暖かい陽気に誘われて
昨夜は氷点下3℃。
小雪がちらつき、まだまだ冬がくすぶっている。
そんな中、
今日は風がなくポカボカ陽気。
チャンス!
愛車を引っ張り出し、残雪の峰を遠くに見ながら走る。
行き交う車はいない。
もくもくとごはんを食べる牛さん。
何棟も張られだビニールハウスから聞こえてくるラジオの音。
雪解けの畑をついばむ鳥たち。
そんな景色を眺めながら、重くなった脚でペダルを漕ぐ。
そこかしこに顔を出し始めた土手の福寿草。
軽く汗ばむ心地よさ。
冬の間、ボロ屋を隙間風や冷気から守ってくれていたビニールを外した窓の側では、お日様を燦々とあびながらワンコがすやすや。
おぼろげなシルエットだけだったビニール越しの景色は、鮮明な景色に変わった。
小鳥たちが飛び交い、
朝夕に変わる空の色、
高い枯木の間から覗くお星さま、
そんな様を窓から見られるようになった我が家の春。
幸せをかみしめる。