおすまでの時間が短くなり、そして、最終的に「愚痴やいらつき」より早く「おお自然災害、自然災害、しかたがない」と本気で思えるようになり、更に重ねて毎回「ならどうする?」を合わせて考える事により、大抵の場合の小さな問題からの「愚痴やいらつき」の思考と時間をなくす事が出来るようになります。
最後に繰り返しますが「時間」は人生の中でも大切な「有限」のものです。迷ったときは自分に問うてみましょう。
今の時間の使い方は、「目標達成への最短かつ最善の方法か?」
違うなら直ぐに「ならどうする?思考」
そうすれば、自ずと今やるべき事・やれる事が見えてきて、出来る事から実行するのが自然に出来るようになれれば、僕の文章なども、正直読む必要はないでしょうね。
追記として、
「時間」はあるのに「やる気が出ない時」の対処法
僕の場合、今は誰かを巻き込んでいる仕事をしていないので少し特別かもしれませんが、僕なりの対処の仕方を書いておきます。
簡単で、急ぎの用件でない限り無理にあがかないで
「すっぱり諦めて、別の事をしてみる」です。
別の事をしてみる場合、時間をおいてみる程度場合は「インプット」という事で、無理に見た方がいい部類ではなく、自分が興味があり学びの多い「見たい動画を見る」という時間の使い方で対処をしていて、そのあともう一度チャレンジしてみる。駄目だったら別の案件をスタートさせて、次の日に持ち越すなど、また時間を置くという方法で無理せずこなすようにしています。
見るものが思いつかない場合、youtubeで「植松努さんのTEDx」を見てみてはいかがでしょうか?
ということで、今回は以上です
次回第6回目は
「イーブン」に知っておくべき「3.自分自身の「性格」」
について書きたいと思います
では、
「千里の道も一歩から」小さな一歩が、結局確かな一歩!!
ということで、最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!!
皆さんの「夢や目標」がリアルに叶いますように!!
堀江努