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ドタバタららみぃ劇場

朝、目覚めると、私の頭は軽い痛みがあった。
外は雨…。
低気圧のせいか、それとも口に出来たヘルペスのせいか…。


今日は、息子の大会。

実はこの大会、息子の勘違いから私はこの日をただの練習日だと思っていた。

ところが、6日は大会だと、5日の夜に息子が言い出した。

そんなことを知らなかった私は、友だちの家に泊まりに行っていた娘に、息子の練習が終わる11時半頃迎えに行くと約束していた。

ちょうど息子の練習場と娘の友だちの家が近く、迎えに行く時間もちょうどいいと、そんなLINEのやり取りを娘と5日の日にしていた。


ところが、である。
息子は5日の夜に
「明日の大会さぁ…」と言ったのである。

え⁉️
明日⁉️

確認すると、確かに6日は大会だった。

私、なぜ確認しなかったのか…。

息子よ。
1週間前に言った大会は5月の2週目というのは、どーゆーことかね?


息子が出る競技は1500M。

この競技って、ほぼほぼ午後から。

高校生ともなると、全員朝集まるというわけでもなく、自分が出る競技の2時間ほど前に競技場に行けばいいということになっている。

「何時に走るの?」
「そのために何時に家を出るの?」
「朝ごはんと、お昼ご飯と補食はどうするの?」

色々聞く私。
それに対してなんだか息子はよくわかってない様子…。
返ってきた言葉はあまりにも曖昧…💧
大丈夫か?息子よ。
君はもう高校2年生なのに、なぜ前日の夜なのに、自分が走る時間を知らないのだ。

私も自分のスマホで調べた。

息子の答えた時間と大幅に違う。

息子よ。
いつの何の大会の何を調べたのだ?


息子の言葉を鵜呑みにしなくて良かった。

で、結局息子は、家を11時半頃出たいと言ってきた。

え?それだと娘迎えに行けないじゃん…。


そこからバタバタと変更だ。


息子の大会だから、11時半に迎えはムリになったことを娘に伝えた。

息子の朝ごはんの準備やおにぎりの準備などもあるから、10時頃私が迎えに行くか、それとも友だちに送ってもらうか、考えてと連絡した。

娘は悩んだ結果、友だちに送ってもらうという選択をした。


で、ダンナに
「明日、息子大会だっていうから、娘の迎えには行かないし、娘は友だちに家まで送ってもらうってさ」と伝えたら
「え?明日大会なの?俺、見に行こうかな?」と、ダンナが珍しく見に行こうと言い出した。

え?マジで⁉️
なんで⁉️

…息子の大会を見に行くのをなんでっていうのもおかしな話かもしれないけど、なんで、このタイミングなの⁉️という感じだ。

息子はこの間の頭痛もあり、足の調子も良くないし、とにかくなんだか身体が重たいと、言っていた。
最近は全く息子の大会を見に行かないダンナ。
この息子の不調のタイミングで、見に行くなんて、なんてどういうことなんだ。

そして、さらに息子は
「なんか、お腹がぐるぐるして痛い…」と言い出した…。

もう、絶不調じゃん…。

そんなバタバタの大会前日の夜だった。


大会当日の朝は、冒頭に書いたように、私は頭が痛かった。
サプリを飲み、ゆっくり効くことを待ちながら、息子のうどんと朝ごはんの準備をする私。

で、ご飯を食べ終えるダンナ。

息子も少し遅れてうどんを食べた。
まだお腹はちょっと痛いらしい。

ダンナはお風呂にも入り、息子の競技時間まで時間があるからと、髪を切りに行くと言い出した。
が、美容院に電話をするも夕方しか空いてなかったという。

ヒマになったようだ。
「俺、娘迎えに行く」と言い出した。
息子の大会にも娘を連れて一緒に見ると言い出したのだ。

え❓
は❓

いやいやいや、娘、せっかく友だちの家でダラダラ遊んでるのに、迎えに行くの?

「で、娘とカフェに行こうかなぁ😃」

げっ‼️出たよ‼️
カフェ‼️

そう思いついたら、娘の都合よりも娘を迎えに行き、カフェに行きたくなってしまったようだ。

いやいや、娘の都合だってあるでしょうよ…と思っている私に
「娘に連絡して」というダンナ。

こうなったら誰にも止められない。


仕方なく娘にLINEする私。

なかなか既読にならない。

だよね。
時間は9時半。
友だちの家に遊びに行ったのなら、夜遅くまで起きてただろうし。
若者に取ったら9時半は早朝よね。
起きてないわよね…。


「娘に連絡取れた?」
ソワソワしてるダンナ。
「…まだ」

自分では連絡しないダンナ。

数分経っても既読にはならない。
電話をかけた私。
やっと出た娘。
寝起きの声である。

「お父さん、今から迎えに行くって。で、あなたとカフェに行きたいんだってさ」

ことの始終を娘に話す。

「え?」

娘、困惑…。
だよね…。

だけど
「うーん…いいよ…わかった…。で、何時?」
「今から行くから、10時20分くらいだってさ」
「は?今から?マジか…。うん…わかった…」

お父さんの性格をわかっている娘。
色々考えた結果、お父さんの提案に乗ってくれた。

ってなわけでワクワクしながら出かけたダンナ。
そんなに早めに出発したら、10時20分よりももっと前に着きそうである。


で、ここからなのです。
問題は。
ここまでのドタバタはほんの序章。
ここからが本番です。
私にはやらなければならないミッションがあったのです。

実は、娘と私にはダンナに言えない秘密がありました。


娘の車は、私が買ってあげました。
中古ですけどね。
で、ケジメとして、その車代は、娘が支払うということになってます。
これは、秘密ではありません。
ダンナ公認のこと。

その支払い方は、月々払うのではなく、お盆やお正月、こういうゴールデンウィークなどに帰ってきた時に払うみたいな形。
これは、ダンナが提案しました。

で、娘は今、かなりの金欠らしく、少し前に私にボーナスが入るまで待って欲しいと伝えてきました。
私はそれを承諾しました。

その金欠ということ、今回少し待って、ボーナスで払うということが秘密です。

娘が一昨日、友だちと飲みに行っている時に、ダンナに
「車のお金、もらったか?」と聞かれた私は
「アパートに忘れてきちゃったんだって」と答えました。

そのことを泊まりに行った娘にLINEで伝えると
「ゲッ。そうなの?私の中では、渡したってことにしてて、お盆にお母さんにこっそり渡そうと思っていたのに…。これ、怒られるの覚悟だな…」と返ってきました。


ありゃ、そうなの⁉️
ここはツメが甘かった。
しっかりとした口裏を合わせてなかったので、痛恨のミスです。
ヤバイ…と思った私。
娘が怒られるのはかわいそうだし、避けたいところ。

次の手を考えました。

『忘れてきたと思っていたお金は、お泊まりバッグの中にあって、友だちの家で発見したってことにしよう』と。
そう5日の日にLINEしました。

で、娘もこれに賛同。

なので、私が迎えに行った時に、実はあったのさというていで行こうと話し合っていたのです。

念には念を入れて、お金の準備も私はしました。
封筒もね。

で、昨日ダンナが
「あいつ、ホントにお金忘れたのかなぁ?」と言ってきました。
娘に対し、お金使いすぎて返せないのでは?と疑っていたのだと思います。
(勘の鋭いお父さん😅)

私はすかさず
「あー、それがさぁ。〇〇(友だち)の家に行ったら、そのバッグの奥底にあったとか言ってたよ」と返答。

ナ、ナイス👍
これで、バッチリです。

不測の事態に備えて考えて、娘とのLINEでの口裏合わせをしといて良かった。


ところがです‼️

息子の大会っていうことがわかり、娘の迎えに私は行かないことになりました。

まぁそこまではセーフとしても今朝、ダンナが急に迎えに行くことになった。

もう、ピンチ‼️

ヤバイ。

もし、ダンナが迎えに行った時に
「お金、あったのか?」と言ってきたら、娘の手元にはお金はありません。
そんなこと、言わないかもしれないし、言ったとしてもお金を見せろとか渡せとは言わないとは思うけど、念には念をです。

なので、私はまたまた考えました。

もし、お父さんに聞かれたり言われた場合のことを私は頭をフル回転させ考えました。
「友だちの家に行く準備をしてたら、お泊まりバッグの中からお金が出てきて、バタバタしてたから、お母さんにお金渡してなくて、自分の部屋に置いてきた。お母さんにそれを伝えたのに、お母さん、勘違いか、聞き間違いしたんだね」と、答えるように、ダンナが家を出た後、急いで娘にLINEしました。

口裏を合わせなくてはいけません。

が、なかなか既読にならない。

早く読んでくれぇ。
読んだら色々怪しいコメントは削除したいからぁ〜。

全然既読にならないので、焦った私は電話をかけました。
が、これもなかなか出ない。


あわあわしている私のところへ息子が。

「ねぇ。ここにあった緑色の字のゼッケン、知らない?」と。

え?

あ⁉️

あ‼️

一階に、息子の荷物がめちゃくちゃあって、片付けてと言ってもなかなか片付けない息子。
邪魔だと思って先日片付けた私。

…捨てた気がする…。

娘とのお金のやり取りも気になる私だけど、ゼッケンの行方も気になってきた。

ますます頭が痛くなってきた気がする…。

息子の部屋に運んだかな?と思い、息子と一緒に探すも見つからない。

あの緑の字のゼッケン。
確かに見覚えがある。

息子の部屋にはない。

ならばいつも置いてるところ…と思って探すもなぜか古いゼッケンばかり出てくる。

古くて捨てていいやつはあるのに、なぜあの新しいゼッケンは出てこないのか…。

私の頭の中の髙田延彦が叫んでる。
「出てこいやぁ‼️」

娘もゼッケンも「出てこいやぁ‼️」です。

バタバタあわあわしていると、娘からやっと電話が来た。
LINEを見たというので、そういう設定にしようということに。

お金も念の為娘の部屋に置きました。
アリバイ工作成立です。

娘のミッション成功です。

一安心。

ここから全力でゼッケン探し。
ここで私、つぶやきました。

もう、捨てたとしか思えない私。

「お母さんがゼッケン捨てるとか思えないよ」と言ってくる息子。
「もう‼️きっと捨てたんだよ‼️いつまで経っても片付けないから‼️」自暴自棄になる私。
「え?何でキレてんの?」と息子。
「いや、だって…」

そんな言い合いもしながら探す2人。

もしなかったら…と言ったら、自分で書いてつけるゼッケンがあるみたいなことを言う息子。
ないから欠場というわけではなさそうだ。
とりあえず、先生にLINEでお知らせ。

先生は忙しいので、なかなか既読にならず、その間も諦め気味に探す2人。

もう、ムリだよ…。
ないもん。
こんなに探してもないもん。
きっと捨てたんだ…。
捨ててしまったんだよ…。

自分で字を書くゼッケンにしちゃおうよ…と思い始める私…。


で、で、で‼️

あった〜🙌


何回も何回も探してた場所。
あるとしたらここなんだよな?と思っていた場所。

けど何回見てもなかったの。

なのに、出てきたの。

もう一回最後に見てみようと見たら、クルッと丸まっている緑の字のゼッケンが‼️

「あった〜‼️」
「これ?」と息子に聞くと
「これ‼️良かった〜。これで身体が軽くなった‼️2秒速く走れそう‼️」という息子。

あんなにイライラ全開だった私にそんなふうに言ってくれて
「俺がちゃんと片付けなかったからね」と言ってくれた優しい息子😭


もう2度とゼッケンは捨てない‼️

ってか、私、ゼッケンは捨ててないし。

あー、ホントあって良かった〜。


そんな身体が軽くなって2秒速く走れそうと言った息子。

本番は…。

途中までとてもいい走りに見えた。
2周目くらいの時に
「先頭を走るのは〇〇高校、〇〇…その後を追うのが…」と、息子の名前もアナウンスしてもらえた。

今回はダンナの解説付き。

「なぜ、そこで飛ばす?」
「あー、そこは内側に入るな」
「お。いいぞ。その位置どりはいい」
「あー、ここでバテたかぁ」
「あと5秒速く走れそうなのになぁ」

文句が多めだけど、そのセリフはいつもより明るめ。
「なかなか良かったな」
ペース配分など気に入らないところもありつつも珍しく褒めてました。

走り終えた息子はお腹を押さえてました。
やはりまだお腹が痛かったよう…。

お腹が痛い割には頑張りました。


そんなバタバタな日でした。

娘には、久しぶりに餃子を作って食べさせてあげることが出来ました。
やっと。やっとです。

いつもダンナが娘のために魚料理を作っておもてなしするのですが、今回、夕方、美容院にダンナが行ったので、その間に作ることが出来ました。

娘も
「やっぱり、お母さんの餃子が1番美味しい」と言ってくれました💖
あ、1番とは言ってないかな?
お母さんの餃子、美味しいだったかな?
まぁ、いいさ。
勝手に変換。
お母さんの餃子が1番美味しいってことで😆

ドタバタ劇場を書いたら、こんなに長文になってしまいました。

…ってか、この一連の流れって、勝手に私がバタバタしてるだけのことよねぇ?

娘のお金のことも息子のゼッケンのことも正直に言ったり、ゆっくり慌てなければ別にこんなにあわあわすることなかったことなのかも…。

そう思うと、私はこのドタバタららみぃ劇場を自ら望んで、なるべくしてなっている、ということになるのかな…?

マジっすか⁉️


長文、最後までお読みいただきありがとうございます😊

しあわせをありがとうございます💖
うちなる平和を💕
シュカポン🐼

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