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あめ色たまねぎのシャングリラ

たまねぎは10分やそこらであめ色になると思っていた。
甘かった。辛かった。


ほぼ同時刻にスイッチを押した急速炊きの炊飯器からアマリリスが流れて
ようやく「薄っすら黄色くなったか…?」程度。

そこから急ピッチで音が変わる

ドラムのキック音、
ハイハット、スネア、ベース、ギターと徐々に音が増えていく

嗚呼、チャットモンチーの「シャングリラ」だ

私の中のアマリリスは「シャングリラ」に決まった

気が付いたら焦げ目のようにあめ色のたまねぎ
合挽き肉を入れてピーマンを投下して肉に火が通ったら
カレー粉を入れる、違うメーカーのカレー粉を使うと
スパイスが違うから美味しくなると伝えられ育った

いいかんじになった、つくりすぎたけど


成長曲線なんて人それぞれだよな。
と思ってみたけど、たまねぎを人に重ねられるほど甘くない、辛い。

胸を張って歩けよ 前を見て歩けよ
希望の光なんてなくったっていいじゃないか

チャットモンチー「シャングリラ」



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