ライブの記憶(6)〜2009年のエリック・クラプトン@ロイヤル・アルバート・ホール
この「ライブの記憶」は、私が初めて行ったコンサートから、時系列で記憶を呼び覚まして記録しておことういう思いで始めました。(前回はこちら)
今回は、ちょっとそこから外れてみます。2009年のエリック・クラプトンです。
理由は二つ。一つは、今年クラプトンは通算24回目の来日予定であること。ちなみに、日本武道館でのコンサートはすでに100回を超えています。もう一つは、今日記録するロイヤル・アルバート・ホール、ロンドンの会場ですが、今秋大相撲のロンドン公演が予定されている会場であることです。
2001年にロイヤル・アルバート・ホール、2006年に日本武道館でクラプトンを観ていました。そんなこともあり、2度目のロンドン赴任後、2009年のコンサートはあせってチケットを買っていませんでした。
ロンドンのコンサート・ホールは、行けなくなった人の再販チケット、関係者用に抑えていたチケットの直前放出を、チケット・サイトで普通に販売することがあります。したがって、ソールド・アウトの公演でもこまめにチェックしていると、チケットが突然現れ買えることがあるのです。
クラプトンの2009年アルバート・ホール公演も、良席は売り切れていたのですが、たまに思いついたらチケット・サイトにログインしていました。すると、コンサートの数日前に、ステージ前中央が1席出ているではありませんか。これは当然ゲットです。
そんな経緯で観たクラプトン、15年前、64歳のクラプトンをかぶりつきで観られたのは感激でした。今回の来日サイトによると、1990年代半ば以降、アコースティック・パートが定着したようで、このコンサートでも中盤に披露されました。クラプトンが弾くギターから、直接音が届いてくるようで、感動ものだったことをよく覚えています。
セットリストを改めてみると、“Lay Down Sally“、“Wonderful TonightT“といった私の好きなクラプトン作品、“Key To the Highway“、“Before You Accuse Me“などのブルースの名曲。コンサートのフィナーレは、"Layla“、“Cocaine"。アンコールはロバート・ジョンソンのカバーで、“Cross Road Blues“。
この時以上の満足感は得られないだろうと思ってしまい、以来クラプトンのコンサートには行けていません
*写真は自席から撮影したものです