不思議なラーメンを食べた〜下北沢「純手打 麺と未来」
本多劇場の公演前、ランチを食べることに。下北沢はよく知らないので、ネットで検索する。カレー、ラーメンが多く出てくるが、できれば両者以外にしたい。
台湾料理「新台北」が気になったので、ランチの魯肉飯を食べようと向かった。が、閉まっている。どうするか、ラーメンにシフトし、ネットで上位に来る「純手打 麺と未来」に向かった。12時過ぎ、雨が降っているにもかかわらず、10名ほどが待っている。他を探すのも面倒なので、列の後ろについた。
思ったほど回転は良くないが、ようやく券売機までたどり着く。選んだのは、この店の基本と思われる塩ラーメン。麺は、手打ちと細麺が選べるが、当然に手打ち。そして、ワンタン好きとしては、海老ワンタン麺にする。
出されたラーメン、きれいに澄んだ、見るからに美味しそうな塩スープにワンタンが浮かぶ。スープをすすり、ワンタンを一口食べ、その下の麺を箸で掴んだところびっくり。ラーメンに太麺というものがあるが、ここの麺は太いというより“うどん”しかも短い。
ただ、口に入れると、間違いなくラーメンの香りがする。うどんではなく、これはラーメンの味である。手打ちでモチモチの麺は、のどごしではなく、粉の味と食感を楽しむものである。ん、それは本当にラーメンなのか? “未来”のラーメンはこうなのか?
昨年のM1、優勝したマヂカルラブリーについて、「これは漫才か?」という論争が巻き起こった。そして、ここ「麺と未来」は、「これはラーメンか?」である。これまで様々なラーメンを食べてきたが、最も不思議な「ラーメンと定義できるのか?」という一杯であった。
この特殊な“未来の麺”がこの店の特徴なのだが、特筆すべきはスープだと思う。塩スープは、嫌な風味・雑味が全く感じられないスッキリした味で、永遠に飲んでいられる味である。
次回来店するチャンスがあったら、、、、、、細麺で食べたいな
献立日記(2021/9/11)
歌舞伎座での芝居見物前に外食@「カンティーナ シチリアーナ」
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