【セイヴァー攻略】キュービィ対策

キュービィ目線から見た、キュービィと対戦する際に必要になる対策をまとめました。細かい知識というよりは全体的な考え方の話になってます。


しゃがまない

キュービィの大きな欠点として、ダウンを取るための大足が非常に短いという部分があり、ちょっとでも離れていると3段チェーンでも大足が連続ヒットしない。

キュービィが中段と下段で2択をかける際、中段択は低空ダッシュによって前進しているので、どんな間合いからでも勝手に密着気味になって安定して大足まで連続ヒットする。

一方で、下段択の場合はきちんと密着を作らないと大足まで繋がらず、ダウンを取れないことが多い。下段択を選択して大足まで当たりそうにない間合いだった場合は中足締めになるが、そうなると次の2択をかけるためには再び接近する必要があるので、そのための読み合いを一度通す必要がある。そこで読み負けると当然相手を逃がしてしまうことにもなる。

つまりキュービィ側から見て、相手がしゃがむ=中段が通る=次の起き攻めまでセットということになるので、実は期待値でいうと中段のほうが非常に高い。

2択に関してはこういった前提があるのに加え、そもそも中間距離から触りに行く用途でも低空ダッシュは頻繁に使われるので、キュービィはとにかく中段攻撃の割合が多い。その一方で、下段から大きなリターンを出すにはしっかりとした密着状況を作る必要があるので、実はしゃがみ中P中Kぐらいしかできることがない場面も多い。

このように、実はキュービィは立ちガードしている相手に対してリターンを出すことが少し難しい。なので、基本的にはなるべく立ちガードをすることが推奨されている。ただ、単純に立ちガードをするだけだと【低空やホバーで触って有利を取る→着地して下段】で崩されて終わりなので、低空をガードしたうえでAGまで出す必要はある。なんにせよ、2D格ゲーの経験がある人ほど咄嗟の場面では癖でしゃがみがちなので、意識して立ちガードするようにしたい。

ホバーを潰す

キュービィの強さを支えているのは、やはりホバーで空中に浮くことができるという点で、ホバーからの空中ガードで相手の攻撃を受け止めつつ接近するなどリスクなく立ち回れるというところにある。

なので、何にしてもまずはこのホバーを対処しないことには始まらない。ホバーの潰し方が上手い=キュービィ戦が上手いと言っても過言ではない。具体的には以下のような方法がある。(上手い人はもっと色々やってるかも)

  1. ホバー潰しの空中チェーン
    ジャンプ小P小Kのような特定の構成の空中チェーンを空中ガードさせるとなぜかキュービィのガードが解けるという現象。詳しい話や具体的なチェーン構成についてはこちらを参照
    一番わかりやすい対処法で、空中チェーンを出すだけで飛んでるキュービィを落として2択にいける。ただし、キュービィ側がちゃんと対処するとガードできてしまうので、露骨にやりすぎると通らなくなる。

  2. 空中投げ
    ガードしてくるなら投げればいいという単純な対策。地上投げと違って投げ抜けもややされづらいのでその後の展開も期待できる。
    ただし、キュービィ側が先にボタンを押していてジャンプ攻撃を食らったり逆に投げられたりする可能性もまあまあ高い。ジャンプの高度的に届かない場面も多い気がする。

  3. 引きずり下ろし
    簡単にいうと昇りジャンプから空中チェーンを複数段ガードさせることで自分のほうが先に着地して有利状況を作ること。向いているキャラはジェダやガロンなど。
    空中技の性能によってできるキャラとそうでないキャラに差があるが、キュービィに限らずすぐ空中に逃げる相手全般に有効な対策。空中チェーンで引きずりおろし→立ち小Pで落とす→起き攻め、という流れが非常に強い。これもキュービィが先にボタンを押していると空中でジャンプ攻撃同士がカチ合う可能性はある。

  4. 隙間の空いた空中チェーン
    フレーム的に隙間の空いた構成の空中チェーンを空中ガードさせると、キュービィ側がジャンプ攻撃をガードしてからすぐ反撃しようとしてボタンを押していた場合にチェーンコンボの途中で技が漏れてしまい、その後にチェーンした技が当たるというトリック。代表的な例はガロンのジャンプ大P大Kなど。
    キュービィ側は基本的に空中ガード後反撃をする気満々なので、これを使うと空中チェーンを途中で食らってくれることが多い。また、空中ガード後反撃のためにボタンを押すことをためらうようになるので、そうした防御行動を抑制する効果もある。

逆にホバーに対してやってはいけないことは、地上対空をすることや飛び込みを立ちガードすること。どちらも簡単にずらせるし、ガードした場合はその時点ですでに【ジャンプ攻撃2段】【ジャンプ攻撃1段止め→下段】の2択をかけられた状態になってしまっている。

起き上がりに技を重ねる

非常にシンプルだけど本当に効果があるのはこれ。キュービィ使いはピンチになるとイレッパからの切り返しに頼りがちなので、起き上がりにちゃんと技を重ねられるだけで強く苦しみだす傾向にある。起き攻めする際に、たとえ2択になっていなくてもいいので、とにかく飛べないように触り続けるだけでも効果はあるはず。

低空ダッシュ、ホバー、ホーミングなど、キュービィの強みとなる部分はジャンプした後の行動であることが多い。どうにかしてジャンプしたがるのがキュービィ使いの性である。そのため、キュービィ目線でいうと、起き攻めされる際に重ねが甘い人ほど楽な相手はいないと感じる。

キュービィの起き上がりフレームが異常でとても重ねづらいことがそもそもの原因なので、そこはどうしようもないが、それでも頑張って練習するだけの価値はあると思う。

いいなと思ったら応援しよう!