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米フットボールNFLのWK13〜あまりに色々あったのでレポートします

米アメリカン・フットボール、NFLについては先週全体の3分の2が終了したということで、プレイオフ(以下、PO)進出についての展望を書いた。次はシーズン終了後、PO進出チームが決まったところでPO展望を書こうかと考えていた。

ところがWeek13、あまりにも色々あったので記録しておくことにする。なぜNFLがこれほど面白いか。基本的にチームの実力が拮抗しており、どう転ぶか分からないところがポイント。今週も接戦、そして番狂せが。さらにシーズン終盤に入り、怪我というファクターにも要注意。

WK13については、私がPOでのNo.1シード有力と予想したカンサスシティ・チーフスとフィラデルフィア・イーグルスが、1回戦不戦勝に向けて足場固めする週だと考えていた。

最初のアップセットは、イーグルスがホームで49ersに完敗し、シーズン2敗目(10勝)を喫した一戦。49ersはNFCもう一つのNo.1シード候補なので負けることはあり得るとの予想だったが、イーグルスの内容が悪かった。逆にNiners(9勝3敗)の株が上昇し、トップ争いが面白くなった。しっかりと勝利し、前週の負けを引きづらなかったデトロイト・ライオンズ(9−3)も忘れてはいけない。

この負けはまだしも、続いてチーフスがグリーンベイ・パッカーズに敗れ8勝4敗。チームそしてTEトラビス・ケルシー応援の為に、テイラー・スイフトが敵地ランボーフィールドまで応援に来たのに。。。ライバルのマイアミ・ドルフィンズは順当に勝ち同じく9−3と並ばれた。パッカーズはQBラブが機能しディフェンスも良く6−6まで星を戻した。AFCはBYEのボルチモア・レイブンズ(9−3)含め、1番シード争いがワイドオープンになった。

そしてマンデイ・ナイトのシンシナティ・ベンガルズvsジャクソンビル・ジャガーズ。QBバロウを怪我で失い今季はダメかと思われたベンガルズが、延長戦をものにし6−6。ジャガーズは8勝4敗だが、QBローレンスが試合の終盤に足首を痛め退場。倒れた際、グラウンドを叩き、ヘルメットを投げつけるという態度を見せていたので、かなりシリアスではないかと懸念する。現時点での報道では、手術の必要はないとのこと。同地区のライバル、インディアナポリス・コルツとルーキーQBストラウドのヒューストン・テキサンズがしっかりと勝ち切り、両者とも7ー5。

ワイルドカード(以下、WC)は予想通り混沌。有利なポジションと思っていたピッツバーク・スティーラーズは今季2勝しかできていなかったアリゾナ・カージナルスに敗れ7−5。負けたことに加え、QBピケットが負傷。WK14は欠場のようで、今後が気になるところ。クリーブランド・ブラウンズはQBをベテラン38歳のフラッコに替えたが敗戦で同じく7−5。上記のコルツ、テキサンズ含め7−5で4チームが並んだ。

NFCのWC争いも、ダラス・カーボーイズは勝ち9−3と当確ランプ点灯直前。WK14の同地区イーグルス戦の結果如何では地区優勝の目も出てくる。ダラスに敗れたシーホークス、今週勝利のロサンゼルス・ラムズ、BYEだったミネソタ・バイキングス、南地区で首位を狙うアトランタ・ファルコンズが6−6で並んだ。

WK14のカードを見ると、上記のイーグルスvsカーボーイズのほか、チーフスはバッファロー・ビルズ(6−6)、49ersは同地区のシーホークス。それ以外の試合も甲乙つけ難いマッチアップで面白そう!


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