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ICT建機の3次元施工データ

みなさんこんばんは。ICT建機の3次元施工データまたは設計データはどのように作図していますか?高価な3DCADを使用していますか。今回は、誰でも気軽に簡単・格安で作る方法を紹介します。そう、工夫次第で出来ちゃうんです。以下に概要を手順毎で記しました。詳細も書くね。

1.2DCADで土工の施工図を書く。
2.FreeCADに読み込み高さ情報を設定する。
3.トリンブルのビジネスセンターに読み込んで3D化

なにが一番難しいか、手順1です。現場を知らないと施工図は書けません。知識と経験が必要です。それでは番号ごとに詳しく説明します。詳しくは下記の動画をご確認ください。

【1について】
現場監督や職長が書いている土工の施工図を書いてください。土木だと土工一般図、建築だと根切り図が該当する。DWG形式の2DCADまたはJWで書いたのちにDWG化すれば大丈夫です。以下のポイントを念頭に作図してください。
①座標のゼロを躯体の角等に設ける。土木の場合は基準点
②逃げ杭、または世界測地系の基準点を書く
③床付けの高さ毎で画層を分ける。
④掘れない図面は書かない。法面の角度を意識する。
⑤細かい事は動画を確認((笑))

【2について】
FreeCADに作成した施工図を読み込んでみましょう。画層毎できれいにデータが分かれていますので、高さを設定してあげましょう。その後、データを取り出します。

【3について】
2で取り出したデータをトリンブルビジネスセンターに読み込みます。全てのデータを選択し、面作成を実行。以上で3次元化が完了です。立体表示に切り替えて確認してみましょう。ICT建機を動かすためにはローカザイゼーションが必要です。これらの作業はトリンブルビジネスセンターにて完結できます。そのあたりの詳しいことは測量会社等にご確認願います。


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