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「天一」自由が丘店〜若鮎が泳ぐ夏の天ぷら
てんぷらの名店でコースを頂くのは勿論良いが、お腹に重くなってきた。最近は、お好みで数点、軽く食べるのが丁度良い。
近所で使い勝手が良いのが、「銀座百点」をピックアップした、「天一」自由が丘店。小体の支店でカウンターは10席強、料理人から季節のものを美味しく食べさせようという意欲が感じられる。 妻とのランチで、定点観測しようと思っているが、お酒なしでは行きたくない。
延長していた緊急事態宣言がようやく明け、7月4日に「天一」を訪れた。結果的には、緊急事態宣言の合間をぬって、夏のてんぷらを楽しんだこととなった。
いつものように、海老からスタート。てんぷらは基本塩、大根おろしは天つゆに浸し、口直し兼酒肴として食べる。そして、夏の味、若鮎。写真のように、鮎は皿の上を泳いでいた。いつでも外せないメゴチは、立派な太さ。そして、夏の烏賊はアオリイカ。「中はほとんど生で揚げています」と料理人、口に入れるともっちりとした弾力、そして香りが良い。
野菜を少しはさみ、子持ちのシャコ。これまた、独特の食感と複雑な味わいで素晴らしい。最後は、かき揚げで小天丼。「タレはなしで」とお願いすると、「天バラにしてお出ししましょうか」と。もちろん、イエスである。
崩されたかき揚げと、ご飯が一体となり、ゴマと細かく刻んだ青じそがほんの少し混ざっている。サクサクの衣とご飯、小エビと薬味の清涼感のハーモニーが最高!
緊急事態宣言は8月後半までなので、次の訪問は秋口か。それまでに、コロナも落ち着いてくれることを祈る