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吉野家有楽町店は“秋の牛丼祭“で行列〜そしてロンドン・香港のランチ事情少々

10月9日から吉野家では“秋の牛丼祭“、牛丼・牛皿などが100円引き。オフィスから一番近い吉野家は有楽町店、改札脇にあり、吉野家の店舗の中でもトップクラスの売り上げと、どこかで耳にしました。

2日目の10月10日、物好きの私は、どんな様子か覗きに行きました。11時40分に到着、普段はこの時間はスッと入店できるのですが、流石“牛丼祭“、店先には10名ほどの行列。最後尾につきましたが、回転が早いのでほどなく入店、牛丼アタマの大盛とサラダセットを注文しました。

通常、牛丼並は498円、アタマの大盛は630円と、132円差。これが100円割引なので、いつもの並盛りの値段近くで贅沢なアタマの大盛が食べられるわけです。私の隣に座った男性も同様の発想でしょうか、やはりアタマ大盛を注文していました。

私は食べながら、ロンドン・香港でのランチのことを思い出していました。

ロンドン・シティーでの勤務が始まり、最初にぶち当たるのはランチ問題でした。正確には、1996年の赴任当初は、社員食堂がありました。そこでは定食が2−3種類(一つは和食)、サラダバー、常にあるカレーライス。奥様が日本人というシェフが作る和食メニューは、時折変てこなものが登場しましたが、概ね許容範囲。値段もリーズナブルで、しばらくはそれで問題なく過ごせました。

しかし、日本における金融危機の波をモロに受け、社員食堂はイの1番にコスト削減の対象になり、廃止されました。以降は、基本デスクランチ。外で買ってきて会社の自席で食べるわけです。

ロンドンと言えばサンドイッチ、確かに種類は豊富。イタリアのパン、フォカッチャにチキンとバジル・ソース(ペスト)を挟んだものも美味しかった。それでも、毎日は食べられません。日本人としては、温かいものを口にしたい。

オフィスの近くにパスタのテイクアウトの店がありました。スパゲティ・ペンネなどパスタの種類とソースを選び注文、店内で調理された温かいものが出てきます。ただし、パスタはあらかじめ茹でられているので、アル・デンテからはほど遠い状態。それでも、慣れというのは恐ろしく、口に馴染んできます。たまに日本からの出張者に食べさせると、「よくこんなもの食べてるな」と言われていました。

こうして、色々バリエーションを考えるのですが、やはり限界があります。時折、「あぁ、ここに吉野家があれば、ランチ・ローテーションが楽になるのに」と考えたものです。

香港に移ると、事情はガラッと変わりました。やはり食の街、中華・和食・洋食、豊富な選択肢がある上に、オフィスのそばに吉野家がありました。日本とは微妙に違うメニュー構成、牛肉はオージービーフと言われていましたが、ロンドンからやってきた身には十分です。

それでも、帰国後は御茶ノ水で勤務、ランチ事情は最高で、「やっぱり日本が一番」と思った次第です。

そして、今は“秋の牛丼祭“です。めでたいめでたい、しかも食べながら見ていたドジャースの試合(10月10日)、こちらもめでたいめでたい


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