NFL知ったかぶり(2024-25年プレイオフ その1)〜AFCを展望
いよいよ、NFLもポストシーズンに突入。今週末はワイルドカード・ウィークエンドである。私はDAZNの「NFL GAME PASS」で観戦して来たが、「NFL on 日テレジータス」(スカパー、ケーブルTVなど)でも、全試合が放送される。
今日はAFCのレビューと展望。
シーズン前、私は以下の通りの予想をした。
1番手グループ:チーフス、レイブンズ
2番手グループ:ベンガルズ、テキサンズ、ビルズ、ドルフィンズ
“穴馬“グループ:LAチャージャーズ、ジャクソンビル・ジャガーズ、インディアナポリス・コルツ、ブラウンズ、スティーラーズ、ジェッツ
スーパーボウル(以下、SB)3連覇がかかるカンザスシティ・チーフスは、予想通り第1シード(15勝2敗)でシーズン終了。最終戦は主力を温存する余裕。ボルチモア・レイブンズ(12−5)は、シーズン中盤は不安定さも感じたが、最後はすべて15点以上の点差で4連勝、強さを見せつけた。
バッファロー・ビルズ(13−4)はやはり強かった。マイアミ・ドルフィンズと拮抗するかと考え、2番手グループにしたのだが、ドルフィンズが負け越し(8−9)と期待外れ。チーフス、レイブンズ、ビルズが3強、QBマホームズ、ラマー・ジャクソン、ジョシュ・アレンの三国志、プレイオフ(以下、PO)の軸とするのが妥当だろう。
ドルフィンズと共に、残念な結果になったのがシンシナティ・ベンガルズ。開幕から3連敗、ディフェンスに課題があり、リズムが狂った。QBジョー・バロウはリーグトップのパスYD、最後は5連勝で9勝8敗、POへの望みを最終戦までつなげたが進出ならず。
ドルフィンズ、ベンガルズを退たのが、ノーマークだったデンバー・ブロンコス(10−7)。2015−16年シーズンにQBジョン・エルウェイを擁しSB制覇して以来のPO進出である。シーズン中盤からルーキーQBボー・ニックスがリズムに乗り始め、強力ディフェンスでもあり、これは面白いと注目してきたチーム。最終盤は勝ち切れず、PO進出をかけた最終戦の相手はチーフス。これは不運と思ったが、前述の通り駒を落としたチーフスに38−0で快勝した。
ブロンコスの相手はビルズ、番狂せがあるとしたらこのカードだと考える(賭け率〜Point spread〜では、ビルズの8.5点差以上勝利)。ブロンコスがもし勝てば、次の相手はチーフス(チーフスは、ワイルドカードで勝ち残った中の最弱シードと対戦)。レギュラー・シーズンの対戦(第1戦)では決勝サヨナラFGをブロックされ、2015年以来の勝利を逃したが、王者を追い詰めた。ブロンコスは、台風の目になる可能性がある。
ヒューストン・テキサンズは予想通り南地区優勝(10−7)で第4シードだが、勝負弱さが見え、3強とは差がある。対戦相手は、ロサンゼルス・チャージャーズ(11−6)。名将ジム・ハーボーをHCに迎え、チームが脱皮しつつある印象。QBジャスティン・ハーバートをテキサンズの強力ディフェンス陣が抑えられるか、テキサンズのQBストラウドをOL陣は守れるか(サックス数52は、リーグ2位の多さ)。面白い試合になりそう。スプレッドは、チャージャーズ優勢、スプレッド2.5点と拮坑している。
“穴馬“としていたが、あまりマークしていなかったピッツバーグ・スティーラーズ。ベテランQBラッセル・ウィルソンを生かしての10勝7敗は立派。2007年にHCに就任したマイク・トムリンは、未だシーズン負け越しがない。ただし、シーズン終盤は4連敗、POで対戦するレイブンズには17−34で完敗。旗色は悪い。レイブンズの穴は、リーグで下から2番目のパス・ディフェンス。終盤は安定してきたので大丈夫だとは思うが。スプレッドは、レイブンズの10点差勝利。
スケジュール(日本時間)は以下の通り。
1月12日(日)
6:30AM チャージャーズ@テキサンズ
10:00 スティーラーズ@レイブンズ
1月13日(祝日)
3:00 ブロンコス@ビルズ