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コロナウィルス感染記〜今後の教訓に(その1)

8月7日放送のTOKYO FM「山下達郎のサンデーソングブック」、冒頭、山下達郎が自身のコロナ感染に言及し、「10日間、みの虫生活を送っていました」と話していました。

私も、「10日間みの虫生活」の体験者となりました。無事それも明け、妻も感染をまぬがれたようなので、将来に向けての教訓も含めて記録することにします。

ご存じの通り、再び新型コロナウィルスの感染が拡大しています。以前に記事にした通り、7月初旬、私は4回目のワクチン接種を実施。それもあって、私は「希望的観測」「正常性バイアス」にとらわれていました。

7月某日、のどに少し違和感があったのですが、軽いカゼの症状と同じ、発熱もなく「カゼかな」と思っていましたた。実際は、「カゼ」だと信じたかったのです。直近、会食したこともなく、感染を疑うような状況はなかったことも、自己判断を後押ししました。

1週間前に会食した相手がその2日後に発症、私はPCR検査を受けたが陰性。やはり、ワクチンの効果は絶大と思い込んでもいました。

妻が疑いの目を向ける中、私は「カゼだと思う」と言い張り、さほど感染防止の努力を行わなかったのです。

絶対的教訓〜コロナに関わらず、あらゆる感染症の可能性を認識した場合、すべからく同居人に配慮し、二次被害をもたらさないよう最大の注意を払うこと。仮に取り越し苦労に終わったとしても、人に迷惑をかけるより遥かに良い。

当たり前のことです。妻からは、こんこんと説教され、「60歳にもなって、こんな常識が分かっていない」、「本件は一生背負うように」言われています。

翌朝、熱はないけれど、のどの違和感と若干の咳が残っていたので、自宅にあった抗原検査キットで確認したところ、陰性でした。「やっぱりカゼだ」とほっとし、出社しました。しかし、妻は「帰りにPCR検査受けて来い」と指示して来たのです。

早めに退社し、駅の側にできたPCR検査所で検体を提出、結果は翌日。翌朝、出勤日ではなかったので、自宅にいました。妻は朝から外出、私も普通に生活していたのですが、結果が通知され、なんと「陽性」でした。早速、妻にLINEし、会社には感染としばらく在宅勤務になる旨、連絡したのです。

我が家には、私の書斎などという洒落たものはないのですが、2階のリビングに隣接した和室があります。妻からは、その室と1階のトイレ以外は、極力うろつかないように通達が出ました。さらに、「コロナに感染している可能性がある中、あの生活態度はいかがなものか」、「カゼと思っていたと言うが、カゼなら私に感染しても良いと思っているのか」と、通達に加え懲罰的な制裁が始まりました。

なお、私は言葉を発することはできないので、妻との会話はLINEを利用したチャットです。

教訓1、コロナに感染すると“黙“生活になるので、LINEなどチャットできるアプリが使えるようにしておきましょう。

和室は6畳で掘り炬燵になっているのですが、机上に自分のPC、会社PC、iPadを並べ、コンセントには各種チャージャーをつなぎ、iPhoneを手に籠城生活です。水の大きなペットボトル、晩酌用のキンミヤ焼酎とウィスキーも持ち込みます。重宝したのは、水筒。これに氷を入れ、水を補充します。

教訓2、夏場の隔離には水筒が有用です。

普段使わない布団を押し入れから出し、就寝のための準備も整えます。前日まで使っていた寝室は、妻が出入りする可能性があるので、原則立ち入り禁止となりました。

こうして、10日間の座敷牢生活が始まりました



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