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次女の帰宅〜ロンドンで起きたトラブル

次女は無事に帰宅した。厳重な監視のもと、ホテルの部屋から一歩も出ることができない生活を6日間過ごしたので、外の空気が新鮮のようだった。

今回の帰国は、綱渡りの連続だったようだが、ロンドンの空港で起きたトラブルを記しておく。

海外では、日本では考えられないような問題が起こる。次女はエジンバラ在住なので、今回は飛行機でエジンバラからロンドン・ヒースロー空港に入った。預けた荷物は一旦ロンドンで引き取り、検査証明等を提示してJALのカウンターで改めてチェックインの手筈だった。

乗り継ぎの時間は十分、フライトも特に遅れはなく着陸した。しかし、使える駐機スポットがなかったのか、1時間以上飛行機の中で缶詰となり、降機することができない。ようよう機外に出て、Baggage Claimのターンテーブルに向かった。まだ荷物が出てきていない、それどころか、待てど暮らせど荷物が出てこない。彼女の荷物だけではなく、フライトの乗客すべての荷物が出てこないのである。

時間は徐々に経過する、荷物をピックアップした後、電車に乗りJALが発着するターミナルに移動しなければならない。次女は係の人間に状況を話したらしく、JAL便の出発時刻まで2時間を切ったところで、「フライトに間に合わないといけないので、JALのターミナルに行って下さい。荷物はこちらでピックアップしてJAL便に乗せるが、間に合わない可能性もある」と指示された。

これを受け娘はターミナル間をつなぐ電車に乗ろうとするが、今度はなかなか電車が来ない。なんとかJALのカウンターにたどり着き事情を話すと、そこは連絡がついており、搭乗ゲートへと進んだ。荷物はまだ不明で、間に合わない場合は翌日の便に乗せるとのこと。

到着後はホテルでの隔離生活、荷物が届かないと結構大変なことになる。搭乗直前、荷物が確認できたらしく、JALのスタッフが娘に荷物が飛行機に積めたことを伝えてくれた。

この一連のトラブルの主たる原因はコロナである。イギリスでは、オミクロン株の流行で毎日10万人以上が感染している。ということは、感染者の濃厚接触者が毎日かなりの数で増加している。濃厚接触者認定されると、公的機関から連絡が来て、検査での陰性といったクリアランスが出るまでは外に出ることはできない。

したがって、出勤できなくなっている空港スタッフは相当数いることになり、空港の機能が大幅に低下しているのである。

イギリスのニュースサイトを見ると、荷物なしで帰宅するように指示されたフライトもあったようだ。ホリデーシーズン、次女同様に乗り継ぎの人も多くいる、大変な目にあっている人もいるだろう。

こうしたコロナ禍の影響によるスタッフ減という問題は、空港のみならず、様々な場所で起きていて、美術館の閉鎖、ミュージカルの休演などに加え、ITVというテレビ曲は、朝の看板番組「Good Morning Britain」の 放送を新年まで休止する


献立日記(2021/12/25)
ローストチキン(ピラフ詰)
サラダ
焼き穴子(下村


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