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コラム:ナラティブ・インテリジェンスって何ですか?(4)

依田真門(まこどん)

“地に足の着いた、かつ人をワクワクさせる未来図を描く力こそがナラティブ・インテリジェンス“と前回お伝えし、思考を進める8ステップをご紹介しました。
https://note.com/hopework/n/nd99e27351d10  

以下、8ステップのうちの1~4を想定し“5=AIに物語を書かせる”まで進もうと思います。人間とAIの共同で作る「起こりそう」で「できそう」、そして「面白そう」な未来の創作実験です。

  1. 年金支給開始が70歳に引き上げられ、従業員1000人以上の企業には5%の高齢者雇用が企業に義務付けられた。その状況下で大手コンビニチェーンF社は対応を迫られる。

  2. F社企画課長S氏、41歳。経営トップから高齢者5%雇用を達成すべく厳命を受け頭を抱えている。

  3. 高齢者は長時間労働に耐えられず、深夜労働や不規則労働にも対応できない。ITリテラシーが求められる上に業務範囲が広いコンビニ業務に慣れるには、若手の倍以上の準備時間がいる。どう考えても高齢者雇用の道は厳しい、というのが現状でのS氏の認識。

  4. そこに自社(R社)が現れF社の窮地を救う。ここでは介護用品の開発・製造を行っている中堅企業R社(従業員300人)を想定。『元気な高齢化社会の実現』を社是に掲げる同社の力で展望が開け、S氏の苦悩が取り除かれる。

では早速AIに物語を描いてもらいましょう。以下のプロンプトに上記の1-4を続けて処理を行います。
“下記1-4の想定の下、R社の技術、創意工夫の下でF社の高齢者雇用実現の目途がたつストーリーを、S氏を主役として1000字以内で描いて下さい”
 
結果は以下の通り。

未来を切り拓く革新の物語:R社の力で高齢者雇用を実現するS氏の挑戦


2028年、日本の社会は大きな転換期を迎えていた。年金支給開始年齢が70歳に引き上げられ、従業員1000人以上の企業には従業員の5%を高齢者雇用する義務が課せられた。この新たな時代の要請は、従来の労働慣習を見直す大きな契機となったが、多くの企業にとっては悩みの種でもあった。
大手コンビニチェーンF社の企画課長、S氏もその一人だった。41歳のS氏は、新しい時代の波を敏感に察知する中堅社員として社内で一目置かれていたが、今回の経営トップからの厳命――「5%の高齢者雇用を実現する具体策を立案せよ」――は、さすがに彼の頭を抱えさせた。
「高齢者を雇用するとなると、どうしても問題が山積する。長時間労働は無理だし、深夜や不規則なシフトも厳しい。しかも、ITリテラシーが求められる現場のコンビニ業務を覚えてもらうには、若手よりはるかに時間がかかるだろう。正直、これをどう解決するのか見当もつかない……」
ある夜遅く、オフィスでひとり考え込んでいたS氏のもとに、一本の電話が入った。それは、F社と以前共同開発を行ったことのある中堅企業R社の営業担当者からだった。
「Sさん、私たちR社で最近取り組んでいる『スマート支援プラットフォーム』をご存じですか?これは、高齢者の方が短時間で業務を習得し、健康的に働ける環境を支援するために開発した新しい仕組みです。F社の課題を解決できるかもしれませんよ。」


R社は「元気な高齢化社会の実現」を社是に掲げる企業で、これまで介護用品や健康支援機器の開発で培ったノウハウを活かし、新たに職場向けの高齢者支援技術を開発していた。S氏は早速、R社の研究所を訪問した。そこでは、年齢に応じた負荷を調整できる業務サポートロボットや、簡単な操作で業務内容を可視化できるスマートグラスが紹介された。
「これなら、高齢者の方々が自信を持って働ける環境が整えられる!」S氏は目を輝かせた。
さらにR社が提案したのは、F社の既存の業務を見直し、高齢者に特化した新しい業務モデルを構築することだった。たとえば、ITに不慣れな高齢者が短時間で習得できる専用アプリの開発、健康状態をリアルタイムで管理するウェアラブルデバイスの提供、さらには短時間勤務や昼間シフトを前提とした新たな業務区分の導入などだ。
「これらの施策を活用すれば、コンビニ業務の負担を分散させ、全社員が無理なく働ける環境が実現します」と、R社の担当者は自信に満ちた笑顔で語った。


その後、S氏は経営陣に対して提案書を提出した。「高齢者雇用を課題ではなく、F社の新しい強みとするチャンスです。この取り組みは社会的責任を果たすだけでなく、新しい顧客層を取り込む契機にもなります!」というS氏の熱意あふれる説明は、経営トップを感動させた。
半年後、F社の店舗には高齢者スタッフが活躍する姿が見られるようになった。業務サポートロボットやスマートグラスを駆使しながら、自信に満ちた笑顔で働く高齢者たちの姿は、多くの若手社員にも良い影響を与えていた。そして、その中心には、R社との協力を通じて新しい可能性を切り拓いたS氏の姿があった。
「私たちの取り組みが、未来の社会を変える力になるかもしれない――そう思うとワクワクしますね。」S氏は、F社の一歩先を行く姿を確信しながら、次の目標に向かって新たな挑戦を始めていた。
――――――――――(物語ここまで)――――――――――

とりあえず第一案が描けました。が、イマイチ面白みに欠ける気がします。
次回以降でこの物語をUpgradeしていこうと思います。

_/_/_/_/ ホープワークニュースレター vol.43_/_/_/_/
<希望の便り from ホープワーク協会>2025.1.10