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NFL知ったかぶり(2024年第10週 その1)〜接戦・激闘が続出した

全18週で争われる、米アメリカン・フットボールのプロ・リーグNFL。第10週が終わり、シーズンの半分強が経過した。

AFC・NFC、各カンファレンス4地区の優勝チームと、勝率上位2チームが進出するプレイオフに向けての分岐点となったWeek10は、接戦・激闘が続出した。これだからNFLは面白い。

32チーム中、4チームが休養“BYE“で、全14試合が開催されたが、うち7試合が3点差以内の決着となった。

口火を切ったのが、TNFのシンシナティ・ベンガルズ@ボルチモア・レイブンズ。AFC北地区のライバル対決。今シーズンのベンガルズは調子が出ないのだが、この試合では後半開始早々のTDで21−7とリード。しかし、リーグ・トップの強力オフェンスが火を吹き、レイブンズは3連続TDで28−21と逆転。残り1分49秒から攻撃再開したベンガルズは、4th&10まで追い込まれる。ここからQBバロウのパスが決まり始め、残り38秒でTDを決める。FG1点で延長戦かと思われたが、2ポイント・コンバージョンを選択、このパスが決まらず万事休す。レイブンズが35−34で辛勝。

同地区で今シーズン好調のピッツバーク・スティーラーズは、ルーキQBダニエルズの活躍もありNFC東で首位を走るワシントン・コマンダーズと対戦。スティーラーズ先行の後、コマンダーズが前半終了間際の素晴らしいドライブでTD、後半開始早々もTDを決め、24−14でリードし逃げ切るかと思われたが、残り2分22秒でスティーラーズが、WRウィリアムズのスーパーキャッチでTDし27−26と1点リード。反撃するコマンダーズだが、4th&9 at 50のパスプレイが、微妙な判定でファースト・ダウンならず。なんとか攻撃権再獲得を狙ったコマンダーズだが、4th&1 at WSH49(残り1:02)でスティーラーズはパント・フォーメーションを取らずに、ベテランQBラッセル・ウィルソンがディフェンスのペナルティーを誘う。ここでコマンダーズのルーキーDTニュートンが思わず突っかけてしまう。うなだれるニュートン、慰めるチームメイト。こういう劇的な終わり方もある。

これでAFC北はレイブンズ(7勝3敗)とスティーラーズ(7−2)のマッチ・レースに。NFC東は、フィラデルフィア・イーグルスが、QBプレスコットを負傷で失ったダラス・カーボーイズに34−6で完勝。イーグルス(7−2)とコマンダーズ(7−3)の争い。

ここまで全勝のディフェンディング・チャンピオン、カンサスシティ・チーフス。QBマホームズの調子は今ひとつだが、ディフェンスが好調。WK10では、私が注目しているデンバー・ブロンコスとの対戦。予想通り守備的な展開になり、ブロンコスがルーキーQBボー・ニックスの2本のTDパスで14点、チーフスはTD1本FG3本で15点、1点リードして最終盤へ。残り5分57秒から、ブロンコスは時間を消費しながら着実に前進しチーフス陣30YDまで侵入。残り1秒でFGユニットが投入され、ついにチーフスに土をつけるか。。。。と思いきや、まさかのブロックにあい失敗。チーフスは9戦全勝でプレイオフ進出当確、一方のブロンコスも5−5なので、まだ可能性はある。

(続く)


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