0059 ARクラウドの実用化が迫っています
最近、各所でARクラウドが話題になっています。
これまでのARアプリでは、スマホに映し出される3Dモデルや情報は、そのスマホでしか見ることができなかったが、クラウド化することで複数のスマホでシェアできるようになる。ARの処理では、スマホカメラで撮影する映像の空間情報を記録・計算することになるが、この情報をクラウド化し、共有しようというのがARクラウドなのだ。
こちらの記事も、身近な例で説明してくれているので分かりやすいですね。
ARクラウドは、「その場で立体的なデータを読み書きできる技術」とお考えください。ARでデータを読み書きするとは、具体的には現実世界のある場所にJust A Lineのようにコメントを書き込んだり、デジタルな物体を残しておいたりしておくことです。ここでのデータとは、コメントなどのテキストデータ、画像や動画や3Dオブジェクト、ボイスメモなどの音声など、あらゆる形式のものを含みます。そうすると、そこを通りかかった人がそれらのコメントやボイスメモ、置かれた3Dキャラクターを見て、それに返信したりLikeを残せる、と考えるとわかりやすいと思います。
ここで出てきたJust a Lineはこんな感じです。
こんな流れを受けて、最近では、日本でもARクラウドの実証実験が進んでいます。
今後は、どこかのプレイヤーがデファクトスタンダードとなるようなプラットフォームを構築するのか、それとも業界標準のプロトコル(wwwみたいなもの)ができるのかによって、私たちの未来は大きく変わりそうですね。