今日も名居酒屋でランチ〜神田美土代町の「みますや」創業明治38年
午後一番で、研修会が神田であった。神田と一口に言っても、住所に神田という地名が含まれる地域は、広範囲にわたる。私が行く場所は、オフィスからなら地下鉄丸ノ内線淡路町駅が最寄り。
こうした時は、できるだけその近く、つまり通常は行かない場所でランチにしたいところ。しかも、その地域は2014年から7年間働いていた場所でもあるので、懐かしい店も多々ある。
最初に思いついたのが、エビフライなど洋食の名店「レストラン七條」。ところが。。。なんと長年界隈で愛され、開店前から行列ができていたこの店が移転!! しかも、その場所が三鷹!!(店主ご挨拶)三鷹が生活圏の方々、羨ましい!
それではと、前日に続いて居酒屋の名店でランチ、「みますや」に行くことに。創業が明治38年、1905年。どんな時代かというと、夏目漱石が「吾輩は猫である」の連載を開始、日露戦争が終わりポーツマス条約が結ばれた年。
もちろん居酒屋として夜行ったこともあるが、定期的に通うランチスポットでもあった。
入り口には古風な縄のれん、これをくぐって引き戸を開けると、左手にテーブル、右手に小上がりの座敷。映画ではないが、タイムスリップした感じの空間。時代が憑いている。
そしてここのランチがユニーク。奥の大テーブルにおかずが並ぶ。アジフライなどの揚げ物、焼き魚、魚の煮付け、時には生しらすなどもある。この中から一品と、隣に並ぶ小鉢から一品を自分で選んでお盆に乗せる。もちろん、沢山とっても構わない。それだけ課金されるだけである。
厨房のカウンターに出されたお味噌汁を取り、お金を払う。そこでご飯をよそってもらうのだが、お茶碗、丼、どちらでも同じ値段。
そして席について頂く。お茶はテーブルにあるので、こちらもセルフである。
料理はどれも居酒屋のメニューとしても成立しそうなもの、並ぶものは日によって違う。
私が特に好んだのは白身魚のフライ。この日は運良く並んでいた。小鉢では肉豆腐が絶品なのだが、出ていない。ぜんまい煮を選択。カウンターに生卵があったので、これも取る。いわゆるトッピングである。
そう言えば、これから研修で会社に戻る必要はない。これ幸いとビールを注文し(ほとんど意味不明だが)、ご飯は少なめお茶碗で。
食事は卵をつけて900円、ビール大瓶650円、計1550円を払う。丸の内周辺では、ラーメンでこれくらい取る店があるが、流石神田である。
ABEMAで配信中のドジャースvsパドレスをiPhoneで観ながら、ビールと共に魚フライ、そして卵かけご飯。こんな贅沢はなかなかない。そう言えば、今日の研修のテーマは「不正・不祥事」だった。
食事を終え、コンビニでコーヒーを買い、気を取り直して研修会場に向かった