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『ホットロード』への想い

今さら、今頃『ホットロード』かよって話しですが、この間の投稿に「今日から不良になってやる」と、和希のセリフを書いてから思い出しては1人熱くなっていました。

しかも、私、数日前から腹痛があり、会社を早退して、本日病院に来ております。

待っている時間、悪いことを考えてしまいそうになる思考をなんとかしようと、ホットロードへの熱い想いを書こうと思い、書いております。

作者の『紡木たく』さんの漫画はどれも好きで、『机をステージに』や『瞬きもせず』も大好きでした。
それでもやっぱり『ホットロード』は、1番のお気に入りで、実家から出る時も結婚してからも引っ越ししてからも大切に持っていた本。

『ホットロード』は、私が中学生くらいの時に『別冊マーガレット』通称『別マ』に連載してされていました。


めちゃくちゃハマって、スケッチブックに絵を真似て書いたり、「ケケケッ」などのちょっとしたセリフから、和希の言葉、ハルヤマの名言をよく書いたりしていましたね。

ホットロードは、お母さんが好きじゃない相手と結婚した人との間に生まれた和希。
母親はどこか幼く、学生時代からの想い人である恋人がいる。
和希は自分はいらない存在感なんじゃないか、と悩んでいる。
一方、ハルヤマもお母さんの再婚相手とうまく行かず家を出てバイトをしながら生計を立て、暴走族に属しながら、死ぬことも怖くないという中で好きなように生きている。

そんな2人が出会って、親とのこと、命のこと、愛することなどをもがきながら学んでいく。

私の解釈ではこんな感じ。

2014年に映画化されると知った時の衝撃ったら!

何度も映画化とかの話もあったけど、世界観を壊さないようにと、ずっと断ってきたのに、ここにきてなぜ?という思い。

しかし、和希役を能年玲奈さん、現のんさんがやるとのことで、私の中では「アリ!」になりました。

イメージぴったり。

ハルヤマは…。

うーん、もう少し華奢なイメージでしたが、仕方ないですね。

友達たちの間で自分たちのイメージのキャスト合戦もしましたね。

年齢考えないなら、ハルヤマは、〇〇だなとか。
ひろ子先輩は〇〇だなとか。
10代の子たちの話なのに、私たちが考えるキャストは皆いい歳の方ばかり( ̄▽ ̄)

映画化された時には、私たちはいいおばさんなのに、一気に学生時代に戻りました。

お昼ご飯を一緒に食べる仲間が同期で良かった。

単行本は4冊。約4年間の話だったと思う。

それを2時間弱の映画にするって、ちょっとムリがあるよね。

あの世界観を壊さないように気をつけてくれていたのは、わかる。
監督さんの配慮は伺えました。

なんだけど、和希がハルヤマが気になって好きになっていく感じは、映画の中では分かりにくかった。

和希がオキシドールで髪を染めた時の色が「え?染めた?」ってくらいわからない。
いやいや、そこは「かわいそう。あなたの髪の毛」ってハルヤマのお母さんが言うくらい金髪にしないと…。

あ、ホットロードの漫画の話をして書こうと思っていたのに、映画のホットロードの話になってきてしまった…。

私の中で『ホットロード』は、「死ぬ」とは何か?と、死ぬことなんて怖くないと思って生きてきた2人が自分より、大切な人が出来たことで「生きる」とは何か?を考えるようになったと思うんです。

なので、映画(まだ映画のこというか)は、そこまで描けてなかったのが残念でしたね。
映画館には私くらいの歳の方が多くいて、同じような場面で涙を拭いていました。

きっと、『あの頃』を思い出しながら観ていたのかなと…。

映画だけ観た方には伝わらなかったと思うので、ぜひ漫画本で読んでほしいです。

ただ、時代背景も違うので、若い子にはちょっと伝わらないのかなぁ…とも思っています。





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