見出し画像

ガイ・リッチー監督を追って〜「ロック、ストック&ツー・スモーキング・バレルズ」

ガイ・リッチー監督「キャッシュ・トラック」、なかなか面白かったことから、彼の長編映画監督デビュー作品「ロック、ストック&ツー・スモーキング・バレルズ」について「観てみようか」と書いた

そうしたところ、 <痛快なので、ぜひ観て欲しい>とのコメントを頂き、早速鑑賞(U-Next)した。

1998年公開の作品、「キャッシュ・トラック」の主演、ジェイソン・ステイサムを含む若者4人組、一攫千金を狙うもドツボにハマる。起死回生のために、隣人の犯罪計画を利用することに。。。。(4人組のひとりの父親、バーを経営するのがスティング!)

主人公組と、複数の犯罪集団が見事に絡まりあいテンポの良い群像劇を展開し、二転三転のドラマを繰り広げる。バックグラウンド、内容はダークなものだが、コメディ・タッチの作劇に、重苦しい空気を感じることなく、“痛快“に観られる映画である。

この映画観ながら、同じイギリスの裏社会を舞台とするTVシリーズ、2013年から放送されている「ピーキー・ブラインダーズ」を思い出した。「ピーキー」は時代が19世紀、ドラマもバリバリのギャングの話だが、なんとなく共通する世界観を感じる。

観賞後、共通点がないかチェックしたところ、衣装デザインのステファニー・コリーが両方の作品で担当している。さらに、「ピーキー」の主人公はキリアン・マーフィーが演じているが、ジェイソン・ステイサムが有力候補だったらしい。

「ロック〜」が好みの方は、「ピーキー・ブラインダーズ」も楽しめると思う。

ところで、「ロック、ストック&ツー・モア・スモーキング・バレルズ」というタイトルについて、「キャッシュ・トラック」に関する記事の中で、“もうちょっとマシな邦題にできなかったの?“と書いた。

調べてみると、Lock=点火装置、Stock=銃床、Barrel=銃身と銃の各部の名前で、映画において重要な位置を占める2挺の銃を表している。

また、“lock, stock and barrel“で銃が構成されることから、「一切合切」という意味の成句となる。また、LockとかStockは、映画に登場するモノに色々関連しそうな言葉である。

とまぁ、様々な意味を含んだフレーズではあるが、日本人にはピンと来ない。例えば、「全ては2挺の銃によって。。。」なんて言うタイトルはどうだろうか


献立日記(2021/10/26)
鶏の半身焼き(五反田「信濃屋」
トマトとグリーンリーフのサラダ〜中華ドレッシング
煎り銀杏



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?