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『かくしごと』試写会

東京で一人暮らしの女性が、認知症の父の介護のため、田舎の実家に帰省中に出会ってしまった少年をかくまってしまうお話。

90%くらい読める展開で、ストーリーそのものに驚きや共感が薄かったのが残念ではある。

テーマとして掬い上げたかったことは、社会の問題としてとても意義のあるテーマだろうし、伝えたいことも訴えたいことも、考えて欲しいことも伝わらないわけじゃない。

でもなぁ。

このキャラクターなら、この提案は拒絶するのでは?とか、もっと動揺するのでは?とか。警察そこまで馬鹿じゃないでしょうとか。そんなこと思ってたらあんなことしないでしょうとか。

そういう綻びのようなものがもやもやとした違和感を残し、深く誰かに共感していくこともままならず、終始、第三者的に見続けざるをえなかった。

トークショーでの監督曰く、この映画のために取材したわけではなかったようだけれど、社会問題として取材を重ねたテーマだったから映像化を引き受けたという話だったけれど。

にしてはなぁ。


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