2年前から、春馬くんの作品については、もう何度も何度も見てきた。
こんなにも素晴らしい俳優さん、どうしてもっとちゃんと見ていなかったんだろう、と悔しさと申し訳なさの日々を送った。
だけど、それだけじゃない。
時折検索にひっかかる役を纏わない春馬くんを見て、そのピュアさ、穏やかさ、上品さ、可愛さに心を奪われ、素の春馬くんがどんな人であったのか知りたくなってしまった。
これまで、ざっくり年代別に区切って、所縁の方々が語る春馬くんのコメントを綴ってきた。
今回は、このシリーズの最後の記事になる。
20代後半から30歳の春馬くんを集めてみた。
春馬くんを知りたくて
歌手のエリアンナさん
石塚慶生監督
『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」の監督
ライター 大原薫さん
『キンキーブーツ』のパンフレット製作に関わったり、一緒にLAに密着取材された方。
アコーディオン奏者 秦コータローさん
『罪と罰』で共演。そのわずか3カ月後に『キンキーブーツ』のローラを観た時の驚きをつぶやいてくださっている。
そして、「FNSうたの夏まつり」での春馬くんの「Fight for your heart」のパフォーマンス鑑賞後。
そして・・・
女優 深見 由真さん
『罪と罰』で共演。
フィットネストレーナー 上埜 雄毅さん
フィットネストレーナーで、プライベートでも春馬くんと親交があったそう。
ボイストレーナー 長谷川開さん
春馬くんのボイストレーナーをされていただけでなく、『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド』でも共演。共演中のつぶやきから。
そして追悼のインスタグラム。
俳優 東啓介さん
『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド』で共演直後のお誕生祝メッセージ。
のちに、雑誌のインタビューで春馬君へのリスペクトを語ってくださっている。
女優 MARIA-Eさん
『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド』で共演
子役 井伊巧くん
『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド』で共演
アートデザイナー 河原シンスケさん
タレント、俳優 ウエンツ瑛士さん
バラエティ番組で何度か春馬くんと共演されていたし、小池徹平さんを介しても交流があったのかな。
春馬くんがいなくなった翌朝のインスタライブで語ってくださった。
映画ライター 伊藤さとりさん
春馬くんの多くの映画の舞台挨拶で司会をされていたそう。
昨年の「映キャン!賞2021発表」というYoutubeでは13分あたりから映画ライターの皆さん(映画コラムニスト渥美志保さん、朝日新聞映画記者・石飛徳樹さん、映画パーソナリティ伊藤さとりさん、映画ジャーナリスト平辻哲也さん)で春馬くんのことを絶賛している。
日本映画観客賞第一位、ダントツで「天外者」とのこと。
「オステリア・ヴォーノ 」「ムロ・ルカーノ 」オーナー兼シェフ TADASHI SHIMADAさん
2019年には、篠原涼子さん、芳根京子さんと春馬くんでお食事していたのだとか。『ラスト♡シンデレラ』で共演した三人が、2018~2019年にはそれぞれ再共演していたものね。
イラストレーターであり作家 新井リオさん
「英語日記BOY」という英語勉強法の本を執筆されていて、春馬くんがその勉強法を参考にしていたそう。
俳優 山﨑将平さん
『ごくせん THE MOVIE』、『君に届け』で共演。
令和トラベル CEO Takaya Shinozukaさん
作詞作曲家 岡嶋かな多さん
春馬くんの楽曲「Fight for your heart」「YOU」「ONE」「Night Diver」を手掛ける。
殺陣の師匠 楠見彰太郎さん
春馬くんがいなくなった後の呟きから。
約1か月後の呟き
こちらは、大河ドラマ『青天を衝け』撮影後だと思われる。
所縁の方々が語る春馬くん像総括
まずは、春馬くんのことを語ってくださった所縁の方々に感謝したい。
春馬くんと会ったことの無い私などは、春馬くんと直接接した方たちの春馬くん像を見て聞いて、春馬くんがどんな人であったかをイメージしていくしかないのだから。
そして、皆さんの語る春馬くん像には、その根底に強く明確なものが流れていると感じる。それは、その方の春馬くんに対する”好意”というものだ。
皆さんのコメントからは、春馬くんへの”好意”と”愛情”をひしひしと感じた。
身近な人からもこんなにも愛されていた、ということを知り、それだけでも少し慰められる。
これまで所縁の方々のコメントを見ていくと、20代後半から30歳の春馬くんは、人間として完璧になってしまった感を受ける。
2020年1月の雑誌インタビューで、「俳優として今いちばん興味があることとは」という問いに対して、
と答えている。
誰にもわけへだてなく優しく思いやりにあふれ、常に周囲の人を気遣い、誰よりも努力家であり、太陽のように前向きで、他人へのリスペクトと称賛の言葉をかかさず・・・
たくさんの人たちに愛され、必要とされ・・・
もう十分すぎるよ、十分すぎるほど、より良く生きているよ、と春馬くんにそう言ってあげたくなる。
あの日以降、幾人か有名人の方々が亡くなり、その方達への追悼メッセージの中にその人を讃える記事やコメントが溢れると、
”亡くなった人を神格化しすぎている”という意見を目にすることがあった。
そのたびに、私も春馬くんについてその傾向は無いかと、はたと立ち止まり、客観的に見ようとしている。
でも、その神格化バイアスを差し引いて控えめに捉えたとしてもやはり、所縁の方々が教えてくださった春馬くん像は、私がこれまで見たことのない、聞いたことのない、出会ったことのないほどの、優しくて、純粋で、清らかで、思いやりに溢れてて、謙虚で、真面目で、一生懸命な人なのだ。
もちろん、私が見聞きしたものは、春馬くんのほんの一部であり、実際には見えないところもたくさんあるのは重々理解している。
春馬くんだって人間だもの、薄黒い感情が沸いてくることもあっただろうし、ネガティブなことを言いたいことも、不機嫌になりたいこともあっただろうと思う。
でも、それをひとに見せずにこんなにも美しくいた春馬くんに対して、新井さんの言葉をお借りして
生涯美しさを貫いた春馬くん。よりよく生きる、と志した春馬くん、それを貫いたことになるのかもしれない。
叶うことなら不死鳥のように蘇ってくれ
でも、本音を言ってしまえば、楠見師匠の
の願いに尽きてしまうのだ。
『罪と罰』でソーニャが唱えた「ラザロの復活」のように、
”そして死んだ者がよみがえったのです”と、
そのような奇跡が起きないかと思ってしまう。
でも、当然のこととしてそんなこと現実には起こるはずもなく
願っても叶わないことなのだとしたら、今私にできることは・・・・春馬くんが見せてくれたものに対して
もうそれしかなくて、
もうそれしかできないのだと思う。
これから動画配信サービスやミニシアターで、シネコンで、願わくば地上波の再放送で、春馬くんの作品に出会い新たに春馬くんに魅了される新しい未来のファンの方達がきっとたくさんいると思う。
その方達がもしかして、
Googleで「三浦春馬」と検索したとして、
ネットを漂ううちに偶然にも私のこの記事にヒットしたとして、
こんなにも優しくて愛すべき春馬くんを見つけてもらえたら・・・・
今回は、そういう想いで書いた
”春馬くんがどんな人であったのか知りたくて” シリーズ。
少なくとも読んでくださった方達の心には、
唯一無二の素晴らしい表現者としてだけでなく、
誰にもわけへだてなく優しく思いやりにあふれ、誰よりも努力家であり、太陽のように前向きで、他人へのリスペクトと賛美の言葉をかかさず・・・
たくさんの人たちに愛されてきた春馬くんが、蘇ってくれる、と願いたい。
それをかすかな希望にして、7月18日を迎えた。
天気予報は、晴れ。
今日は、澄み渡る空が見えるといいな。