コーチングに救われたから、救えるような漫画を作りたい

タヌキブースへお越しの皆さん、こんにちは！
この『タヌキブース』は、吉本ユータヌキの活動の裏話や考えてること・漫画の先読みなどを配信するマガジンです。ちなみに購読者の総称は『もち米さん』と呼んでいます！初月無料なので、チラッと覗き見してみてくださいね。

もち米さん、こんにちは！
5月も終わりですね。あっという間に夏みたいな季節がやってきたので、忘れないうちにこの春の話をしたいと思います。

空元気の春でした

このマガジンを読んでくださってる方は薄々感づいてると思いますが、めちゃくちゃ自己肯定感が低いんです、僕。

とにかく昔からA5ランクのネガティブ思考で常に他人から嫌われてるんじゃないか…とか、自分に自信が持てなくて何をやっても続けられない人間で。そのピークみたいなのがこの春にやってきて、空元気のような毎日を送っていました。

ーですが、コルクから紹介してもらったカウンセリングの先生と面談したり、コーチングを受けて、自分のネガティブな思考の沼から引っこ抜いてもらって、なんとか回復してきました！

やりたいことが見えてきた

なんでこの春にズドーンとやってきたかというと、いろいろあるんですけど、何よりも『自分が漫画家として描きたいものは何か』という疑問に真正面から向き合ってみると…

これと言ってないかも → じゃあなんのために描いてるんだ？

描きたいことがあるような。ないような。やりたいこととやれることは違うし、じゃあ自分がやれることって、なにがあるのか…

と、頭の中に分厚いモヤモヤが覆われてしまったんです。
そんな時に救われたのが、コーチングでした。

コーチングとは、"やりたいこと(ゴール)"に向けて『こうするといいよ』というコンサル的なアドバイスではなく、『達成するためにはどうすると良い？』と自分の頭の中にある道筋にライトを当ててくれるようなことをしてくれます。
これを"思考が整理される"という人が多いようで、まさにそう。

本来はゴールに向かって『達成するために毎日1時間は勉強しよう！』みたいな課題を持ってるはずなのに、何かしらの理由でそれを見失っていたり、他人と比較してしまい、自分なんて…と悲観的になって、うまく進行できなくなってしまったり。そんな時に『どうして上手くいかないんですか？』と問いと気づきを与えてくれ、原因が整理されます。

一時期、本当に漫画なんて描くのやめたいとドン底まで落ちたりもしたけど、コーチングに救われたおかげで、立ち直れました。

コーチングしてもらうようになってから自分の思考を客観視できるになってきた。ネガティブの深入りも、焦燥感の解消もちょっとずつできるようになってきて、生きづらさが軽減されてる。自分みたいに自己肯定感の低さに悩んでる人のためになれるような漫画考えてみる。

— 吉本ユータヌキ (@horahareta13) May 30, 2021

自分自身がコーチングを受けていて、受けるたびに前向きになれてる気がしていて、あからさまにネガティブに飲まれる時間が減ったこともあり、自分の漫画が誰かにとって、そういう気持ちの変化を起こせるものを描きたいと思った。

そんな時に、ふと前に岸田さんから『ユータヌキさんは共感性が強いね』と言ってもらったのを思い出した。自分がしたいことと、自分の長けている部分が把握できた気がした。

自分が漫画家として描きたいものは、生きづらさが解消できる漫画かも。
今コロナで人と話す時間も減って、1人で悩んでもがいてる人も多いと思うんで、ちょっとでも楽になって、ちょっとでも前向きになってもらいたい。

前進してない人と前進してる人

そこで、コーチングをしてくれている中山さんと協力していただきながら、今漫画を作ることにしました。『前進してない人と前進してる人』これはあくまで仮タイトルなんですけど、テーマはこの通り。

僕自身が1番してしまう『他人との比較によって苦しむ』を言い換えたもので、人はみんな毎日少しは前進してるはずなのに、他人と比較するから前進してるように感じられない人と、他人ではなく過去の自分と比較することで前進を感じられる人の対比ってことです。