ニホンのリベラル層は、「ニッポンの保守層」が嘘っぱちだと考えていますが、「欧米リベラルに追随するニッポンのリベラル層」が嘘っぱちだとは思っていないようです。
逆に、ニホンの保守層は「ニッポンのリベラル層」が嘘っぱちだと考えていますが、「ニッポンの保守層(皇室含む)」が嘘っぱちだとは思っていないようです。
でも実際には、日本の政界・財界・メディア・言論界・芸能界・スポーツ界そして裏社会を基盤とする、「ニッポンのリベラル層」と「ニッポンの保守層」は、みんなグルなのでは?
2021年春以降、わたしはそう疑いながら、日本の様子を見ています。
ニッポン勢が、わざわざ二手に分かれてドンパチ攻撃し合っているのは、何かしら「インセインな(正気の沙汰ではない)目的」のために、ニホンを分断する必要があって、ニホンに大きな溝を作りたいからではないか?と。
上の図は、一番単純な左派・右派対立を例に取っていますが、たとえば、一方では「韓流ブーム」を煽っておきながら、他方では「嫌韓ブーム」を煽るというのも同じ構図です。韓国が好きか嫌いかで分断させるんですね。
今は新型コロナワクチンも、分断に利用されてますね。ワクチンを打っていようがいまいが、少なくとも国民同士で対立する必要なんて全然ないのに、前線で二手に分かれてドンパチやってるせいで、誤誘導されている。
そうした二項対立の両勢力の根っこの部分には、共通して「満州」があるのだと、澤野大樹氏はずっと指摘しつづけています。
そこでウィキペディアから、その片鱗が伺える事実を拾い集めてみることにしました。
電通は元「満州国通信社」、当時の主筆はアヘン王
まずはメディアの総元締め、電通からスタートしましょう。
電通 - Wikipedia
テレビ広告をほぼ一手に引き受ける電通が、メディアや芸能界に多大な影響力を持つ点は、みなさまご承知のとおり。嵐の櫻井翔氏の父親である、元総務事務次官櫻井俊氏が、先日まで代表取締役副社長を務めていた会社でもありますね。
電通は創業当時は通信社でした。満州事変が起こると、国の命令で合併して「満州国通信社」となります。当時の主幹兼主筆は里見甫氏。佐野眞一氏によれば「里見は、電通が今のような広告会社になったきっかけを作った一人である」とのこと。
里見甫氏のことはまったく知りませんでした。
里見甫 - Wikipedia
この人はすごいですね。電通・アヘン・上海・巣鴨プリズン・無条件釈放ときて、岸信介であがり。ロイヤルストレートフラッシュ的な経歴。
ここで少し寄り道して、日本の傀儡政府だった(知りませんでした💦)という南京国民政府の初代主席、汪兆銘の項目を見てみましょう。
上海閥の江沢民の父は、日本の傀儡南京政府の元役人
汪兆銘 - Wikipedia
江沢民とのつながりが出ましたね。福田赳夫元首相(清和会のプリンスと呼ばれる福田達夫氏の祖父)の名前も出ています。
江沢民 - Wikipedia
「特務機関ジェスフィールド76号」て何?と思ったので調べてみたら
ジェスフィールド76号 - Wikipedia
江沢民の父親は、ただの「傀儡政権の役人」ではなさそう。中国政府は否定しているようですが、「反日中国人取締機関」に協力していた親日派で、そこから日本の傀儡政権の役人となった人なんですね。
江沢民自身も、日本軍が管轄する南京中央大学に通ったインテリで、反日テロ取締組織の協力者(親日派)の息子なのに、なぜか「革命烈士の子弟」とされて文化大革命を免れている。武漢の党委員会の書記代理を務め、それ以降もメキメキと頭角を現し、天安門事件直後に大抜擢。
この人はほんとに臭い。プンプン臭いますね。。。
岸信介は元満州国総務庁次長
さて、「満州国に強い影響力を有した軍・財・官の5人の実力者」のことを「弐キ参スケ(にきさんすけ)」と呼ぶんだそうです。
弐キ参スケ - Wikipedia
「弐キ参スケ」の5人のうち、東條英機をのぞく、岸信介とその親戚と元上司は死刑を免れていた、と。
では、岸信介の項目には何が書かれているのでしょうか?
岸信介 - Wikipedia
これを読むと、岸信介という人は「商工省」畑を歩いてきた人だということがわかりますね。今でいう「経済産業省」。
そういえば、メディアって、「財務省(大蔵省)」はしきりに悪役として槍玉にあげますが、「経済産業省」には悪いイメージをつけませんよね。かわりに、経済界の悪役は「経団連」が担っている。省庁のほうが企業よりも偉いんですかね???
「革新官僚」というのもよくわかりません。リベラルな官僚ということでしょうか?
革新官僚 - Wikipedia
なるほど、「革新=共産主義」というのは、「保守=国粋主義」の対義語として生まれたようですね。日本共産党がなぜかリベラルと呼ばれる側に立っているのは、この名残なのでしょうか。共産主義者をリベラルと呼ぶなら、中国もロシアもリベラルってことになりそうですが……。米国民主党と中国共産党の蜜月ぶりを考えると、あながちまちがってない?
岸信介の逸話や人脈は実に興味深いですね。
「勝共連合(しょうきょうれんごう)」とはなんぞや?
なるほどねえ、満州で五か年計画を指揮した共産官僚が、戦後は反共主義の活動家と親しくしていたと。
これは正力松太郎氏もまったく同じで、
正力松太郎 - Wikipedia
警察庁出身、読売新聞社長、日本テレビオーナーという保守派の経歴に見えますが、戦前は「太平洋戦争下での軍部の方針を追認し支える体制」の中心である「大政翼賛会」の総務に就任。つまり戦前は、保守というより、親軍部だったんですね。昭和10年には、右翼団体のテロの標的にされ、瀕死の重傷を負っています。右翼団体に標的にされるということは左翼だったってことですよね? 戦後、巣鴨プリズンに収監されたあと釈放というのも、共産官僚、岸信介とおそろいです。
また、朴正煕元大統領というのは、朴槿恵大統領の父親ですね。つまり、安倍晋三首相と朴槿恵大統領は「国際勝共連合を通じて仲の良かった両人の孫であり子である」ということ。そんなふたりが日韓外交では、いがみ合っているように見えましたが……?
あと、北村サヨさんというのは、
出ました、田布施町。なるほどねえ。
とまあ、戦後は「反共親米」の保守政治家となった岸信介氏ですが、では、「冷戦期にソ連から膨大な資金援助を受けていた」という、いわゆる「真逆の思想」である共産党・社会党系列の政治家も見ていきましょうか。
志位共産党委員長の伯父はGHQとKGBの元二重スパイ、蓮舫議員の祖母は上海日本軍と深い関係
2000年からもう22年間、無選挙で共産党委員長の座に座りっぱなしの志位和夫氏。正直、わたしはリベラルを自認している時代からずっと思ってましたね。リベラルを名乗るならせめて選挙くらいしなさいよって。
志位和夫 - Wikipedia
志位委員長の祖父も伯父も旧陸軍所属。しかも伯父の志位正二氏は戦後にGHQとKGBとの二重スパイになるんですね。
志位正二 - Wikipedia
GHQの参謀第2部というのは諜報部だそうです。
参謀第2部 - Wikipedia
巣鴨プリズンもそうですが、「しかし罪には問われず」ってところがミソですよね。罪に問われないばかりか、その後は外国の石油開発会社の常務になっているんですから。
志位委員長支持者から見た場合、伯父がKGBのスパイだったことよりも、GHQの参謀(諜報部員)だったことのほうが、「らしくない」親戚がいたってことになるんでしょうか。
ちなみに志位正二氏が「自首して罪に問われなかった」1954年当時の内閣は、第5次吉田茂内閣。「岸信介と対立しているが親戚」の吉田茂が首相だった頃です。
そして、志位正二氏が戦時中に参謀として所属していた日本軍第3方面軍というのはですね
第3方面軍 (日本軍) - Wikipedia
満州の部隊だったんですよね、これがまた。
それから、もうお一方、蓮舫参議院議員の祖母、陳杏村氏について。
大日本帝国軍の人脈メモ(海軍)|けんぱ|note
上記の記事にも書きましたが
蓮舫 - Wikipedia
蓮舫議員の祖母は、戦時中に上海駐屯の日本軍高官との付き合いで富を築いた。また、戦後に起こった「岸信介の関わる不正融資・贈収賄疑惑事件」の台湾側の当事者だったということ。
もちろん、普通なら、伯父や祖母がどんな思想で何をしたかなんて、本人とは関係がありません。その人自身の行動で判断されるべきで、親戚の先入観で評価されるべきではない。それはそのとおりです。
ただ、ここまで見てきたとおり、「彼ら」はどうも違うようなんですね。地脈、金脈、人脈。すべてが血脈に統合され、子孫に受け継がれているように見えます。
つまり、「満州(岸信介)と関わりのある血縁者を持つ、ふたりの有名な野党議員」が、どういうわけか「岸信介の孫」を舌鋒鋭く批判しているというわけです。そしてその批判によって事態が好転することはなく、むしろ〝敵〟をアシストする形になっている。
その不可解さについて、どうか「陰謀論」という単語をいったん頭から追い出して、じっくり考えてみてほしいのです。
アウンサン・スーチー氏の父親は日本軍から資金援助を受けたビルマ建国の父
さて、満州の資金源アヘンですが、ミャンマーでの栽培が2006年から増加しています。
CNN.co.jp : 黄金の三角地帯のアヘン 生産量が3倍に、経済規模2兆円
そして、ミャンマーのアウンサン・スーチー氏の父親アウンサン氏は、旧日本軍との関わりが深く、日本名も持っていた方だそうです。
アウンサン - Wikipedia
ここには直接、満州の語は出てきませんが、アウンサン将軍を助けた「南機関」という特務機関(諜報機関)の項目には
南機関 - Wikipedia
とありますね。
そのミャンマーで、昨年2月に軍のクーデターがあったのは記憶に新しいです。
清和会の本当の敵は誰か?
2021年3月19日の麻生太郎氏のこの発言を覚えていますか?
麻生財務相「マスクはいつまでやるの?」 コロナ長期化に愚痴 | 毎日新聞 (mainichi.jp)
麻生太郎氏が報道陣に逆質問「マスクはいつまでやることになってるの?」 | ハフポスト 政治 (huffingtonpost.jp)
これを聞いたとき、すごく不思議だったんですよね。「あれ、あなたとメディアってグルなんじゃないの?」と思ったので。
でも、そうじゃないことを知ったあとは、ものすごく腑に落ちました(下記記事参照)
【改稿】総裁選と薩長の禍根|けんぱ|note
自民党は、幅広い思想の政治家を抱える巨大政党ですが、実は本物の野党は、自民党の中にいるのかもしれません。
この表をじっーーーーくりと見てみてください。
もしも、◇(清和会と経世会)と ◆(野党)が実はグルだったとしたら……?
なぜ、「自民党の宮沢内閣」ができただけで、自民党議員が大量離党したのか?
なぜ、「自民党の森内閣」ができただけで、加藤の乱が起こったのか?
安倍晋太郎 - Wikipedia
そして安倍晋太郎氏は、なぜ、「1985年に田中角栄に反旗をひるがえした」竹下登氏と仲が良かったのか?
①清和会(安倍晋太郎:旧岸信介派:経済産業省)
②経世会(吉田茂派→佐藤栄作派→田中角栄派→竹下登(反田中)派)
③宏池会(吉田茂派→池田勇人派:大蔵省)
田中角栄氏というのは、☆(清和会の敵)だったのでしょうかねえ……?
そして、もし「二度あることは三度ある」なら、次の政権は◆ということになりますね😊
忘れちゃいけない731部隊
そして、満州といえば、大日本帝国軍の最大の汚点にして最大の罪───人々を「マルタ」と呼び、実験材料にした非道の犯罪のことを忘れてはなりません。
731部隊 - Wikipedia
その後、731部隊の研究データと軍医たちはどうなったのか?
つまり、お咎めなしで、普通に大学や病院に就職したんですね。
お土産が何かは、いわずもがなというところでしょうか。
ちなみに1947年に元隊員たちの事情聴取を行なったのは、「米軍の細菌戦研究機関キャンプ・デトリック(現フォート・デトリック)のノーバート・フェル博士ら」だそうです。
満州国から現在までの繋がりをざっと見てきましたが。
「メディア」「武漢」「上海」「各種の病原体の研究・培養、ノミなど攻撃目標を感染させるための媒介手段の研究」「国立感染症研究所」「無罪放免になった医者たち」
あれ? つい最近どこかでよく見かけたキーワードが並んでいますね。
まさか……ね?