2022年Apple TV+ベスト5
いよいよ今日で2022年も終わり。
今年はけっこう映画やTVシリーズを観たんだけど(数えてみると130本!)、よかった作品を考えると思い浮かぶのがApple TV+のシリーズばかりなので、今日は「2022年Apple TV+ベスト5」を紹介します。
NetflilxやDisney+、Amazon Primeは観ているけど、Apple TV+を観ているという人の話をまわりではあまり聞かないので、ぜひこの機会にApple TV+の深い世界も知ってほしい。
ということで、早速1位から
自分の中ではこの「セヴェランス」がダントツの1位。
何とも表現できないんだけど、とにかく世界観が独特。ミッドセンチュリー的なミニマリストモダニズムデザインで「何か」をしている会社で働く謎の人達の物語。
といっても何を言っているか分からないと思うけど、観ているこちらも最初は何がなんだかまったく分からない。
観ていく中でその背景や物語世界の全体像が徐々に分かっていくんだけど、劇中に挟まれる謎のダンスシーンやイベントシーンなど、何度観ても意味がまったく分からない。
こんな素晴らしく難解な世界観を作り出せるエンターテイメントの懐の深さに感銘を受ける。
この作品を観るためだけにApple TV+に加入してもよいくらい。
続いて第2位
サミュエル・L・ジャクソン主演の「トレミー・グレイ 最期の日々」
どんどん認知症が進む中で、セルフネグレクトとしてすさんだ生活を送る主人公が、行き場を失った少女と出会い物語は進んでいく。
最近はすっかりマーベルの人というイメージもあるサミュエル・L・ジャクソンだけど、この作品では久しぶりに凄みのある演技をみせてくれる。
アフリカ系アメリカ人の歴史も踏まえた上で、SFファンタジー的な要素もあり、しっかりと味わえる作品。
続いて第3位は
2019年にスタートして、現在はシーズン3まで公開中。
「もしソ連がアメリカより早く月に着いていたら」「もし60年代の宇宙開発競争がまだ続いていたら」という世界の中で描かれるストーリー。
普通に考えると無理のあるストーリーになるところに、高いクオリティの映像でリアリティを与えて物語に引き込む、この圧倒的な資本力が現在のストリーミング業界の現在地なんだと感心する。
スケールの大きなCGの素晴らしさもさることながら、それぞれの登場人物の背景や気持ちの移り変わりをしっかりと描いているところも連続ドラマとして見ごたえがある。
第4位は
WeWork社を創立した、アダム・ニューマンの実話を基に製作されたオリジナル・ドラマ。
当時ニュースで見ていたWeWorkの騒動の裏側をリアリティを持って描いている。物語のキーマンとしてソフトバンクの孫さんが登場しているのも面白い。
そして第5位は
スラウハウス(泥沼の家)と呼ばれる、MI5の落ちこぼれが送り込まれる窓際部署に集まったエージェントたちがさまざまな事件に巻き込まれていく、英国スパイドラマ。
全編に英国の皮肉とダークなユーモアが満載で、会話とその世界観が面白い。
ということで、Apple TV+のベスト5を紹介してみたけど、どれも映像がよく作られていてキレイなんですよね。。
セットやロケの作り込みやライティング、CGとのなじみなどどれをとっても高いレベルで、「ああ、お金がかかっているんだなあ」とすぐに分かる質感はさすが。
ちなみに、他のプラットフォームでいうと
Netflixでは
Amazon Primeでは
Disney+では、
が面白かった。
さて、来年はどんなコンテンツが出てくるのか、楽しみだけど時間が足りない。。
ということで、来年もよろしくお願いします!