10.15 【みちのくプロレス矢巾大会】を現地観戦してきた
7/23にチケットを購入してから、とても楽しみにしていた
みちのくプロレス矢巾大会
メインイベント
【フジタ”Jr"ハヤト 選手 vs 高橋ヒロム 選手】
が観たかった!
とんでもない試合を観てしまった。
余韻が止まらない。
いざ、聖地・矢巾へ
朝7:00出発
目指すは、岩手県の「矢巾町民総合体育館」
高速を2時間ほど走るとその場所はあった。
THE 体育館な佇まい。
みちのくプロレスの旗揚げの場所だそうだ。
聖地・矢巾で組まれたスペシャルシングルマッチ
そのシチュエーションがわくわくを更に高める。
大会前に友人と会う約束をしていた私は、9:00に体育館着。
とりあえず、車を停めて、待ち合わせ場所まで歩いて行くことに。
ちょうど会場設営が開始されていて、生配信用かな?カメラなどの設備を積んだ車も到着していた。
フジタ"Jr”ハヤト選手と高橋ヒロム選手
フジタ"Jr”ハヤト選手のことをはっきりと知ったのは、週プロのヒロム選手との対談だと思う。
そこで、大きな病と闘っていることを知った。
ハヤト選手の生い立ちを知るのは、試合をしている姿を初めて観た「3.1 ジュニア夢の祭典~ALL STAR Jr FESTIVAL 2023~」の後だったかな。
ヒロム選手もX(旧Twitter)紹介していたが、
鈴木健さんのブログおよびハヤト選手との対談
是非読んでもらいたい。
対するヒロム選手も大きな怪我を経験している。
2018年7月のサンフランシスコ大会で、ドラゴンリー選手のドラゴンドライバーを受けた際、首の骨を折る大怪我を負った。長期欠場を余儀なくされた。
二人とも、怪我や病気による長期欠場を経験した者同士。
奇跡のカード
コロナが明けて、
通常が徐々に戻ってきて、
プロレスも歓声ありでできるようになり、
2023年は、新日本プロレスと他団体の交流が一気に開放された年になった。
今回の対戦は、
2022年5月1日に、サムライTVの番組にゲスト出演していたヒロム選手に、ハヤト選手が「試合をしたい」とメッセージを送ったことがきっかけで叶ったもの。
あわせて、「3.1 ジュニア夢の祭典~ALL STAR Jr FESTIVAL 2023~」の開催が大きかっただろう。
来年はどうかわからないけど、今年は確実に扉がひらかれた!
もしかして、ヒロム選手、このハヤト戦まで計算して「3.1 ジュニア夢の祭典~ALL STAR Jr FESTIVAL 2023~」を企画したってこと、、、あるかな。
もしそうだとしたら、鳥肌ものだ。
✔︎当日券も含めて完売!
✔︎29年前以来の超満員札止め!!
✔︎会場にはすごい熱気と期待感が充満していた。
ヒロム選手の入場曲が響くと、会場の熱がさらにぐっと上がった。
いつもより、ちょっと溜めて(そのように感じた)ヒロム選手はビッグマッチ仕様のコスチュームで現れた。
✔︎ハヤト選手の入場曲が鳴ると、MAXだと思っていた熱気がさらに増す!
✔︎リングでハヤト選手を待ち受けるヒロム選手
いつも通りの素早いロープワークで、リングの具合を確かめたあと、
リング中央で、胡坐で待つ。
すごい緊張感
✔︎ヒロムコールも起きるが、ハヤトコールが断然大きい
ヒロム選手、こんな中で試合することもなかなかないんじゃないかな
✔︎ハヤト選手がいつも、ティーシャツやランニングを着用して試合するのは
腰のテーピングを隠すためだったのかな
脱いだのは初めて観た。
ヒロム選手の逆水平を直にうけてやるという気合を感じた
✔︎ヒロム選手のチョップにより、ハヤト選手の胸は内出血で赤黒く。
ハヤト選手が繰り出すキックは、ありえない重い鈍い音を響かせて、ヒロム選手の胸にめりこむ。
ヒロム選手、キックのパワーを逃すことなく、全て受け切っていたようにみえた。ダメージ大きそう。
✔︎バチバチの打撃戦
究極の意地の張り合い
負けない、倒れない。
投げっぱなしジャーマンには、即同じ技で返し、
カウントも1で立ち上がる
ふたりとも、とんでもなく負けず嫌い!
✔︎途中、林檎選手がタオルを投げようとコーナーまであがった場面があったのだが、
ハヤト選手が全力で抗った。
✔︎胸に刻まれる逆水平、
無骨なヘッドバット合戦、
コーナーへのデスバレー、
何度も繰り出されるヒロムちゃんボンバー
✔︎次第に立ち上がれなくなってくるハヤト選手に
始めこそ「立てー」と煽っていたヒロム選手だが、
その呼びかけは
「立つな」
「もう止めろ!止めろ!」
に変わっていく
もう、周りには泣いている方がたくさんいて、
戦ってほしい気持ちと、もうこれ以上は、、、という気持ちとの葛藤。
観ている側も、ヒロム選手もそうだったのかな
でもハヤト選手は立ち向かう
そのたびにヒロム選手も最大限に受けて返す
✔︎最後はTIMEBOMBⅡでフィニッシュとなった
相手への最高のリスペクト
本気で受けて、本気で返す。
なにより、試合後の悔しさの中に、やり切った気持ちがにじみ出ていた
でも、さっきまで殴り合っていたのに、終われば清々しいほどノーサイド。
二人で抱き合って讃え合っている姿に心を打たれない人はいないでしょう。
ヒロム選手が首の怪我から復帰後に、ドラゴンリー選手とやった時に近い感覚だけど、決して同じではない。
試合後のマイクも、気持ちのこもった熱いマイクで、
ヒロム選手とハヤト選手が退場後も、余韻がすごかった
私も含め、出口に向かう観客の皆さんも、いつもと違って、言葉少なで。
「表現する言葉がみつからないほどすごい試合を観てしまった!!」
充足感と、終わってしまった喪失感と、いろいろな気持ちを各々噛みしめているようだった。
ヒロム選手はバックステージコメントで
と語っていた。
「満足しちゃったかもしれない」
その言葉に胸がざわざわした。
前から「満足したら終わっちゃう気がする」と語っていたから。
まだ果たしていないこともたくさんあるし。
ハヤト選手がまた戦いたいと思えるように、突っ走らなければならないから、まだ終わらないよね。
きっと第4章の高橋ヒロムワールドが始まる。
もっともっと強くなる。
ヒロム選手のテーピング
左手首には
「みちのく30」
右手首には
「フジタ”Jr”ハヤト」
掌には
「生」
「夢」
また、ハヤトvsヒロムを観たい。
場所はもちろん
みちのくプロレスの聖地 矢巾町民体育館で!!
叶いますように