「話す」は「放す」
これは(元)JWの人むけに書いてます。(めっちゃニッチやな!)
わたし、実は辞めたJWの人と会ったことないんですよね。
高校で抜けて、大学で家を離れて初めてガッツリ、シャバの世界へ出たんですけど(笑)
今まで元JWだったんだよねって人に会ったことがなかったし、一般の人に過去を話したこともなかった。
多分、話しても理解しきれないんじゃないかな?と思っていたから。
だってハルマゲドンがどうとか(この世界をもうすぐ神様が滅ぼされるよと言われてたの)、永遠の命がどうとか(神様に従えが永遠の命が与えられると言われていたの)、一般の人が聞いたら「え?そんなのマジで信じてたの?」レベルで、「それってヤベくね?」って理解されないと思ってたから。
言い訳だけど、言い訳だけど(笑)わたしそれ自分から進んで信じようとしてたわけじゃないからね(苦笑)
その宗教組織に入ってる親から産まれた子は必然的に、その組織の教えを受けるようになってたんだ。うちの場合は両親ともに入ってたから余計だよね!(正確には3世!)
そうすると、当時はネットとかなかったからシャバの情報はほぼ入れにくい状況だったわけよ。
で、多分、わたしの性格がピュアだったのもあったと思う。
ただ言われてたことを信じていたのよ。
とはいえ、結局のところ両親への反発心もあって、復讐の意味も込めて高校で抜けたわけ。
けど、その後JWの話を誰からとすることはなかった。独特の世界すぎて知らない人は理解できないんじゃないかと思ってたから。
でも、ある程度関わってきた人なら分かる感覚かもしれないけど、あの世界って自分のアイデンティティと切り離せないところあったりするじゃん?笑
それで、去年あたりかな?ちょこちょこネットで元JWの人の情報なんかを見たりしてたわけよ。
そしたらSNSとか、ブログとかでやっぱりいらっしゃって。(ネットがあっていい時代になったなと思うよ)
中には今も精神的に辛そうな方もいらっしゃって、あぁわたしだけじゃなかったんだなって思ったんだよね。
そしたら、急に無性に辛くなって、吐き出したくなって、誰かと共有したくなって。
でも同じ境遇を知っている人としか話したくなかったんだ。細かい感じ方までは分からないと思ったから。
「神に逆らうと滅ぼされる」という恐怖とか、例の時代の体罰的なやつとかね。
そしたら、たまたまネットで元の方と通話でお話しすることができて。
辞めて約20年後よ?笑
初めてその時のことを話したの。
そしたらね2時間、嗚咽、鼻水、涙が出まくりで強烈だった。
言葉だって「悔しい!」とか「許せない!」とか布団バンバン叩きまくりで泣きっぱなしだった。
ホントあればすごかった。
そんな姿子供には見せたくなかったから、こっそり一人で部屋にこもって話すつもりだったのに、途中で子供入ってきちゃったけど止められなかったもんね 汗
結構吐き出せたと思う。
元JWの人だからこそ、言えたし。
だから「話す」のって「放す」なんだなぁって思った。
ただね、その人との話で今でも心に残ってることがあるんだ。
その方のご兄弟が現役で長老(上の役職的な)らしいんだけど、
過去に「ここがおかしいことは分かっているけど、もう俺はこの世界以外では生きれないから仕方ない」って言ってたって。
それを聞いたとき、なんか悲しかった。
歪さに気づきながらも、諦めて自分を騙し騙し生きる人生と、
わたしみたいに葛藤を感じながらも、シャバで生きれてる人生とどっちが幸せなんだろうって。
苦しいけれど、後者なのかもしれないって思ったんだよね、苦しいけどね!?笑
そして、私一人苦しいと思っていたけど、同じように今も苦しんでる人や、悲しみ、怒りを抱えている人もいるんだとチラチラネットを覗いていてきづいた。
だから、一人じゃないんだって勝手にちょっと心強く思ってる。
なんか分かんないけど、みんなで力を合わせてなんかできたらいいなとも思うんだよね。
支えあってさ。
弱いし、私だってw
誰かの力になれたらいいと思うし。何かできるときは、するよ。
命ある限りね👍