プリンを食べる〜「サタプラ」のランキングをレビュー
子供の頃、井村屋だったと思うが缶入りのプリンを、進物品として時折頂いた。確か、小さなネジのようなものが付いていて、くるくる回して開けたと思う。進物は必ず水ようかんがセットになっていて、子供心に「なぜ全部プリンにしないのだろう」と思っていた。
モロゾフのプリンを食べることもあった。大き目の陶器の入れ物に入っていて、 高級感があった。ただ、カスタードの味が強く、私はあまり好きではなかった。
そして1972年、グリコが発売したプッチンプリンは衝撃だった。皿に出すための苦労が解消された上に、理想的な味だった。
以来、プリンは好きではある。滅多に買って食べることはないが、たまに食べたくなる。そんなつかず離れずの関係を保ってきた。スペインに旅行すると、ホテルの朝食のビュッフェに、日本のプリンそっくりのフランというお菓子がよく並んでいる。これを目にすると必ず皿に取る。その程度のプリン好きである〜どの程度かよく分からんが。
TBS土曜の朝の「サタプラ」(11月13日放送)、 私が贔屓にしている清水アナの“ひたすら試してランキング“は「プリン」だった。以前、同ランキングのジャムについて書いたので内容を確認すると、“私の好きな清水アナ“と表現していた。結構しつこい。
プリンのランキングとなれば試さざるを得ない、その程度のプリン好きである。1位がローソンで5位がファミリーマート。大岡山の駅に両方あるので、放送終了後、早速に買いに行く。「サタプラ」のランキングは結構影響力があるので、品切れの恐れもあったが、1位の「ローソン昔ながらのプリン」(185円)はかろうじて1個残っていた。5位の「ファミリーマート生とろプリン」(168円)はいくつか棚にあった。
早速試食する。「ローソン」は確かに“昔ながら“という感じで、卵の味が前に出ていて、かつ硬めの出来になっている。一方、「ファミマ」は生クリーム/牛乳が効いていて、現代的な味で高級感がある。食感は柔らかく、この2つは対照的なプリンである。私には「ローソン」の硬さがちょっと気になって、「ファミマ」に軍配を上げた。
ランキング4位は「ミニストップ」、近所にないので諦め、2位と3位を探す。コンビニやスーパーのスィーツの棚を見ることなど、こういう時しかない。3位の「オハヨー乳業新鮮卵のこんがり焼きプリン」(135円)を入手し、試食。皿に出すのに苦労したが、そもそも焼きプリンは出す必要があるのだろうか。味の方だが、その名の通り卵が感じられ、硬さもほどよい。“焼き“の必要性はよく分からなかったが、“昔ながら“の王道系では、「オハヨー」は「ローソン」の上、しかも50円も安い。
そして、“15年連続、日本で一番売れているチルドデザート“(森永HPより)、「森永乳業森永の焼きプリン」(141円)。「オハヨー」で懲りて、焼きプリンなのでカップから頂く。美味しい、“ほろにがカラメルソース“も良い。ただ、欠点のない優等生のような感じで、アピールする個性がない。前の3つは、“私を感じて!“と訴えかけてくるのだが、「森永」さんは積極性に乏しい。
結果、私のランキングは、同率1位「ファミマ」/「オハヨー」、3位「ローソン」、4位「森永」でした。
これでしばらくプリンとは離れた生活を送ることになるだろう。でも楽しめた、「サタプラ」、そして清水アナ、ありがとう!
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