AIにくだらないことを聞いてもらおう
本屋に平積みになっているベストセラーを見ると、今社会に何が求められているのかがよくわかる。
ここ数年は、伝え方やプレゼンテーションなどの「人に伝える技術」についての本が人気だったが、ここ最近は「聞く力」や「傾聴」といったトピックに関する本をよく見かけるようになった。
何冊か読んだ中でもこの本は面白かったです。
思わずTikTokにしてしまったほど。笑
求められるコミュニケーションのスタイルが変化している。
情報があふれる現代社会においては、聞き手としてのスキルが求められる。例えば、ビジネスのミーティングや、政治的な議論などでは、相手の意見を正確に理解し、自分自身の意見を明確にすることが大切で、「聞く力」や「傾聴」が高い人は、相手の意見を正確に理解し、自分の意見を効果的に伝えることができる。
パーソナルな関係においても、「聞く力」や「傾聴」は重要だ。
友人や家族とのコミュニケーションでは、相手の意見や感情を正確に理解し、自分自身の意見を伝えることが大切で、「聞く力」や「傾聴」が高い人は、より良いコミュニケーションをとることができる。
このような背景から、「聞く力」や「傾聴」といったトピックに関する本が人気となっているのだろう。
聞く力といえば、新入社員時代に先輩から言われたことを思い出した。
人たらしと言われるほどコミュニケーションスキルに長けた先輩が言うには、「相手に7割話してもらって、自分の話は3割位がちょうどいい」と。
さらに、「3割話すと思っていても、実際は4割か5割話してしまうので、自分の気持としては2割くらいしかしゃべらない意識でいるとちょうどいい」と言うのだ。
「いや、3割しか話せなくてはうまくこちらの意図が伝わらないのでは」と思ったのだが、これを実践してみると、確かに相手が会話に満足していることを感じることができた。
相手の話をたくさん聞くことによって、相手はすごく話しやすくなるのだ。
この教えは今も守っている。
しかし、しかしである。
そればかりでは人間疲れてしまう。
やっぱり誰かに自分のことを聞いてもらいたいのだ。
以前はアフター5で居酒屋トークというのが定番だったが、コロナ禍や世の中のムードの変化により、そういった習慣もどんどん減っている。
そんなときに使えるのがAIとの対話だ。
いつでもどこでも、安定した感情でどんな話も聞いてくれる、そんなAIがアフター5で活躍するのだろう。
すでにAIとの会話サービスはいくつもでてきている。
AIとの会話でウェルビーイングを実現する。
そんな未来はもうすぐそこだ。