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NFL知ったかぶり(2024年第10週 その2)〜接戦・激闘が続出した

(承前)

チーフスが勝ち切る強さを見せつける一方、不振が続く49ers。昨シーズン(スーパーボウルでチーフスに敗戦)のリベンジを狙うのだが、ここまで4勝4敗で、プレイオフ進出できるかどうかも流動的というレベル。朗報は、昨シーズンのリーディング・ラッシャー、RBマキャフリーがようやく復帰したこと。Week10の対戦相手は、これまたNFC南で生き残りを図るタンパベイ・バッカニアーズ、ここまで4勝5はい。49ersはKムーディーがFGを3本失敗。今シーズンの不調を象徴するような展開だったが、20−20の同点で迎えた残り41秒からのドライブ。QBパーディーが4本のパスを連続で決め、敵陣26YDで残り3秒。ここで、Kムーディーが44YDのサヨナラFGを決め勝利

NFC西は、ニューヨーク・ジェッツに31−6で勝利したアリゾナ・カージナルスが首位だが6勝4敗。49ers含め、4チームが団子状態で、軸が見えない。

現地日曜日、最後のゲームSNFは、デトロイト・ライオンズ@ヒューストン・テキサンズ。NFC北とAFC南の首位対決。これまた面白かったが、荒れた試合になった。まず試合開始の第1シリーズで、ライオンズQBゴフのパスがインターセプトされ、テキサンズがTDしさらにFGで加点し10−0。ゴフは1本TDを返し、3点差と追い上げるが、FGで13−7とされた後、再びインターセプトを喫する。テキサンズはFGにつなげ、16−7とリード。さらにTDを決め前半は23−7、テキサンズの地力が勝っているように見えた。後半も、ゴフは2本インターセプトを献上し、結局この試合5INT。普通はテキサンズの勝利だが、第4Qにライオンズ怒涛の反撃で、最後はサヨナラFG。ライオンズは26−23で劇的勝利

テキサンズのQBストラウド、オフェンス・ラインのパス・プロテクションの問題に加え、トップ・ターゲットのWRコリンズとディッグスを負傷で失っている影響が大きいようにも見える。ライオンズのゴフには、ここぞという局面でWRアモン=ラ・セントブラウンがいる。この差が如実に出たのではないか。

それでもテキサンズは6勝4敗で、同地区2位のインディアナポリス・コルツ(4−6)とは星の差、実力双方で差があるように見える。ライオンズ(8−1)の方が、むしろトリッキー。ジャクソンビル・ジャガーズに12−7で勝ったミネソタ・バイキングス7勝2敗と好調、グリーンベイ・パッカーズも6−3としぶとい。今週の敗戦で4−5と黒星先行となり、オフェンシブ・コーディネーター解任、ルーキーQBケイレブ・ウィリアムスの起用についても色々意見は出ているが、シカゴ・ベアーズ(4−5)も侮れない。同地区内のつぶしあいを制する必要がある。

AFC東はバッファロー・ビルズが安定感を取り戻した感があり、8勝2敗。ライバルと目されたQBタガヴァイロアも復帰したマイアミ・ドルフィンズは、MNFでロサンゼルス・ラムズに勝利し2位のポジションをキープしたが、3勝6敗とビルズとの差が大きい。ビルズが地区首位は当確だろうが、来週のチーフス戦に注目。

最後に残ったNFC南だが、ベテランQBカズンズの頑張りもあり、アトランタ・ファルコンズが6勝4敗で首位。ただし、今週は地区最下位のニューオーリンズ・セインツに17−20で敗戦。第4Q、同点を狙った46YDのFGをKクーが外すなど、ちょっと嫌な負け方。この地区は、昨年同様9勝8敗が優勝ラインではないか。

Week10終了時点のプレイオフ予想

AFC
当選確実 チーフス、ビルズ
ほぼ確実 スティーラーズ、レイブンズ
優勢   テキサンズ
残り2枠 チャージャーズ ブロンコス > ベンガルズ コルツ ドルフィンズ

NFC
ほぼ確実 ライオンズ イーグルスとコマンダーズはWk11で直接対決
残り4枠 バイキングス ファルコンズ 49ers パッカーズ > カージナルス バッカニアーズ
 


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