見出し画像

セミとともに夏を過ごす

セミが鳴き始める時間が早くなっている。と職場の同僚が言う。

朝の5時ごろから大合唱でうるさくて寝ていられないらしい。うちはマンションなので気づかなかったけれど。

セミも猛暑で日中は大変だからサマータイム制導入?

いや、朝5時ですでにセミの活動気温に達しているってことなのかな。

旅行で山の近くなどに宿泊すると、夜が明けてくるころに鳴き出すひぐらし。涼しげでどことなく寂しげで風情がある。大合唱はしないしね。

次に鳴き声を響かせるミンミンゼミ。孤高のヒトって感じ。(関西では街中にはいない)

「暑ーっ」って不快な暑さになるころにクマゼミの大合唱。細い都会の一本の木に、一体どんだけ止まっているのと呆れるほどの大音量。

短い命をこの一瞬にかけているのさ。ってほど大声で無心に鳴く、生命の叫びそのもの。

お盆のころから、玄関まえにバタバタとセミの死骸がころがっていて。絶命しているのかと思えば急に低空飛行で羽ばたきだして「ぎゃー」ってなるのも夏のお約束。


8月も終わりに近づくとふと気づく。

そういえばセミが鳴いていない。静かになったね。

クマゼミは夏の終わりを教えてくれる。

ここで夏の終わりといえば、ツクツクボウシにバトンタッチなのだが、最近はほとんど聞かなくなった。

9月も変わらず猛暑だし、夏はまだまだ終わらない。
出番をなくしてしまったのだろうか。都会を見限って、涼しい山に集合して鳴いているのだろうか。

懐かしい声「ツクツクボーウシ」


別に好きでもないのに、セミに関してはいくらでも語れてしまうなぁ。




いいなと思ったら応援しよう!

ゆりのゆき@身体と心を整えます
サポートいただきました温かいお心は、他のnoterさんにも繋げていきます。有料記事を買ったり、サポートしたり、みんなで頑張っていきたいです。