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事業開発の色々な論点を構造化・図解してみた。

こんにちわ。NEWh堀です。
普段事業開発領域でお仕事をしている私ですが、
タイトルの通り、事業開発の領域は、人によって解釈に揺れがあるビッグワードにまみれている世界な気がしてます。

なので、
note上では、これまでいくつかの論点に対して構造化、言語化、文章化と向き合ってきたのですが、できるだけ普段からそういう思考を維持できるよう、Xでも、事業開発領域における色々な論点とその構造を1枚のスライドに落とし込み、定期的に発信をしてたりします。

ということで、
今回は、X上での発信からいくつかピックアップし紹介をしてみます。


新事業創造のための構成要素。の図解。

事業創造が生まれ続ける企業となるための構成要素

元post
https://twitter.com/hori_NEWh/status/1730966402218222066?s=20

まずはこちら。事業開発の領域でお仕事してるとはいうものの、向き合うテーマは本当に多種多様でして。個別の新事業PJTの伴走支援もあれば、そもそもどういう領域で、どのような新事業を考えるべきなのか、という方針/戦略的な領域もあるし、ステージゲートに代表されるような事業創造を支える仕組みもある。あるいは、人材育成がテーマの場合もあるし、組織間の棲み分けや役割、機能設計もあるし、風土醸成がテーマもある。という色々なテーマを整理してみたやつ。
ピラミッドの構造としている意図は、個別の新事業PJTも当然大事なんだけど、前提としての新事業づくりの方針と、個別のPJTを支える仕組みや人材、さらには土台としての風土。これらが整ってはじめて理想とする新事業創造活動ができる。という構造があると感じたから。
ただ、概念や理想としてはそうなんだけど、このピラミッドが綺麗に強固な状態に仕上がっている企業はなくて、どこかしらに問題、課題がある。
どこに問題があるか次第で、当然向き合うべきテーマも変わるべし。という。
これはもはや、"企業変革"という壮大なテーマとなる。


競合ってなんだ。の図解。

競合の4階層。

元post
https://x.com/hori_NEWh/status/1715942705472372772?s=20

一つ目に比べると論点としてグッと小さくなるけど、
競合ってなんだ。と向き合ってみたもの。「世の中にない新しいサービスなので競合はいないんです。」という言葉は事業開発のシーンでは結構よくあったりする。けど、時間と消費が有限出る以上、どんなサービスであれ競合は存在する。ただし、競合には自社との距離感という観点で階層があって、サービスの新規性次第で向き合うべき競合は変わる。というやつ。
UBERの競合はGOなのか?もしかしたらLUUPなのか?はたまた、待ち時間のイライラを解消してくれるスマホゲームなのか?という。



料金モデルデザインにおける整合性要求。の図解。

料金モデルデザインで考慮すべき6つの「整合性」

元Post
https://x.com/hori_NEWh/status/1763846250745786807?s=20

3つ目は料金モデル。料金モデル=価格戦略に焦点が当たりがちだけど、構成要素はそれだけじゃない。「誰が」「何に対して」「どのように」「いくら」払ってくれるのか?の4要素があり、それぞれが変数なので組み合わせとして出来上がる料金モデルは無限のバリエーションがある。
そんな中でじゃぁ何を軸に描くべきなのか、という問に対して、いろいろな観点があるよね、を整理、構造化してみた図解。
基本のスタンスは、事業の幹となるコンセプト、そしてそこから繋がるビジネスモデルの他要素それぞれから意識すべき要素が生まれてくる。
ビジネスが向き合う「課題」には特性があって、高頻度で発生している課題もあれば、頻度が少ない課題もある。課題の発生頻度と支払い頻度が捻れているとよくないよね。だったり、
我々は圧倒的な手軽さで勝つのである。と戦略として高らかに宣言したんだけど、料金モデルは、結局これいくら負担すれば良いの?がわかりづらかったりするとねじれてるよね。だったり。



顧客とは。の図解。

顧客にも階層がある。

元post
https://x.com/hori_NEWh/status/1572948415046381569?s=20

4つ目は「顧客」
顧客という言葉は一つだけど、そこには階層がある。という考え方。
コンセプトが見据えようとしている顧客の"塊"が市場(人数ベース)であり、
その中で最初に向き合う顧客の"塊"がターゲットであり、
その中でさらに解像度を高め、実在する人物像まで言語化、特定した顧客がn1顧客。
どれも「顧客」という言葉に内包されてしまうけど、言葉の粒度、階層は全然違う。事業開発においては3つの階層全てで顧客の言語化が必要であり、
階層間はきちんと整合性を持っていないといけないよね。
というメッセージ。


実現性を持った優位性。の図解。

優位性ツリー

元post
https://x.com/hori_NEWh/status/1623308712747372544?s=20

最後はこちら。優位性ツリーという言葉を作ってみた図。
自社はなぜ顧客から選ばれるのか?という優位性はポジショニングマップを書いて満足しちゃダメで、その優位性はなぜ実現/構築できるのか、まできちんと繋げて描きたい。というメッセージ。
起点は顧客にある。顧客がある商材を選ぶ際の判断軸の中で、自社はどこで突き抜けるのか、が優位性であり、その戦い方はなぜ実現できるのか、という問いで自社の目線へと落ちてくる。
求められていることと、できることを繋げる。
当たり前っちゃ当たり前なのかもしれないが、意外に意識薄れてしまうかもという危機意識もあって構造化してみた。


まとめ。

今回はX上でのpostからいくつかピックアップして紹介してみました。
冒頭で書いた通り、これ以外にもふわふわしている言葉が山のようにある領域なので、引き続き構造化、言語化、図解と向き合っていければ。

ちなみに私のXアカウントはこちら。
https://twitter.com/hori_NEWh
定期的に思いついたタイミングでこういうこと発信してるのでご興味あれば!

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