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リハビリでよくなる人の特徴

普段から1日何人もの方のリハビリを実施させていただいている中で、改善しやすい方とそうでない方とで別れることが多々ありますので、その部分についてお話しさせていただきます。

『 ご利用者様が 受け身的でなく、主体的である 』

その分かれ目はこれに尽きると思います。

ただリハビリを受けて、なんとなく体が動かしやすくなったり楽になったりする事で改善したと思い込み、その日限りの改善で終わってしまう場合では 長い目を見た時に、本当に改善したとは言い難いと思います(もちろん改善する方もいます)。
逆に、ご利用者様が自ら考え工夫し 愚直に努力される方は 日々の改善がわずかでも、その後の能力の変化や生活への心持ちが全く違うと、日々の臨床現場で感じます。

これは主体的に自分の体に向き合い、どうしたら改善していくのかを自分なりに探求する事で、『もっと⚪︎⚪︎したら、××ができるんじゃない?』など前向きな姿勢で物事に臨めるからだと思います。

もちろん!主体的なリハビリを誘導するためのセラピスト介入という部分は非常に重要ですし、リハビリを開始する前のご利用者様へのマインドセットもかなり重要になります!
僕自身の経験で、昔マッサージのようなもので時間をやり過ごしているセラピストを何人も見てきましたが、結局ご利用者様の満足度やその後の生活に直結する事もなく、信頼もないまま時間だけが過ぎる様子が見て取れました。

目的や病期によって介入は異なりますが、いつも時もご利用者様自身が考え選択し、主体的に行動が起こせるような、リハビリを実施できていけたら理想だと思います。
そのためには『運動療法』がとても有効と思いまして、ただ筋トレのように動くといった単調なものではなく、ご利用者様と一緒に同じ動きをしながら、動作の反復や動作方法の確認を行いつつ、自動介助運動のようなサポートをなるべく少なくして、ご自身で動く経験をたくさんする事で、ご利用者様自身が人任せのリハビリにならずに ご自身の体に向き合う、主体的なリハビリに繋がっていくと思っています。


もっともっと、自分の体に目を向け みんながずっと元気な体でいられればと思います。

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