ブラジル プレミアムショコラ
その名の通り、チョコレートのような香りに浸れる、とても飲みやすいコーヒーです。
グアテマラのコーヒー農園を訪れた時に、農園内でカカオも栽培していて、同じ植生であるならコーヒーにもカカオ感があっておかしくないのだなあと思いましたが、本当にこのプレミアムショコラはチョコレート感たっぷりで、農園の光景が目に浮かぶようです。
とにかく優しい甘味。
苦くない焙煎で甘味を愉しむなら、このシングルオリジンの豆はオススメです。
コーヒーの甘味は繊細で、白砂糖の強い甘味のスイーツと合わせると消されてしまう傾向にあります。
ブラウンシュガーなど角の立ってない甘さのお砂糖を使った、カルダモンのクッキーや、ナッツたっぷりのパウンドケーキなどで、コーヒーペアリングを楽しんでいただきたい、そんなプレミアムショコラです。
〈Brew Log〉
豆:Brazil Premium Chocola
抽出:December Dripper(半浸漬式)
抽出温度:96℃
カップ:Avensi Vida
このプレミアムショコラの甘味とフレーバーの良さは、
コーヒーの木が深くしっかり根を張れるような土壌作り、完熟果実の収穫タイミングを図ることに注力していること、など農園のみなさんの尽力によるもので、ナチュラルの精製方法でここまでの品質管理ができている、とてもコスパの良いブラジルらしいナッツ感とチョコレート感を持つ豆です。
そして、当店の焙煎で、
・焦げ味が出ないように焙煎し(焦がさない焙煎)
・焙煎直後から耐圧容器内で圧をかけて保存する(加圧熟成)
ことで、さらにまろやかな味を引き出しています。
味の定着には、焙煎してから1週間もしくはそれ以上、二酸化炭素で圧をかけて酸素に触れない環境下(ビール樽内やビール瓶内など)でコンディショニングを行います。
これで、様々なコーヒーの持ち味が、バラバラではなく角がとれてまろやかにまとまります。
そして、樽から出した後も、空気が触れないような容器の中であれば、さらに味は良いほうへ変化していきます。
お客様のお手元で、是非コーヒーの成長をお楽しみいただければと思います。
当店のコーヒーは、沸騰直後のアツアツのお湯で淹れることを推奨しています。
焙煎による苦味がないので、お湯の温度を下げる必要がなく、逆に高い温度で淹れることで豆が持っている個性がはっきりと出ます。
ペーパーフィルターで淹れて、すっきりとしたフレーバーを楽しむのも良いですが、コーヒー豆のオイルも一緒に抽出されるフレンチプレスのような淹れ方も、甘味が余すところなく出てオススメです。
Brazil Premium Chocola
〈地域〉ブラジル ミナスジェライス州 サンアントニオ
〈品種〉ムンドノーボ、カツカイ、カツアイ
〈標高〉1,000~1,100m
〈精製方法〉ナチュラル
〈テイスティングノート〉
さくらんぼ、チョコレート、ナッツ、シンプルシュガー
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