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NFL知ったかぶり(2024年第6週 その1)〜3分の1終わったAFC

今シーズンの米アメリカン・フットボールNFLも、約3分の1終了。各チーム5〜6試合を消化した。まずはAFCの様子を見てみよう。

順位表を見ると、シーズン当初に首位予想したチームがトップに並んでいる。

東はバッファロー・ビルズ、北ボルチモア・レイブンズ、南ヒューストン・テキサンズ、西カンサスシティ・チーフスである。

今年のNFLは波乱の展開との印象だったが、順位表をあらためて見ると、予想通りの展開だが。。。

5勝0敗の昨季チャンピオンのチーフスは、順当である。レイブンズは初戦チーフスは仕方がないとして、第2戦LAレイダーズに不覚を取り2連敗のスタートとなったが、その後は順調に4連勝。新戦力のRBデレック・ヘンリーも現在リーディング・ラッシャー。やはり、この2チームが軸になっているのは、当初の見立て通り。

私は2番手グループとして、シンシナティ・ベンガルズ、ヒューストン・テキサンズ、バッファロー・ビルズ、マイアミ・ドルフィンズを挙げた。この辺りから、変動要因が多々発生している。

まずテキサンズは、予想以上に強い印象。2年目のQB CJ・ストラウドは好調を維持、ファースト・ターゲットのWRニコ・コリンズは、リーディング・レシーバー。そのコリンズを欠いても、ペイトリオッツに完勝。そして強さの源は、被獲得YDでリーグ3位の守備力にもある。

問題は残りの3チーム。ドルフィンズは、主力QBタゴヴァイロアが脳震盪で負傷者リスト入りし、現状2勝3敗と苦しんでいる。ベンガルズも2勝4敗、負けた試合はすべて7点差以内と、守備陣の問題があるのか、なにかかみ合っていない印象。

ビルズは、開幕3連勝と好調な滑り出しだったが、レイブンズ、テキサンズに連敗。Wk6のMNFはNYジェッツのホームでの対戦。ちょっと心配されたが、予想通り。23−20で勝ち切ったものの、ジェッツの2度にわたる勝ち越しFG失敗(風の影響もあったが)、要所要所での反則と相手のミスで勝ちを拾った印象。ビルズ側も反則が多く、ちょっと雑な試合で、ビルズはまだクエスチョン・マーク。来週はテネシー・タイタンズ戦。ジャクソンビル・ジャガーズと共に、1勝しか出来ていない相手なので、立て直したところを見せられるか。

シーズン序盤でヘッド・コーチを解任するも、ビルズに敗れたジェッツ。QBアーロン・ロジャースが復帰、ディフェンスの頑張りもあり2勝1敗の滑り出しで、ちょっと期待していたのだが、ビルズ戦含め3連敗で2勝4敗となってしまった。

一方で、予想外の健闘を示しているのが、4勝2敗とレイブンズと並んで首位のピッツバーグ・スティーラーズ。先発QBとなったジャスティン・フィールズはまずまずだが、失点でリーグ2位、被獲得YDで8位の強力ディフェンス。ただし、シーズン後半に強豪チームとの対戦が控えている。

もう1チーム、デンバー・ブロンコス。最下位と予想したが3勝3敗。このチームもディフェンスが、失点/被獲得YDともリーグ4位。ルーキQBボー・ニックスの成長次第では、台風の目になる可能性もある。

さて、11月5日のトレード期限に向けて、各チームの動きが出ているが、去就が注目されていたラスベガス・レイダーズのWRダヴァンテ・アダムスはジェッツに移籍となった。アーロン・ロジャースとのコンビが復活、ジェッツの巻き返しなるか。

ビルズはクリーブランド・ブラウンズから、30歳のWRアマリ・クーパー獲得。1勝4敗と不振のブラウンズ、交換に来年のドラフト3巡目・7巡目を得た。ブラウンズの今シーズンはどうなるのか、クーパーはビルズに付加価値をもたらすのか。


結論から言うとチーフスが一歩リード、それを追うレイブンズとテキサンズ。3番手集団はまだ混沌としているAFCの状況である


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