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3フルネスのすすめ
おはようございます。
今日は3つのフルネスについて書いてみたい。
と、大げさに書いてみたものの、これは、ペンシルベニア大学の心理学者マーティン・セリグマン教授らが提唱する幸福を向上させる研究で、「寝る前に今日のポジティブな出来事を3つ書き出す(3 Goog Things)」という行動のことです。
書き出す内容は、自分自身がポジティブになれる内容であれば何でもかまいません。「家族の機嫌がよかった」や「朝気持ちよく起きられた」など、日常の中の些細な出来事でよいのです。
カリフォルニア大学が行った実験によると、たったこれだけの習慣を10週続けたことで、被験者は25%もストレスに強くなったという結果が出ています。
スリー・グッド・シングスには、以下のような効果が期待できます。
ポジティブな出来事を振り返ることで、幸福感が高まる
良いことを積極的に見つけるようになり、物事を前向きに捉えられるようになる
寝る前に決まった習慣を持つことで、カラダが自然と入眠状態に入りやすくなる
セリグマン教授のTEDトークも面白いのでおすすめ。
去年からこの3つの良いこと(3フルネス)をスマホでメモするようになった。
それまでは一日の終りに「今日はこれがうまくいかなかった」「これを明日やらなくちゃいけない」「ああ、疲れた。。」といったネガティブなことを考えることが多かったが、3つの良いことをメモするようになって、ポジティブな気持ちで一日を終えることができるようになったと思う。
そして、メモが1年が終わったところでそのメモを見返してみたときに、自分が何を幸福と感じるかの傾向がみえてきた。
自分の場合は「親しい人と楽しく語り合った」「美味しいものを食べた」ということと単に「天気がよかった」ということに幸せを感じていたようだ。
人とのコミュニケーションと美味しいものを食べたというのは、人間の生存のために必要な行動なので、脳が快感を覚えるというのは自然だが、単に天気がいいだけで幸せになるというのは新たな発見だった。
人間は天気に気分が左右される。
そんな基本的なことを改めて考えさせられた。
アメリカで実施された心理学の研究で、【天気と感情】に関するものがあるので、ご紹介いたします。
この研究では、実験参加者に電話して、現在の気分についてアンケート形式で確認しました。
このとき、予め実験参加者の居住する現在の天気を確認しておき、現在の天気と気分の関係について調べました。
その結果、自分の住んでいる場所の天気が気分に影響を与えていることが判明しました。
現在の天気が晴れの状態で、気分に関するアンケートに回答した人は、ポジティブな気分であるという傾向が認められました。
逆に、現在の天気が雨や曇りの状態で、気分に関するアンケートに回答した人は、ネガティブな気分であるという傾向が認められました。
ここ10年の検索ワードの推移をみてみると、「不快」と検索している人が6月や7月の梅雨の時期にスパイクしているのがみてとれる。
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また、メモを見返していくと忙しいときには「とりあえず一日のタスクをこなした」といったように、喜びというよりは安堵感のようなものが多く、自分の場合は疲れているときは喜びを感じにくいという傾向も明らかになってきた。
こうして自分の感情や気分が内的要因だけでなく、気温や湿度、疲れなどの外的要因によっても左右されるということを知っていると、自分の感情をコントロールしやすくなる。
こういった自分を客観視していくことで、さらにライフフルネス度が高まっていくのではないだろうか。