【他ゲー勢向け】ヴァンパイアセイヴァー キャラクター選択簡易ガイド
概要
スト6など他ゲーをやっている人向けに、ヴァンパイアセイヴァーでのキャラ選びの際に参考になる情報をまとめました。
それぞれ強み、弱み、向いてるタイプとそうじゃないタイプの例、スト6に置き換えたときにどのキャラになるかを記載しています。
全体的に主観的な内容のみで構成されているので、独断と偏見によるものです。
インスパイア元:The Complete Killer Instinct Guide - Characters
ジェダ
【長所】
技のリーチが長く、ダッシュ攻撃や設置技のディオ・セーガを使ったゾーニングが強力。ジャンプの高度が高いため相手の上を取りやすく、そこから繰り出すジャンプ攻撃は色々な用途に使える技が揃っており、攻めの多彩さは群を抜いている。ジャンプ中66で出せる滑空は移動技なのに攻撃判定が付いていて、しかもなかなか判定が強く、これで前方に移動しながら簡単に相手に触りにいける。ダッシュ大Kを絡めた高速中段から相手にまとわりついて一気に倒すことも可能で、画面端の期待値が高い。全キャラ中最強のダークフォースを持っており1ゲージあれば切り返し能力も高い。そのビジュアルからキャラクター人気がかなり高くファンが多い。
【短所】
通常技の判定が弱いため一方的に負けることがとても多い。かつ、チェーンコンボで相手をダウンさせることができないという全キャラ中唯一の特徴を持つため、起き攻めのループが作りづらく、攻めの継続力に乏しくて相手を逃がしやすい。ダークフォースがない場合のディフェンスは頼れる技がなく、体も大きい方なので技を食らいやすい。色々な技の使い分けを求められるため、「とりあえずこれをやればいい」という行動は少ない。人口が多いフェリシア、ガロンといったキャラにとても相性が悪いことも逆風。
【こんな人におすすめ】
・多彩な動きで翻弄したい
・ラッシュをかけてめちゃくちゃにするのが好き
・強力な切り返し手段を持っておきたい
【こんな人は向かないかも】
・状況に応じた技の使い分けについて考えたくない
・通常技が一方負けすると頭が沸騰する
・単純な勝ちパターンが欲しい
【スト6で例えるとこのキャラ】
酒がないジェイミー
バレッタ
【長所】
全キャラ中唯一の2段ジャンプを持っており、空中軌道の自由さはナンバーワンで、逃げ性能が非常に高い。前後の地上ダッシュをいつでもレバー入れで急停止できるため、地上でも凄まじい機動力を誇る。やたらと判定の強いダッシュ小P・ダッシュ中Pにより横押しの圧もトップクラス。見えない中段である昇りジャンプ中Pからの連携、ジャンプ大Kの地雷を絡めたガード不能など、多彩な武器を持っており、とにかく動きのバリエーションが豊富で相手を翻弄する能力に長けている。ゲーム中最速の4F通常技による暴れも優秀。激ムズだがsakoスペシャルという永久コンボも持っている。
【短所】
技のリーチが極端に短い。分かりやすい崩しを持っているわけではないため、守りを固めた相手に対応するには攻めのセンスが必要になる。相手を追い払う手段や切り返しにも乏しく、ガードキャンセルの性能も悪いため、一度捕まって守りに回ってしまうと極端に弱い。ひとつひとつの技に癖が強いため、使いこなすには知識が必要で、操作も忙しい。
【こんな人におすすめ】
・独自のセットアップを考えるのが楽しい
・近距離でラッシュダウンしたい
・小回りが利くキャラが好き
【こんな人は向かないかも】
・お手軽な崩し手段がほしい
・使う技は少ないほうがいい
・地上でどっしり戦いたい
【スト6で例えるとこのキャラ】
キンバリー
リリス
【長所】
瞬獄殺コマンドで出せるルミナスイリュージョンがチェーンコンボから連続ヒットするため異常な高火力が特徴。横に長くて有利を取れるので接近に便利なダッシュ中Kや、判定が強すぎて対空できない上に自動で空中投げにもなるジャンプ大Pを持っており、横から行っても上から行っても強い。ゲーム中最速の4F通常技を持っているため暴れも優秀。それ以外の通常技も標準的で癖がなくとても使いやすい。無敵昇竜であるシャイニングブレイドを持っており、ES版ガードキャンセルは初段がガード不能になるなど、切り返しでも頼れる武器を持っている。ゲーム外でのキャラクター人気は随一で勝ちポーズの種類もやたらと多い。
【短所】
通常投げ以外に2択をかけられる標準的な武器を持たず、攻め方を工夫しないとまったく崩すことができない。それどころか、その唯一崩せる通常投げは投げ抜けされるとリリス側が2F不利となり相手にターンを渡してしまう。火力のポテンシャルは高いが、ルミナスコンボはゲージが必要なうえ、非常に素早い入力を求められるため、単純に難しく習得に時間を要する。軌道変化に乏しいため、ある程度以上のレベルになると横押しも飛びも見てから対処されやすい。切り返しはシャイニングブレイド一本に頼らざるを得ないためケアされやすく、そのシャイニングも空中ガード可能だったり、判定の付け方が微妙でしゃがんだキュービィに当たらないなど、実は難がある。
【こんな人におすすめ】
・ワンチャンスからごっそり減らしたい
・シンプルな攻めを通す自信がある
・可愛いキャラじゃないと使いたくない
【こんな人は向かないかも】
・コンボ練習に時間をかけたくない
・強力な崩しツールがほしい
・空中軌道変化を使ったりして多彩な動きがしたい
【スト6で例えるとこのキャラ】
マノン
キュービィ
【長所】
起き攻め最強キャラ。低空ダッシュを使った高速中段は見てからガードすることが不可能な上、2択をガードされても反撃は受けないどころか有利フレームを取れてしまい、そのまま攻めを継続できるので攻めが終わらない。防御面でも、特にしゃがみ姿勢の食らい判定が極端に小さいため、当たらない技や抜けられる連携が多数ある。キュービィのみが持つ特性であるホーミングダッシュとホバージャンプのおかげでリスクを最小に抑えつつ簡単に相手に接近することができる。ゲージがあればES版CRを絡めた連携で一気に大ダメージを与えて倒しきることも可能。中攻撃のリーチが長いので中距離でも意外と強い。
【短所】
体力が低い。切り返しに使える技やぶっぱなし技もあまりないので、一度受けに回ると打つ手がない場面が多い。全体的な火力も低く、回転率で勝負するしかないため、読み合いの回数は増えてしまう。しゃがみ大Kのリーチが短いため、密着以外ではチェーンコンボからダウンを奪えない場面も多く、きちんと攻めを組み立てないと逃げられやすい。低空ダッシュ入力を多用するためレバーの操作は忙しい。通常技に遠近での切り替えやレバー入れ技が一切ないうえ、死に技も多くて単純に使える技が少ない。全体的に判定も強くはない。戦っていてつまらないと言われることも多く対戦相手から避けられる場面もしばしば。
【こんな人におすすめ】
・とにかく中下段で2択をかけたい
・食らい判定が小さいのが好き
・リスクを取らずに相手に接近したい
【こんな人は向かないかも】
・ワンチャンスで大ダメージを与えたい
・ミスするとすぐ死ぬキャラはやってられない
・人から嫌われたくない
【スト6で例えるとこのキャラ】
(JP+キャミィ)÷2
デミトリ
【長所】
通常版から全身無敵付きかつ着地隙が1Fしかない最強の昇竜、デモンクレイドルを持つ。着地隙が短すぎて「デモンをわざと空振りして手を出したところに再度デモン」といった連携すらまかり通る。ES版ガードキャンセルの初段がガード不能でもあるため切り返し能力に優れ、攻めが苛烈なゲームにあって拒否性能が非常に高い。デモンを振り回すと相手は防御を固めるしかないので、そこに発生2Fのガード不能技ミッドナイトプレジャー(2ゲージ消費)を叩き込めば相手は死ぬ。全体的にゲージが必要なキャラだが、このゲームは必殺技のゲージ増加量がかなり多いので、デモンを振り回していればすぐに溜まる。通常技も全体的に癖がなく標準的な性能なので他ゲーからでもすんなり入れることが多い。
【短所】
SPゲージが溜まっていない状況だと崩し手段が通常投げしかないため、まとまったダメージを与えづらかったり、崩しに困ったりする場面が多い。前後ダッシュが必殺技以外で中断することができないというかなり特殊な性能で、小回りが一切利かず、動きが単調になりがち。ディフェンスをデモンに依存しているので昇竜コマンドが苦手だとかなり厳しいし、ある程度先読みで撃つ必要があるので、デモンを出せずにラッシュされて死ぬことも多い。おまけにデモンはすべて空中ガード可能なため意外と対空手段に乏しい。実は立ち状態の食らい判定が全キャラ中でもっとも大きい部類なのでとんでもないコンボを食らうことがある。
【こんな人におすすめ】
・無敵技での切り返しがないと生きていけない
・隠し持った武器の圧力に相手が怯える様子を楽しみたい
・昇竜の当て勘に自信あり
【こんな人は向かないかも】
・昇竜拳コマンドの入力が苦手
・キビキビとした動きで素早く立ち回りたい
・リソース管理ができず肝心な場面でゲージがないことが多い
【スト6で例えるとこのキャラ】
E.本田
ガロン
【長所】
とにかく通常技のリーチ・判定に優れているニュートラルゲームの王者。垂直ジャンプしながら中K大Kを振り回すだけで何もできないキャラも多い。最強判定のしゃがみ中Kが主軸で、そこから1ゲージ使うだけでES版ビーストキャノンで半分持っていくという超高火力も持つ。そうした打撃の対になるのが通常投げで、一気に画面端に運び、投げ抜けされても影響がなく、飛ばれても自動二択になって勝手に落とし、画面端ではループして柔道ができるという凄まじい性能をしている。とにかく簡単で強い要素の塊。投げキャラかと思いきや、前ダッシュから出せる攻撃が中段なので、難しいが実は多彩な崩しも持っている。
【短所】
至近距離での切り返しに適した技は少なく、一旦攻められると真面目に受けなければいけない。移動起き上がり3パターンの起き上がり速度がほぼ同じなので、どのように起き上がっても簡単に技を重ねられて起き攻めされてしまい、一度転ぶと起き上がれないことも多い。火力源のES版ビーストキャノンは回復可能ダメージの割合が高いため、一度逃がして回復されると実質的に火力がかなり落ちる。使用人口も多いため対策されやすい。
【こんな人におすすめ】
・とにかく操作難易度を下げたい
・絶対に立ち回りで当たり負けしたくない
・急な突進技で交通事故を起こすのは得意な方だ
【こんな人は向かないかも】
・相手の攻めを正面から受けるのは嫌だ
・複雑なテクニックを極めるのが好き
・犬に対してトラウマがある
【スト6で例えるとこのキャラ】
柔道持ちのマリーザ
ビクトル
【長所】
見た目通りの投げキャラ。なんと前ダッシュから発生1Fの一回転投げであるメガスパイクが出せる。中・大攻撃の通常技をボタン長押しで出すと電撃技となりヒットバックが消失するという性質があり、これによって小技が当たると間合いを問わずチェーンコンボを最後まで完走できる。しかも電撃大Pで締めると吹き飛び食らいになり、相手は着地まで行動不能になるので、そこから必ず起き攻めのセットプレイに行ける。ジャンプ大Pの強判定を押し付ける飛び込みも単純にパワフル。しゃがみ弱P弱Kのヒット確認から目押しで再度弱Pに繋いでコンボにいけるなど、実は小技の性能が優秀。
【短所】
とにかく体がでかいし重い。座高が高すぎて他キャラならしゃがみで避けられるはずの技が当たる。投げキャラなはずなのに、肝心の一回転投げについては、投げ間合いがそんなに広くなかったり失敗時に投げ失敗ポーズが必ず出るなど、あまり強くないため崩しに困る。喰らい判定の大きさに加えてガードキャンセルの発生も遅く、ディフェンスにとにかく難があり、耐える時間が非常に長い。このゲームでは珍しく空中軌道変化を一切持っていないので動きが単調になりがち。
【こんな人におすすめ】
・強力なセットプレーがほしい
・じっくり相手を追い詰めていくことが楽しい
・自分のプレーでギャラリーを湧かせたい
【こんな人は向かないかも】
・ずっと我慢を強いられる生活には耐えられない
・崩しはなるべく簡単なほうがいい
・足の遅いキャラが嫌い
【スト6で例えるとこのキャラ】
ザンギエフ(Year1)
ザベル
【長所】
最強の代名詞。まず通常技の数自体が多く、バリエーションに富んでいて画面上でカバーできない範囲がない。とにかくあらゆるものを持っており、見えない高速中段とスカし下段の2択、2発刻んでヒット確認可能な下段の弱攻撃、出現隙がほぼない無敵ワープ、ガードポイント技、何故か足元の喰らい判定がなく下段を避けられるジャンプ移行モーション、低姿勢で跳びをくぐれる前ダッシュ、勝手に投げを避けるしゃがみ歩きなど、武器を持ちすぎている。ガードキャンセルの性能も及第点で、ぶっ放せるEX必殺技、先述のワープといった逃げ技も持ち、ディフェンスが弱いということもない。極め付けとして全くリスクなくノーゲージであらゆる状況から繰り出せて火力も高いガード不能のジャンプ弱Kも持つ。ただただ最強。
【短所】
しいて言えば体力は低い方。レバー入れ技が多いため技の使い分け・暴発には気を配る必要があるし、全体的な操作は忙しい方といえる。なんでもできるが故に何をやればいいか混乱してしまう恐れはある。
【こんな人におすすめ】
・最強キャラ以外に興味がない
・時間がかかってもいいからナンバーワンになりたい
・あらゆる場面に対する回答を持っていたい
【こんな人は向かないかも】
・手先はあまり器用なほうではない
・通常技の使い分けが苦手
・キャラパワーで勝っているとは思われたくない
【スト6で例えるとこのキャラ】
ルーク(Year1) + JP(Year1)
モリガン
【長所】
ヴァンパイアを代表する看板キャラ。波動拳と昇竜拳を持ったベーシックなキャラに見せかけて、前後ダッシュが宙に浮くホバーダッシュとなっているので、ダッシュ攻撃がすべて中段として活用できる。実は下段のしゃがみ大Kがリーチ・発生・硬直差のいずれも優秀で、それを意識させて投げに行くという元祖柔道キャラでもある。その通常投げは自動二択になるのでジャンプされても落とせて、投げ抜けされても有利が取れる上になぜかダメージが減らない、という充実ぶり。瞬獄殺コマンドで出せるダークネスイリュージョンがチェーンコンボから連続ヒットするためコンボ火力も十分。無敵昇竜であるシャドウブレイドによる拒否性能もかなり優秀。
【短所】
実は空中ダッシュを持っておらず、歩きも速くはないため、逃げる相手を追いかけることがとても難しい。ダッシュ攻撃の中段もこのゲームとしては発生が遅い方なので、ある程度やっているプレイヤーには見切られやすく、崩しとしては信頼できない。ダークネスを使ったコンボはヒット数が多いため補正がかかりやすく、構成を工夫しないと火力が出ない。そもそも入力が難しいので単純に習得に時間もかかる。シャドウブレイドは空中ガード可能なため便利な対空手段を持っていない。切り返しもシャドウブレイドに依存しており、高いガードキャンセル精度を求められる。通常技の判定も軒並み弱いため、立ち回りで何もできずにやられていくことが多い。
【こんな人におすすめ】
・投げと大足の2択こそが至高
・トレーニングモードでの練習を楽しいと感じられる
・どうせなら一番ヴァンパイアらしいキャラが使いたい
【こんな人は向かないかも】
・あまり練習せずに勝ちたい
・相手を必死で追いかけている時間を虚しく感じる
・昇竜拳コマンドが苦手
【スト6で例えるとこのキャラ】
春麗
アナカリス
【長所】
「変なキャラ」の最高峰。しかしその性能は武器が揃っている。動作中に立ち・しゃがみの全技が出せて接近や固めに便利な前ダッシュ、飛び防止や対空に強力な立ち中P・しゃがみ大P、発生5Fとは思えないリーチを誇り暴れや対空に優秀なしゃがみ中P、リーチが長くこのキャラのみ何故か空中で何度でも出せる各種ジャンプ攻撃、空中に長くいられる3段ジャンプ、画面端から逆の画面端へ脱出できる画面端ワープ、ジャンプしても逃げられないコマンド投げである奈落の穴、見えない中下段の崩しとして使える空中ピラミッドなど、全体的な性能はかなり高い。普通に対戦する分には複数の強みを持ったハイスペックキャラ。その個性からキャラ人気はむしろあるほうで、使用人口も少ないわけではない。
【短所】
なんといっても共通システムであるアドバンシングガード(AG)をこのキャラだけ持っていない。これがすべての長所を打ち消している。AGがないため防御が圧倒的に弱く、多くのキャラが永久ガード連携(アナカリス側がレバーを離してもずっとガードになってしまう)を持っているどころか、単純な当て投げでさえもつらい。それ以外でも通常投げ、通常版ガードキャンセルも持っていない(1ゲージ使うES版ガードキャンセルはある)ので、勝手にハンデ戦になってしまう。おまけにES版ガードキャンセルは相手キャラによっては当てても通常投げを食らうのが確定する。ついでに身体の大きさも比較的でかい方。
【こんな人におすすめ】
・何を差し置いても個性的でありたい
・リーチは長ければ長いほどいい
・強いキャラで勝っても普通過ぎて退屈に感じる
【こんな人は向かないかも】
・ゲーム内の不平等が許せない
・弱いと分かっているキャラは使う気になれない
・「個性的だね」と言われても褒め言葉には思えない
【スト6で例えるとこのキャラ】
ダルシム
フェリシア
【長所】
このゲームでは珍しくスタンダードに強いキャラ。ジャンプを中心に全体的な動きが速く、判定の強いジャンプ大Pで飛び込むだけでかなり圧が出せる。近距離では、地上技に繋げられるダッシュ中Pによる中段や、リーチが長くて下段なのにガードされて+2Fという驚異の性能のしゃがみ大Kを使いつつ、相手が固まったら歩いて投げる、というシンプルな攻めが普通に強い。防御面でも、上方向に強くて暴れに優秀なしゃがみ中P、初段がガード不能になるES版ガードキャンセル、無敵が付いているEX技のダンシングフラッシュなど武器は揃っている。というか単純にジャンプしまくっているだけでも強い。全体的に癖がないため初心者向けとしておすすめされることが多い。
【短所】
移動起き上がりの性能が低く、移動距離は長いが起き上がるまでに時間がかかるので、見てから起き上がった方向に追いかけて起き攻めすることができてしまう。切り返し技のダンシングフラッシュは1ゲージ消費するのに攻撃判定の発生前に無敵が切れてしまったり、ガードキャンセルも判定の都合でガードされやすいなど、防御面には心細さがある。攻めがシンプルなので勝とうと思うと地力をきちんとつける必要がある。癖がない代わりに尖った強みも少なく、サスカッチやガロンといったキャラが上位互換に感じられ、そっちに流れる人が多い。
【こんな人におすすめ】
・格闘ゲーム自体の経験が浅い
・色々なことができるよりもシンプルなほうが好き
・犬より猫派だ
【こんな人は向かないかも】
・どうせヴァンパイアをやるなら個性が強いキャラを使いたい
・強烈な1つの強みを軸にして戦うほうが好き
・半裸のキャラを使っているのを人に見られると気まずく感じる
【スト6で例えるとこのキャラ】
リュウ
ビシャモン
【長所】
あのウメハラさんの現役当時の使用キャラ。日本刀を持っているため通常技のリーチが長く判定が強いうえ、前ダッシュが速くガンガン前に出て攻めることができる。いわゆる昇竜拳である鬼炎斬はガードキャンセルなど一部状況でしか出せないという特殊な性能で、これによって相手が手を出していたらガードキャンセル、動いてなければしゃがみ弱Pが出るという仕込みができる。ガードキャンセル自体の性能も良く、ES版だと初段がガード不能になるので、切り返し能力は非常に高い。後ろ溜め前+PorKで出せる居合切りのリーチ・威力・隙の無さが非常に優秀で、さながらガイルのソニックブームのように試合のコントロールが可能。飛び道具の絡め魂(読みは”からめだま”)は、ES版が特定の距離から撃つとなぜかガード不能になり、画面端でこれを連続で当てるセットプレイ「不能ループ」を持ち、逆転性能も高い。
【短所】
基本コンボで猶予2~3Fの目押しを何度もやる必要がありコンボ難易度が非常に高いが、これをやらないと火力が出ない。地上で対空に使える技が乏しく、昇り攻撃で追い払うなど色々な工夫が必要。切り返しをガードキャンセルのみに頼っているため、その精度が低いと防戦一方となってしまう。後ろ溜め技の居合切りが強いのに、前ダッシュでラッシュをかけるキャラでもあるため、溜めの管理ができないとどっちつかずになってしまう。その上、投げ以外の分かりやすい崩しを持っていないため、攻めるのにも知識や工夫がある程度必要。
【こんな人におすすめ】
・ゲームはとことん突き詰めてやり込みたい
・溜め管理には自信がある
・侍に憧れている
【こんな人は向かないかも】
・相手の攻撃を受ける時間が長いのは無理
・便利な対空手段を持っておきたい
・目押しコンボは練習する気になれない
【スト6で例えるとこのキャラ】
ジャックナイフを持ってないDJ
オルバス
【長所】
1ゲージ消費のガード不能技、ウォータージェイル(泡)を使って画面端で相手を捕らえ、その状況をループさせるセットプレイ、通称「泡ハメ」という非常に明確な勝ちパターンを持っており、ゴールが分かりやすい。キャラによっては画面端で一度転ぶとそのまま試合が終わるので、どんな劣勢からでもひっくり返すポテンシャルを持つ。立ち回りでも、当たると相手を拘束して追撃できるポイズンブレス(毒)やソニックウェーブ(音波)といった必殺技を置きつつ待ったり、低姿勢かつ高速の前ダッシュから判定・硬直差ともに優秀なダッシュ弱攻撃でゴリゴリ固めにいったりと多彩。ダッシュだけでなく歩きの速さもトップクラス。1ゲージ使うダークフォースの性能がジェダと並んで最強クラスで、緊急回避として非常に信頼できる。
【短所】
対空に向いた技がほぼなく、上を取られるとなすすべがない。地上で振ることができる便利な牽制技も持っていない。展開が速いゲームなのに加え、前ダッシュが強いキャラなので、逆に毒や音波のための後ろ溜めの管理が難しい。泡ハメをするにはゲージが必要なので、リソース管理を常に求められるが、切り返しのダークフォースでゲージを使うことも多く、すぐカツカツになる。ゲージがないと歩いて投げる以外やることがない。肝心の泡ハメだが、キュービィなど一部キャラにはほぼ効かない。
【こんな人におすすめ】
・明確な勝ちパターンがほしい
・ラストから逆算して考えるのが得意だ
・飛ぶよりも前ダッシュで鋭く差し込む方が楽しい
【こんな人は向かないかも】
・ハメ野郎と言われるのは心外だ
・後ろ溜めの管理が苦手
・普段から対空に苦労している
【スト6で例えるとこのキャラ】
対空技のないラシード
サスカッチ
【長所】
このゲームの真の主人公といえるキャラ。ショートダッシュによる見えない高速中段、どこまでも届く下段のしゃがみ大K、多彩な攻め方ができるロングダッシュ、火力の高いコマンド投げ、いくら殴っても倒れない高耐久、ES版のビッグタイフーンやビッグタワーズによる切り返し、強判定の通常技の数々…と、セイヴァーで求められる要素全てを持った超ハイスタンダードキャラ。そのわりに操作は意外と簡単だが、連続ショートダッシュなど難しいテクもあり、やり込み甲斐も十分。間口が広くて奥が深い。同キャラ戦も非常に面白いと言われる。とりあえずこいつで始めれば間違いはない、と最初に提示されるキャラ。よく見るとけっこう可愛い。
【短所】
歩きがやや遅いので地上での間合い管理が難しい。空中軌道変化を一切持たないため、ただ飛ぶだけだと簡単に落とされがちで、空中戦に強みを持つキャラと比べるとかなり劣る。ショートダッシュ(664入力)を多用するためレバー操作は忙しい。通常版ガードキャンセルでは相手がダウンしない上に弱と強は当てて不利なので、ノーゲージだと手軽な切り返しがない。メインはもちろん、サブキャラとしても人口が非常に多いため、存在感を出すのが難しい。
【こんな人におすすめ】
・キャラ選びに特にこだわりがない
・一通りの武器が満遍なく揃ったキャラを使いたい
・体力が高いキャラが好みだ
【こんな人は向かないかも】
・66、44、22といった入力が苦手
・ゴリ押しで勝つと気が咎める
・みんなが使ってるキャラはなんとなく避けることが多い
【スト6で例えるとこのキャラ】
ケン
レイレイ
【長所】
前後どちらにも走れる空中ダッシュ、空中でも発動可能で途中で切り離して様々な軌道変化ができる旋風舞、3種類の軌道で撃ち分けてセットプレイにも使える飛び道具の暗器砲、一瞬消えて無敵になる前ダッシュなど、とにかく動きのバリエーションが多く、画面上どころか画面外まで使って縦横無尽に動ける。低空ダッシュからの高速中段やスカし下段による2択も強力。通常技を強制キャンセルして出せる天雷破(1ゲージ消費)は、落ちてくる分銅部分が中段なので、ゲージがあればあらゆる場面から発生19Fの中段が飛んでくる。チェーンコンボヒット時にも天雷破に繋げられるのでコンボ火力も高い。
【短所】
喰らい判定の横幅がやたらと大きく、特定の連携が抜けにくかったり、とんでもない距離からコンボが入ったりしてしまう。体力が低いうえ、ガードキャンセルの旋風舞がほぼ役に立たないなど、ディフェンスに適した技も少なく、一気に攻められると抗えない脆さを持つ。歩きが激遅かつ前ダッシュが特殊なため地上での小回りが全く効かない。天雷破で崩そうにも、コマンドが非常に特殊(弱K強K中P中P上)なため、そもそも安定して出せるようになるまでが長い。メイン火力がチェーンコンボからの天雷破によるコンボのため、ダメージを伸ばそうとするとここでもかなりの練習が必要。旋風舞による軌道変化なども含めとにかく操作が煩雑。
【こんな人におすすめ】
・自分だけのオリジナルムーブを探すのが趣味だ
・手先の器用さには自信がある
・どう見てもレイレイが一番かわいいと感じる
【こんな人は向かないかも】
・練習のための時間を確保するのが難しい
・一方的に攻められるとイライラする
・できることが多いと逆に混乱してしまう
【スト6で例えるとこのキャラ】
A.K.I
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