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今日は何の日〜1月27日 国旗制定記念日

今朝、いつも通り都営三田線日比谷駅を降り、1番出口から地上に出て、歩き始める。馬場先通りを挟んで反対側のビルの入り口に日の丸が掲げられている。えっ、今日は祝日? 間違って会社来たか? もちろん、そんなことはない。

さらに、勤務するビルに向かって歩いていると、三菱一号館の入り口にも国旗が。さらに、三菱ビルの入口では、警備員の方がまさに国旗掲揚を行なっている。

今日は、何か特別の日なのか。こういう時にインターネットというものは便利である。すぐに判明した。1月27日は国旗制定記念日、1870年(明治3年)、旧暦のこの日に、明治政府は日の丸を国旗とする布告を発出し、デザインと規格を示したらしい。

どれほどの人が、この記念日を認知しているのだろうか。

元は内閣府の所管の一般社団法人国旗協会というものがあり、そこがこの記念日を決めたらしい。ただ、検索してもヒットせず、何をやっているのかよく分からない。Wikipediaによると、<国を象徴する国旗の正しい理解と普及を目的に掲げている>と書かれている。

実在するのか気になったが、国税庁の法人番号公表サイトには掲載されていた。住所は、千代田区丸の内3−2−2、まさしく前述の地下鉄出口を出て、通りを挟んで反対側のビルである。

もしかしたら、国旗協会の唯一最大の仕事は、1月27日に際し、丸の内村を中心とする周囲のビルにかけあって、「1月27日は祝日ではないのですが、私共が定めた国旗制定記念日なんです。日の丸を掲揚して下さいね、お願いしますよ」と働きかけることなのではないだろうか。

なお、内閣府のホームページ内を検索しても、国旗協会は出てこなかったが、「国旗及び国歌に関する法律」というものが見つかった。

この法律は意外に新しく、平成11年(1999年)8月9日に成立している。当時、私はロンドン在住だったのだが、日本ではそれなりに話題になったのだろうか。当時の小渕総理の談話が掲載されており、国旗も国歌も、<長い歴史を有しており、既に慣習法として定着していた>が、21世紀を目前に成文法で規定されたことは、<誠に意義深いものがあります>と語っている。

ここには、国旗制定日とか、明治政府の布告については、何も触れられていない。そうすると、国旗制定日は8月9日にすべきなのでは、などとくだらないことを考えてしまった。

そう言えば、私が小学校の頃、卒業式などの行事の際、学校の講堂には大きな日の丸が掲げられていた。卒業式で、証書を受け取るため、登壇した生徒は国旗に対し一礼し、中央に進み、校長先生に一礼した後、賞状を受け取っていた。私は担任教師に対し、「なぜ国旗に対して礼をする必要があるのか。そんなことはやりたくない」とごねた。

そんなことも思い出した、国旗制定日だった

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