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ビジネス書から小説の時代へ

ここ数年は、ビジネス書や専門書を読む機会が多く、「三体」などのビッグタイトルは読んではいるが、なかなか昔のように小説やエッセイを読む機会がなかった。

そんな折、最近本棚を整理することがあり、並んだ書籍を眺めていて「あれ、自分はこういう本が読みたかったのか?」ということに気がついた。

確かに知識は増えているのだが、どうも幸福度が上がっているようには感じられない。

子どものころから本が好きで、本屋にいるのが一番幸せな時間だったはず。
家に帰れば、時間を忘れて小説やエッセイ、旅紀行などを読みふけっていた。
あの豊かな時間はどこへいってしまったのか。

そんなことを考え、大量にあったビジネス書を断捨離することにした。
一気に百冊以上の本をメルカリに出すのは大変だったけど、とりあえず本棚にスペースができた。

そこで、まずは昔持っていたけど処分してしまった本を買い直すことからはじめてみた。

開高健、藤原新也、沢木耕太郎、山際淳司、村上春樹、ヘミングウェイ、スコット・フィッツジェラルド、D・アダムス、カート・ヴォネガットなどなど

久しぶりに読み返す本は、どれも懐かしくもあり新鮮で、すっかり忘れていたワクワクする感覚を思い出させてくれる。

そんなところから読み直しはじめて、徐々に体を慣らし(!?)、気になっていた小説などに手を出しはじめた。

山本周五郎賞と直木賞を受賞しているのは伊達じゃない。
ハードボイルドでグロテクスなのに読み始めたら止まらない一冊。
おすすめです。

このワクワクする感じ。
これを忘れていたなあ。。

ビジネスパーソンには、ビジネス書だけでなく小説やエッセイも必要だ。
それはなぜか?

感情の解放
ビジネスシーンでは、ストレスや精神的な負担がかかることがある。小説を読むことは、感情のはけ口となり、ストレス解消になる。物語とその登場人物にどっぷり浸かることで、日々のストレスから解放され、エネルギーを充電することができる。

創造力を高める
小説を読むことは、想像力を刺激し、創造力をかきたてる。優れた物語は、新しい視点や考え方をもたらし、職場での問題解決や意思決定に応用することができる。
例えば、キャンペーンに行き詰まりを感じているマーケティング担当者は、仕事の合間を縫って小説を読み、新しい洞察とひらめきを得ることができるかも。

共感力の向上
ビジネスでは、クライアント、顧客、同僚を理解し、心を通わせることが不可欠。小説を読むことで、異なる経験や視点に触れ、共感力を高めることができる。
例えば、見込み客との取引を成立させようとする営業担当者は、同じような問題に直面している人物が登場する小説を読むことで、顧客の視点をより深く理解し、それに応じてアプローチを調整することができる。

というような書き方自体がビジネス書の影響なのだろう。。
もちろん、ビジネス書も情報収集やキャリアアップのために重要ではあるが、小説を読むことも忘れずに。

小説を読む時間は、自分の幸福と成功のための貴重な投資だ。

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