寝酒ならぬ、寝コーヒーに
最近のカフェインレスのコーヒーの味の良さは、映画「You've got a mail*(1998年)」の時代と比較して、飛躍的に向上しています。
(*コーヒーショップ内のシーンで、"Tall, Decaf, Cappuccino"と流れるように注文する男性客がいましたね)
処理技術が向上して、その豆の持つ風味を残してカフェインを抜くことができるようになってきているのです。
カフェインの効能として、
・利尿効果
・覚醒効果
・消化助長
・血管拡張作用
・基礎代謝促進
などがあります。
頭をすっきりと切り替えたいときにコーヒーの助けは嬉しいものですが、
逆に、カフェインにあまり強くない方や妊娠中の方には、飲めないときも。
このエチオピアのカフェインレスの豆は、そんなカフェインを避けたい時にもコーヒーの満足感を味わうことができる優れものです。
カフェインのパンチ力はさすがにありませんが、味わいはモカらしく
苺チョコレートのような風味が甘味と一緒に楽しめます。
是非、寝酒ならぬ「寝コーヒー用に」いかがでしょうか?
この苺チョコレートのような風味は、
・エチオピア原種の豆の香り
・ナチュラルと呼ばれる精製方法
から来ています。
カフェイン除去は、
・液体二酸化炭素抽出法(LIQUID CO2 EXTRACT METHOD)
カフェイン率を0.1%にしています。
そして、焙煎で、
・焦げ味が出ないように焙煎し(焦がさない焙煎)
・焙煎直後から樽内で圧をかけて保存する(加圧熟成)
ことで、さらにまろやかな味を引き出しています。
味の定着には、焙煎してから1週間もしくはそれ以上、二酸化炭素で圧をかけて酸素に触れない環境下(樽内)でコンディショニングを行います。
これで、様々なコーヒーの持ち味が、バラバラではなく角がとれてまろやかにまとまります。
そして、樽から出した後も、空気が触れないような容器の中であれば、さらに味は良いほうへ変化していきます。
お客様のお手元で、是非コーヒーの成長をお楽しみいただければと思います。
当店のコーヒーは、沸騰直後のアツアツのお湯で淹れることを推奨しています。
焙煎による苦味がないので、お湯の温度を下げる必要がなく、逆に高い温度で淹れることで豆が持っている個性がはっきりと出ます。
ペーパーフィルターで淹れて、すっきりとしたフレーバーを楽しむのも良いですが、コーヒー豆のオイルも一緒に抽出されるフレンチプレスのような淹れ方も、甘味が余すところなく出てオススメです。
Ethiopia Cidamo Decaf
〈精製方法〉ナチュラル
〈カフェイン除去〉液体二酸化炭素抽出法
〈テイスティングノート〉
ストロベリー、チョコレート、アプリコット、のようなモカ感を持ちながらのカフェインレスの軽やかさ
★カフェインレスコーヒーの呼称★
・カフェインレス
・ディキャフェ
と日本で呼ばれることが多いですが、
英語では
・Decaf(ディキャフ)
と呼びます